「メニエール病・慢性疲労症候群・自律神経失調症・・・本当に?」
匿名希望35歳2016年1月4日
匿名希望35歳2016年1月4日
2012年7月、東京で友人と遊んでいる時に具合が悪くなりました。はじめは貧血かと思い、“家に帰り休めば治るだろう”と軽く考えていました。元々、幼い頃から病気とは縁遠く、健康がとりえで、風邪もほとんど引かず、学生時代から今まで病院など殆ど行ったことがなかったのです。しかし、それ以降は微熱が続き、眩暈、吐き気、動悸、耳鳴り、胸や腹などの痛み、酷い倦怠感がなくなることはなく、“これはさすがにおかしい”と病院に行くことにしました。内科を受診した結果、喉に腫れが見られることから、最初は咽頭炎の診断でした。薬を貰ってしばらく飲みましたが、喉の腫れが引いても改善する兆しはなく、胃カメラや腸内カメラ、CT、エコーと検査しても異常は見つかりませんでした。血液検査では健康そのもの。病名もいまいち確定しないまま、色んな病院に行き、精神科では「慢性疲労症候群か自律神経失調症だろう」と言われましたが、「確実なことは言えない」とも言われ、様々な薬を試しました。
しかしどれも効果がなく、仕事も遅刻早退を繰り返し、結局働けなくなり、休職することになりました。最終的には県内の大きな病院をほぼ行き尽くし、大学病院の耳鼻咽喉科で「メニエール病」の診断を受け、イソバイドを1年近く飲みました。ただ、私の眩暈はメニエールに見られる回転性の眩暈ではなく、(たまに回るような眩暈もありましたが)殆どはふわふわとした感覚がずっと続くような症状で、本当にメニエールなのか内心疑問でした。
イソバイドを長らく飲み続けてもやはり症状は一進一退で、調子が良くなることもあれば、すぐまた悪化し、薬が効いている感じはまったくしませんでした。また、「メニエール病は完治するのか」と耳鼻科医に尋ねたところ、「一生治らない」と言われ、それも本当なのか分からず、ネットで完治例がないか調べることにしました。その時に検索でヒットしたうちの一件が、松本漢方クリニックのホームページ「メニエール病は完治するその理論と根拠」でした。
『メニエール病の原因がヘルペスウィルスであり、症状が免疫との戦いである』というこの理論を読み、私は素人ながら“今まで診察を受けてきた医者の言葉よりもずっと理にかなっている”と感じました。何より現在の自分の症状についてすべて説明がついたのです。
それでも、しばらくは松本漢方クリニックに行くことがありませんでした。行きたかったのですが、何より大阪までが遠すぎ、乗り物に乗れば数分で具合悪くなってしまうような体調では長時間の移動に耐えられそうにないと感じたためです。決心するまではかなり時間を要しました。その間もだらだらとイソバイドを飲み続け、改善されない症状にイラつきを覚えていました。それでもステロイドの投与をしなかったのは本当に良かったと思いますが、ストレスによって自分でステロイドホルモンを作って免疫を弱らせていたかも知れません。そして、結局、松本漢方クリニックを受診することになりました。そして、抗ヘルペス剤と食前・食後の漢方薬、お灸などによる治療を受けた事で、今までの数年間どんな薬を飲んでも効果がみられなかった症状が、大分改善に向かっています。たまに現れる症状も軽くなりましたし、“免疫が働いている証拠だ”と思えば心理的にも楽に感じます。2年間休職していた仕事も、今は短時間勤務ですが復帰できました。もっと早く決心していれば・・・と思います。
松本漢方クリニックに通い始めて一年以上経ちました。初めの受診時の単純ヘルペスIgGのEIA価が121.2、帯状疱疹ヘルペスIgGのEIA価が55.7、どちらも基準値を上回っていました。それ以降の経過は低い時で単純ヘルペス93.3、帯状疱疹ヘルペス46.2、高い時は131.0、46.7で、今もまだまだ高い状態です。簡単には治りませんが、症状は軽くなっているので、神経の炎症は治まってきているのでしょう。あとは自分の免疫の戦いを応援していくだけです。
現状、この治療は保険が降りません。遠方からの受診なので、交通費や宿泊費も含め正直経済的には辛いです。それでも治すには抗ヘルペス剤が必要です。松本先生の治療が標準治療となり、保険がきくようになれば、私だけはなく遠方から受診している多くの人が助かることでしょう。
西洋医学は、私の病気を治してくれませんでした。“なぜ病気になったのか?”という疑問にも答えてくれませんでした。それに答えを下さった松本先生には本当に感謝しています。身をもって松本理論に助けられた私達患者の声が、少しでも多くの人に届き、今の治療の概念を変えてくれることを願います。