「喘息が良くなってきた」
33歳2016年8月14日
33歳2016年8月14日
平成13年12月末初めて松本漢方クリニックを受診しました。その日は付き添いで来ました。ふと待合室を見渡すと「喘息も治る」との文字が見えました。急いで、受付で聞いたら、一度先生に診てもらってくださいと言われ、私も一緒に受診することになりました。これまで、喘息は一生付き合っていかないとダメと言われ、症状が出てなくても吸引をしてくださいと言われていました。28歳で喘息になりその半年後くらいから、急に背中が痛くなり、レントゲン、CTを撮り、肺の細胞採取する検査も別の病院で行い、好酸球性肺炎と診断されました。アレルギーからくると言われ、ステロイドをまず大量投与され、それから徐々に減らすという治療法でした。でも、3、4ヶ月でステロイドを止めると1ヶ月後には再発して、また投薬の繰り返しを3年間くらいしました。顔は副作用でムーンフェイスでした。
「この病気は、今のところ投薬の期間に正解がありません。今良くなっても、ステロイドをピタッと止めたらまた再発するかもしれない。」と言われた時は絶望的でした。松本漢方クリニックを受診し、これまでの経緯を当時は担当の若先生に話しました。横で院長先生が「好酸球性肺炎なんて病気は医者が勝手に作った病気や。そんな病気はないっ。」と言っていました。「ステロイドはすぐに止めると怖いから、2週間後に止めてまた連絡ちょうだい。」と言ってもらい、煎じ薬と漢方の粉薬とアシクロビルを処方され帰りました。正直金額にはビックリしました。でも、これで治るなら安いかもしれないと希望が芽生えました。
飲み始めて半月の間に猛烈な頭痛に2回ほど襲われました。先生に聞いたらリバウンドと言われました。それから2ヶ月間大変でした。お腹を下したような症状がずっと出て、体重も減るし、体力もだいぶ落ちました。身体がしんどくて、これがリバウンドかと確信していたので、大変でしたがこの症状でまだマシかなと思い我慢できました。
後半はリバウンドもだいぶマシになり、3月上旬頃には落ち着いていました。肺の状態がちょっと気になっていたので、前にかかっていた病院の受診日(2月)に、毎回撮っていたレントゲンを撮ってもらいました。そしたら、「異常なし。」と言われました。「ステロイドでないと絶対治らない。」と言われていた好酸球性肺炎が再発してなかったのです。ステロイドを絶って1ヶ月経っていたので、天にも昇る気持ちでした。正直ちょっと大丈夫かな?と不安でしたがこの治療法は大丈夫だと確信しました。
でも2月末に風邪をひき、別の病院でレントゲンとCTを撮ると肺炎が再発していました。すぐに松本先生に電話したら、アシクロビルを飲むように言われました。咳も治り、4月か6月くらいにはアシクロビルを止め、漢方だけになり喜んでいました。でも、9月くらいからまた背中の痛みが再発し、またアシクロビルを飲み始めました。薬が嫌いなので、また増えたことが本当に嫌でした。
それから年が変わり担当も院長先生に変わり、「アシクロビルの量が少ない。」と言われ増やされました。1日12錠のみ、調子が良くなってきたら10錠にしてみたりと調整して飲みました。漢方治療をしてから1年以上経った平成15年4月頃、左瞼が赤いなぁーと思い始めだんだん痒みが出てきました。特に気にしてなかったけど、夏の終わりくらいには無意識に掻いていたからかどんどんひどくなっていきました。松本先生に診てもらったら、アトピーと診断され、赤と黄色の塗り薬を追加で処方されました。
良くなったり、掻いてまた悪化したりの繰り返しでしたが、やっと喘息が良くなってアトピーに移行しているんだと思ったら苦ではなかったです。でも、特に検査もせず見ただけだったのと、左瞼だけだったので本当にアトピー?って思っていました。喘息は最初に比べると良くなってはいましたが、喘息の発作がたまーに出ていたし、お薬を飲み忘れるとまだしんどかったのでまだ喘息の薬は手放せませんでした。
