松本漢方クリニックの、免疫を上げて自分の免疫で治す治療を始めて1年になります。この1年の間に、肺の斑状のすりガラス影、萎縮性胃炎(軽度)、十二指腸下行脚憩室と右耳のつまりがなくなりました。
思い起こしてみると、子供の頃からアレルギー性鼻炎で薬を体に入れていました。成長して大人になってからは、頭痛や生理痛の時も仕事を休むわけにいかず、鎮痛解熱剤を飲んで仕事に行っていました。30代では、1度、息ができなくて死にそうになって、夜中、救急病院に駆け込み吸引をした時に、医師から「喘息です。」と言われたことがありました。その後引っ越しをきっかけに40歳ぐらいまでは何事もなく過ぎました。
40歳過ぎの時に、横になっていてもめまいがする状態にも関わらず仕事が忙しくて休むわけにいかず、途中病院で点滴をしてから出社した記憶があります。
45歳の時に永年勤めた会社を退職しました。更年期を迎えた頃から、みぞおちのあたりの痛みや、背中の痛み、また口の中が荒れたりして何軒かの病院で、血液、尿、MRI、CT、胃カメラ等の検査を受けましたが、異常無しでした。
47歳の時に朝の手のこわばりがあり、48歳の時にも手のこわばりがそれぞれ半年ぐらい続きました。2005年、48歳の時に大通りに近いマンションに引っ越し、猫を飼い始めました。この頃から鼻づまりが始まり、近所の耳鼻科に通い始めました。
2008年、51歳の時、顎が少ししか開けられなくなり、東京大学医学部付属病院で顎関節症の治療を受けました。
2009年、咳で眠れなくなり、医者に行くと、医師より「喘息です。」と言われました。ここから2015年まで6年間もステロイドを吸引してしまいました。そして、人間ドッグの結果報告書におもわしくない結果が出るようになりました。
2010年6月
無症候性脳梗塞(初めての脳MRI検査)
2013年1月
右肺野上 炎症のあと 慢性胃炎(軽度)十二指腸憩室
肝のう胞(径7mm)
2015年2月
左下肺野 胸部異常陰影→<要精密検査(CT等)>
萎縮性胃炎(軽度)→<要経過観察>
十二指腸下行脚憩室 肝のう胞(径7mm)
胃の方は、2013年ドッグにて慢性胃炎(軽度)との診断で、「ま、そのときはたまたま胃の具合が悪かったのだろう。」と気にもとめなかったのですが、2015年は萎縮性胃炎(軽度)となって、びっくりしていろいろネットで調べました。「萎縮性胃炎の1番の原因はピロリ菌の感染であるが、自己免疫疾患により、自らの抗体が自分の胃の細胞を破壊してしまい『萎縮性胃炎』となるケースもあります。」とありました。過去に2回ピロリ菌の検査を受けて陰性なのはわかっているので、じゃあ私の場合は自己免疫疾患?と納得いきませんでした。
また、肺の方も今まで胸部X線検査でひっかかったことがなかったので、なぜ急に自分の肺に影ができてしまったのか不思議でなりませんでした。後日、人間ドッグを受けた病院で胸のCTを受けました。
所見
左肺S8-10には多数の斑状すりガラス影と気管支壁厚肥を認める。
左肺S9に策状影あり。気管支肺炎後の炎症性変化とみられる。
右肺S3/S5の葉間裂に斑状のすりガラス影を認め、炎症性変化疑い。
両側肺尖部から上葉にかけて胸膜厚肥瘢痕あり。
診断
「左下葉の気管支肺炎後疑い。」
その後体調を崩し2015年はあと2回胸のX線検査を受けることになるのですが、この肺の影はそのつど医師から指摘されます。
アレルギーこそあれ、運動大好きな健康おばさんと自分の事を思っていた私も、なんかおかしい、なんか体がおかしい、このままじゃいけないと思うようになりました。夫からは、ドッグで萎縮性胃炎(軽度)の診断が出た以上これからは毎年胃カメラを飲むよう言われてしまいました。なんかおかしい、なんか体がおかしい、このままじゃいけないと思いながらも、まだ私はわかりませんでした。そうして極めつけの事件がやってきました。おバカな私は具合が悪くなるたびに医師から処方された免疫を下げる薬をたくさん飲み、ヘルペスウイルスに活力を与えてしまいました。大事な自分の体なのに、悔やんでも悔やみきれません。
2015年6月、卓球の団体戦のあと急激に体調が悪くなり、熱39度5分、頭痛、吐き気、膝の関節痛で夜中に近所の救急病院に駆け込みました。家を出ると同時に吐いてしまいましたが、病院で熱をはかると38度に下がっていました。医師は、プリンペラン錠、ファモチジン錠、カロナール錠を処方し、私は言われるままに処方された薬を飲んでしまいました。この時、鎮痛解熱剤を飲まずに自分の免疫で熱を下げることをしていれば、手の小指付け根は痛くならずにすんだのかもしれません。
