「変形性膝関節症」
54歳女性2005年4月6日
54歳女性2005年4月6日
茨木市在住
関節の痛みが始まったのは、1995年のお盆前のことです(当時44歳)。初めの頃は、「少し膝が痛いな?どうしたのかな?」という程度でしたので、「そのうち良くなるだろう」と簡単に思っていました。
ところが、お盆明けに出社した会社のトイレ(和式)で、しゃがむ動作に、思いがけない痛みを感じて、会社の帰りに、自宅近くのK病院に行きました。関節の様子と、脚気の具合を診ての診断結果は、「老化現象でしょう。」ということで、湿布薬をたくさんいただいて帰りました。44歳で、早くも老化現象とは・・・と情けない気持ちでしたが、痛みは現実です。
しかし、痛みを鎮めるための湿布薬は、日を重ねても効き目はなく、膝の痛みは増すばかりで、パンパンに腫れてしまい、熱まで感じます。腫れた膝をさわると、さらがフニョフニョと浮いて動くのには驚きました。当然、階段の昇降は、痛みで辛く、ひどい時は、10cm程の段差でさえ辛く感じます。
K病院ではだめだと思った私は、一週間後、どこで治療を受ければいいのか迷いつつ、以前椎間板へルニアでお世話になったM整骨院へ、相談に行きました。結局、膝に水がたまっている状態になっていましたが、水は抜かない方がいいとの事で、通院するようになりました。しかし、治療を受けた時は少し楽になるものの、一進一退というのが現状でした。
M整骨院へ通院するようになって、2ケ月たった10月末頃、会社の人に松本医院を教えてもらいました。松本医院では、初め漢方薬だけでしたが、間もなく漢方と併せて鍼治療を受けるようになり、徐々に快方へと向かいはじめているのを感じるようでした。
飲み始めの漢方薬は、ドブ色で、臭いもひどくて、苦労しましたが、すぐに慣れることができました。2番煎じ、3番煎じはお茶代わりに飲み、旅行する時は、日にち分を大鍋で煎じた後、鍋を替えて煮詰めていき、ペースト状になったものを、広口ピンに入れて持って行きました。とにかく、関節痛を治すためには、漢方を続ける事が大事との思いでした。
漢方薬を始めて、年を重ねるごとに、少しずつ小走りが出来るようになり、跳躍の真似事までできるようになりました。5年程で漢方はやめましたが、10年経った今は、無茶をしない限り、日々の暮らしに支障を感じることは無く、普通に生活できるようになりました。
松本先生、鍼の織田先生、松本医院を教えてもらった会社の人には、感謝の気持ちでいっぱいです。