11月に別の治療で全身麻酔し、その時の薬の影響とも知らず、瞼が悪化し、どんどん広がりお岩さんみたいになりました。家族から「松本漢方クリニック以外の病院を受診してちゃんと治療してほしい。」と言われ、アレルギー科を受診しました。そこでは「見たことない症状」と言われ、労災病院を紹介され、「もしかしたら皮膚ガンか大藤病かもしれない」と言われました。正直もし皮膚ガンだったら松本先生を恨んでいました。でも、労災病院で細胞を採取して検査したところ、アレルギーとの診断でした。ステロイド治療をすることですぐに良くなると言われました。漢方の治療をしていたことを話すと、それでもいいが、ステロイドを使わないデメリットもわかった上で判断してほしいと説明されました。
検査結果が出るまで、大藤病との診断でその治療の塗り薬が合わず顔面は真っ赤に腫れ、身体も半分くらい真っ赤で痒みが凄く、長期的に赤いままだと色素沈着して跡が残るかもしれないリスクを聞き、顔でそれは困るのと痒みに勝てず渋々ステロイド治療を選びました。
もちろんすぐに良くなり、松本先生に「良くなっているから手記書いて。」と言われました。手記は書く資格がないと思い正直に話しました。すごく悲しい顔をされ、「自分が苦しむだけだ。そんなことされると本当嫌になる。」と言われたことは忘れられません。
赤と黄色の塗り薬に移行して、ステロイドはもう使わないと約束しました。でもちょいちょい出てくる赤い出来物が出るたびに漢方の薬を塗ると次の日悪化したので、家族からは「ステロイド塗って。」とお願いされ、塗るとすぐに良くなるので先生には内緒でこっそり塗っていました。私は、漢方治療に専念したいのに、これを乗り越えたら治ると思うのに、周りが反対して、先生に相談したくても、「他の病院に行って。」と言われるだけだと思うので、解決策も相談出来ないことが本当に辛かったです。
また、妊娠したかもしれないと思い、「今飲んでいる薬は大丈夫なのか?」と聞いたら、「妊娠確定したら全部止めて。」と言われました。「喘息が出たらどうしたらいいか。」と聞いたら、「他の病院に行って。」と言われました。
とりあえず、妊娠したかもと思ったその日からアシクロビルは止め、粉薬もちょっとずつ減らしました。ちょっと肺の痛みがチクっとあっても、子どもの為と思ったら我慢できました。喘息の粉薬も2日に1度、3日に2度、1週間に1度とかなり減らしても平気になりました。煎じ薬は毎日飲んでいましたが、量を少し減らし調節しました。その間、右足や右腕にプツプツができ始め、どんどん痒みは身体中に広がり、右腕はヒリヒリしていました。受診すると、ヒリヒリはヘルペスと言われ、アシクロビルの塗り薬とアトピーの煎じ薬と抗生物質を処方されました。アシクロビルの錠剤を今飲んでないと伝えると飲むように言われました。幸い、ちょっと残念でしたが、今回妊娠はしてなかったので、また飲み始めました。すると、ヒリヒリは取れたけど、右腕や脇から汁がどんどん出てきました。服は汁で濡れ、真夏だけど長袖しか着られず、臭いも若干ありグジュグジュで綺麗に治るのか心配です。
でも、喘息は煎じ薬を少し飲むだけで粉薬はほとんど飲まなくても大丈夫な状態にまでなり、腕の痒みや痛みで眠れず、日中もやる気が出ない時もありますが、前みたいに息苦しかったり、すぐにしんどくなったりすることもなく、身体は元気になってきているので、ここまできたら最後まで漢方治療をがんばろうと今奮闘しています。やはり家族には理解してもらえてないので、こっそり掻きながら、折れそうな心と戦って乗り越えたいと思います。
まだ治療は終わってないですが、最初に比べて元気になりましたし、薬の量も減ってきて、感謝しております。喘息も全然出てないので、本当に良くなりました。あとは、このアトピーの症状を治し切っていきたいと思います。その時にまた手記書かせて頂きます。これからもよろしくお願いします。