いったんは熱も下がりましたが、その1ヵ月後に吐き気、胃痛、頭痛、熱、咳でまた具合が悪くなりました。近所のクリニックで胃カメラを受けると、出血性胃炎、萎縮性胃炎、胃ポリープと散々な結果で、アルロイドG内用液5%、ニザチジン錠150mg「YD」を処方されました。胸のX線検査では、肺に影があるが以前にかかった肺炎のあとでしょうとのことで、カロナール錠、メジコン錠、ムコダイン錠、クラリス錠が処方されました。ここでもまた、私は言われるがまま免疫を下げる薬を飲んでしまいました。熱は下がりましたが、今度は中耳炎で耳鼻科にかかりました。近所の耳鼻科でグレースビット錠とカルボシステイン錠を、しばらくしてクラリスロマイシン錠、カルボシステイン錠を処方され耳のつまりはとれましたが、7月中旬、両手の小指付け根の痛みに気がつきました。耳は9月初旬に耳下のリンパ腺がはれて少し痛くなり、気が付くと右耳がつまっていて、自分の声がどれぐらい出ているかわからなくなりました。
9月、Iクリニックの喘息の先生に両手小指付け根の痛みの件を相談した時に、リウマチ科のあるOクリニックを紹介されました。9月16日Oクリニックで血液検査を受けると、リウマトイド因子定量33(基準値15以下)、抗CCP抗体定量176.3(基準値4.5未満)で、リウマトレックス2mg(週1で朝晩)を勧められ、飲み始めました。Oクリニックの先生は無駄なことは一切話さない先生で、私が「治りますか。」と訊ねると、「何割かの人は寛解します。」と言い、すぐに、「待合室でお待ちください。」と言われてしまいました。
この頃、ネットでいろいろ情報を探しているうちに、高槻の松本漢方クリニックのことを知りました。私のいる東京からは遠すぎて、すぐにいくことは出来ないけれど、松本漢方クリニックのホームページはブックマークに登録して時間のある時に見ていました。
10月中旬から喘息のステロイド薬「パルミコート」を徐々に減らしていきました。
12月中旬、Oクリニックの先生から、「うちで撮ったX線検査では肺に影が見えるから、来年になったらしかるべきところで胸の検査をして、もっと強力な薬を使おう。」と言われました。治るか治らないかもわからないのに生物学的製剤なんか使われたらたまらない、さらに体がおかしくなると思い、夫を伴って暮れも迫った2015年12月20日、日曜日に松本漢方クリニックに参りました。
松本漢方クリニックでの治療は、漢方煎じ薬2種類、喘息の漢方粉薬、アシクロビル、鍼灸、漢方浴剤でスタートしました。漢方の治療を始めてすぐ、腋のリンパや肋骨の辺りに違和感があり少し怖かったですが、2016年2月に受けたドッグの結果報告書には、なんと、左下肺野胸部異常陰影がなくなっていました!!胃の方も萎縮性胃炎(軽度)と十二指腸下行脚憩室がなくなっていました!!
また、右耳は松本漢方クリニックの治療を始めて約1年弱で詰まりがとれました。痰が良く出ました。朝、鼻をかむと黄褐色の鼻くその塊がたくさん出ました。8月、つばを飲むと右耳で少し耳抜きの音が聞こえるようになり、12月右耳の詰まりがすっかりとれ耳鳴りがなくなりました。
6年間の喘息のステロイド吸引により体のいろいろなところに副作用が出ましたが、ステロイドの吸引をやめ、松本漢方クリニックの免疫を上げる漢方治療とアシクロビルで、肺の斑状のすりガラス影と萎縮性胃炎(軽度)と十二指腸下行脚憩室が消え、右耳のつまりがとれました。あのままステロイドの吸引を続けていたら間違いなく間質性肺炎となり、萎縮性胃炎も重い状態になっていたことでしょう。あるいは胃癌にまでなってしまったかもしれません。もう、免疫を下げる薬は体に入れたくありません。ステロイドには戻りません。
いま現在の症状は、両手小指付け根の痛みと、鼻炎と、口を大きく開けると左の顎で「ギリッ」と音がすることです。2016年9月に松本漢方クリニックで受けた血液検査では、EBウィルスの抗体指数が8.3(基準値0.5未満)でした。r-GTは72(前回検査値89、基準値48以下)で、私の場合、肝臓でもEBウィルスと私の免疫が戦っているそうです。両手小指付け根の痛みが取れ鼻炎が治るまで、松本漢方クリニックのお世話になります。よろしくお願いします。