「脱毛症手記」
6歳女性2008年3月16日
6歳女性2008年3月16日
平成19年5月に、5歳の娘の頭頂部に指先ほどの脱毛が出来ました。あわてて他を調べると、左後方にもありました。
松本漢方クリニックには娘が生まれたときにアトピーでお世話になっていたのですが、遠いということもあり、とりあえず近所の皮膚科に行ってみたところ、「ステロイド治療しかありません。まずステロイドを塗って、それでもだめなら大きな病院を紹介しますので、そこでステロイドの点滴治療になります。脱毛が1ヶ所ならまだ治りやすいですが、複数になると治りにくいです。」と言われ、大変ショックでした。
松本先生よりステロイドの害は教わっていたので、さっそく松本漢方クリニックのHPを見ると円形脱毛症もあったので、良かったとばかりに来院しました。
その頃には、脱毛は3つに増えていました。
松本先生は1番に「大丈夫ですよ。治りますよ」と言ってくださり、娘には”幼稚園で嫌な事があったらすぐお母さんに言うように”、私には”夫婦仲良くして明るい家にするように”アドバイスして薬を出してくれました。
飲みにくい漢方の煎じ薬を5歳の子供に飲ませるのは大変でしたが、松本先生のアドバイスで、カルピスで割ったら飲んでくれるようになりました。
それから、薬を飲み続けても脱毛はどんどん広がり、脱毛どうしがくっついて地図のようになっていきました。
夏ごろが1番ひどくて、脱毛部分も目立つし、髪の毛自体、元気が無くさみしい頭になったのですが、夏なので外出時は常に帽子をかぶり過ごしました。
このままではかつらを作らねばならないか、と考えたのもこの時期です。
確かにどんどん広がるのですが、1番最初に出来た所に産毛が生えてきたのもこの頃でした。
松本先生は「大丈夫です。生えてきますよ。尼さんにはなりません。」と、診察の度におっしゃっていました。
生えてきても抜けるのが止まらなければ、いたちごっこのようで、いつまで続くのかと不安に思うこともありましたが、松本先生の「はえてきますよ」の言葉と、読ませて頂いた手記の中で、広範囲の脱毛の方も髪が生え揃った体験の事を思い出しては気を取り直し、淡々と薬を飲ませ続けました。
そうして12月頃になると、髪が全体的に元気になってきて、1番大きかった箇所(直径5センチくらい)に毛が生えてきました。
それからはどんどん生えてくるばかりで、新しい脱毛は出来なくなりました。
今は3月ですが、最後の場所がもうほんの小指の先ほどになりました。今は仕上げ段階に入っています。
とても長く感じましたが、実は1年もたたずに治った!ということです。
世間一般の皮膚科では、複数個の円形脱毛症は治りにくいしステロイド治療しかない、と言われているのです。
もう、何とお礼を言っていいかわかりません。心より感謝しております。
これで春から安心して小学校に通わすことが出来ます。
本当にありがとうございました。