「線維筋痛症・間質性肺炎 治療手記」
52歳 女性 2016年5月29日
52歳 女性 2016年5月29日
2013年1月 手首関節痛と起床時の手のこわばりがあり、リウマチかもしれないと思い、市内の整形外科を受診しました。また、体のあちらこちらにも移動性のヒリヒリとした痛みがあり、特に背中、腰は痛みがひどく、ずっと張り付いたかのようにありました。結果は線維筋痛症と診断されました。しかし、私の場合、抗CCP抗体検査は高値を示し、リウマチとは診断できないリウマチ予備軍でもありました。他の血液検査、X線診断では異常がありませんでした。そして、リリカが処方され、劇的に痛みが消えました。しかし、同年7月に腰の痛みから始まり、再び体中が痛み始めました。リリカが増量されたのですが、一向に効かず、さらに増量されたのですが、副作用ばかりが強くなるのみでした。医師は線維筋痛症ではリリカが第一選択薬、それが使えないとなると、サインバルタになると言い、抗うつ薬のサインバルタが処方されました。しかし、この薬も恐らく効果なしと判断し、服用しませんでした。
その間私はインターネットで何か情報がないものかと探し続け、一人の線維筋痛症患者の手記に出会えました。その方の手記のおかげで松本漢方クリニックを知り、漢方が効くことを知りました。もう松本漢方クリニックにすがるしかない、即刻大阪へ行くことを決意し、同年9月、初めて松本漢方クリニックを受診しました。化学物質とヘルペスが原因であり、漢方、鍼灸で免疫を上げることで治癒していくことが分かり、十分に理解はできていないけれど、とにかく松本先生を信じて頑張ろうと思いました。しかし、目薬も点鼻薬も他の薬は一切服用してはならないことが分かり、不安になりました。これまでの私は何か調子が悪いとすぐに病院へかけつけていたのですから。
また、2011年2月から私の片方の耳はひどい耳鳴りと閉塞感があり、ずっと悩まされておりました。これも原因はヘルペスウィルスの増殖であり、ストレスとの関係性も分かり、目から鱗でした。受診後、高槻駅で昼食を取り、食後にベルクスロンを服用したら、耳の閉塞感と痛みが取れていました。驚きました。松本先生が言うヘルペスが原因であることは本当だったと早くも実感しました。
私のひどく痛む箇所は背中、腰、股関節、手首関節でした。初めて自分で手首に直接灸をすると、しばらくは痛みが消えるのを感じました。これは効くと実感しました。しかし腰、背中は一人ではできないので、もどかしい思いをしていました。そして、初診1週間後に松本漢方クリニックに電話し、松本先生から血液検査の結果を聞きました。間質性肺炎だと言われ、絶句でした。松本先生の解説、手記からこの病気のことを知りましたが、まさか自分がなっているなんて、耳を疑いました。そして、すぐにインターネットでこの病気について調べてみると、もっと不安になりました。送られてきた漢方薬とともに検査結果の数値を見ると、KL-6は基準値内でしたが、肺サーファクトタントAの数値が基準値を超えていました。電話で松本先生が「治る」と言ってくださった言葉を信じ、間質性肺炎の患者さんの手記を何度も読み返しました。特に背中にお灸をすれば、肺にも良いと思い、高校生の息子に背中にたくさんお灸をしてもらいました。火傷が心配でしたが、そんなこと言っている場合ではないと自分に言い聞かせ、手記に励まされ、毎日お灸を続けました。痛くてたまらない時はお灸をし、何とかしのいでいたという感じですが、毎日がこれの繰り返しでした。朝お風呂に入り体を温め、職場に行き、昼休みは一旦家に戻り、お灸をしました。
そして、1か月後の10月、松本漢方クリニックを受診しました。2回目の血液検査の結果は肺サーファクトタントAの数値が基準値内になっていたのです。松本先生からもうこれで大丈夫だと言われ時は本当にほっとしました。抗CCP抗体検査も基準値に戻り、驚きました。体の痛みは良くなったり悪くなったりの一喜一憂が続きました。若先生が「ストレスをなくすことです」とおっしゃられたことを思い返してみると、一日起きている時間のほとんどが体の痛みばかりを思っていることに気づきました。これでは免疫が上がるはずありません。痛みのことを考えないようにするにはどうすればよいかを考えてみると、仕事は辞められない、職場の人間関係も変わらない、ストレスは減ることはない、だったら、楽しいことを増やせばよいのではないか、夢中になることは何かと考えました。そして、2匹の子猫を迎えることにしました。子猫の世話は大変でしたが、痛みを忘れる時間が確実に多くなりました。
「ストレスは万病のもと」とよく聞き、漠然と知っておりましたが、松本理論でストレスがいかに病気を引き起こすかがわかりました。自分の免疫が治すと分かってからは免疫を上げることに集中しました。冬は体が冷えないように気を遣いました。カイロ、特に蒸気のカイロは肌に直接貼れ、熱加減も良く、体中に貼っていました。冬を超え、暖かくなってくると、少しずつ痛みから解放されていることに気づきました。お灸の回数が減りました。そして、夏になると完全に体の痛みは消えていました。体に痛みがあった頃はいつも体がだるかったのですが、痛みが消えると体のだるさもなくなっていました。私はステロイドを服用していないので、リバウンドというリバウンドはなかったと思います。アトピーになることもなく、完治いたしました。
そして、2016年2月、肩、背中のキリキリ、ズキズキした痛みが途切れることなく続き、松本漢方クリニックを訪れました。再び漢方薬、アクシロビル、お灸の生活となりました。しかし、今回は1か月ほどで痛みが軽減し、4月末には完全に痛みが消えました。仕事上の大きなストレスが原因で発症したものと思われます。私は早い時点で松本先生に出会えて幸運でした。インターネットで情報を得ることができたからです。今、声を大にして訴えることは抗ヘルペス剤が保険適用になることです。一刻も早く保険適用になることを願っています。そのためにもまずは自分でできることから始めていきたいと思います。