「関節リウマチとシェーグレン症候群」
匿名希望44歳2016年10月17日
匿名希望44歳2016年10月17日
1.受診するまでの経緯
平成19年第1子妊娠中、突然右肩に激痛が起こる。病院へ行って、レントゲンを撮ったが、異常なし。妊娠中なので服薬もなく、2~3日で治まる。
平成20年産後、様々な所が痛くなり、リウマチと診断されるが、次の妊娠も出来なくて、治りもしない強い薬なんか絶対に飲みたくなかった。授乳だけはあきらめ、痛み止めの薬だけもらって、別の方法を探そうとするが、本やインターネットでリウマチのひどい症状を知ったりすると、自分がリウマチだとは認めたくなくて、周囲に言えなかった。義母の勧めで鍼灸院へ通い始め、多い時は週に2~3回行った時もあった。だんだんと痛みも少なくなった。
平成21年育児休暇明けで、職場に復帰。たまに、動けなくなる時もあったが、夫に手伝ってもらったりして、なんとかやっていた。そのうち、第2子妊娠。妊娠中は、つわりなど妊娠特有のものは別として、比較的体調は良かったように思う。
平成22年第2子出産後すぐは、あまり痛いところもなかったが、少しずつ痛みが出始め、鍼灸院へ通っていた。
平成23年体調維持のため、鍼灸院へ通っていた。平成24年出来たらもう1人産みたいと産婦人科へ通う。甲状腺ホルモンの値が妊娠するためには少し低いと言われ、チラージンを飲み始める。程なくして、自然妊娠する。
平成25年第3子出産後、チラージンの服用を止めた。産後、ものすごくしんどくて、赤ちゃんと昼間も寝ることが多かった。だんだんと痛みがいろいろな所に出始め、歩くのも足を引きずり、手にも力が入らなくて重いものが持てなくて、寝返りを打つのも出来なかったり、睡眠不足にもなったりしていた。この頃、5~6キロ痩せて、本当にガリガリになっていた。外向きの用事はほぼ夫に任せ、鍼には通っていたが、なかなか思うように改善されなかったので、職場復帰を考えると不安があり、母や夫の勧めもあって、リウマチ専門の病院を受診し、授乳中でも飲めるという、プレドニンを飲み始めた。
薬を止めたくて、ネットでたまたまリウマチが治った人の事を知り、やっと自分がリウマチであることを認めることが出来、今出来ることをやろうと思って、ハーブサプリを飲んでみたり、体操をしてみたり、いろいろやってみたが、あまり改善されなかった。
平成26年職場復帰。足を引きずりながら、毎日仕事に行った。あまり忙しい部署ではないが、育児短時間勤務で毎日2時間早く帰らせてもらっていたが、動きが遅いので、それでも毎日の家事や育児などは夫に手伝ってもらっても、精一杯ぎりぎりだった。
平成27年義妹(中国人)の勧めで、中国の漢方薬を直輸入して飲み始める。すごくまずいが、腹をくくってしばらく続ける。痛みが減ってきたので、プレドニンを徐々に止める。調子が良くなったり、腫れたりを繰り返した。きちんと受診もしないで中国の薬を送ってもらう事もなかなか難しいということで、中国の薬を中断してしまう。この先、どういう風に治療していくべきか、迷っていたところ、ネットで調べた松本漢方クリニックへ行ってみようと、夫と話し合った。
2.受診、その後
平成28年1月20日、夫に付き添ってもらい、新幹線で松本漢方クリニックを受診した。鍼とお灸をしてもらい、松本先生に「自分の免疫で治すんや。」と言われ、とりあえず、漢方の煎じ薬とアシクロビルの服用を始める。目やにが出て、目がすごく乾くので、目薬と内服薬を服用していることを相談したら、シェーグレン症候群だと言われ、他院の目薬や内服を止めて、対応する免疫を抑制しない漢方薬と目薬を処方してくれた。アシクロビルの目薬をしばらくつけていると目やにもなくなり、目の調子も大分よくなってきた。
3月8日1人で受診。痛みがいろんなところにあることを告げると、「リバウンドや。」と言われる。
7月半ば風邪をこじらせたようで、咳が止まらなくなり、夜寝るのも辛くなったので、先生に電話すると、「気管支喘息や、クラススイッチしたな。」と言われ、まだ足も悪いのにと思って、少しびっくりした。松本漢方クリニック処方による薬を飲み始めて、約6ヵ月。体の調子は、びっくりするほどよくなっていた。
歩くときに左足を引きずらなくなったし、仕事のファイルも片手で持てるようになった。牛乳パックも開けられるようになり、仕事帰りに少し買い物に行く余裕も出てきた。まだ、正座したり、走ったりすることは出来ないが、以前より家事のスピードも上がった。休日に昼寝をすることがなくなった。
3.これから
8ヵ月で身体の症状がこんなに改善されたのは、松本先生の診察により、アシクロビルと漢方薬の服用を始めたおかげであると思う。松本漢方クリニックでの免疫力を上げる治療のおかげで、徐々に体力を取り戻している今、最後の完治までは、ちょっと金銭的につらいところもあるが、この方法でやっていくしかないと思っている。毎日の煎じ薬も面倒くさいが頑張って続けていこうと思う。
体調が悪い間は、必要最低限のことしか子供たちにしてあげられなかったが、大分元気になった今では、もう少し子供たちに関わることが出来ている。子供たちと明るく元気に暮らしていくために、また、今まで支えてくれた夫や母、夫のご両親のために、もっともっと元気になって、この恩を返したいと思う。娘のなわとびや自転車の練習にも付き合ってやりたい。以前のように、普通に走ったり出来るようになりたいと思う。
まだまだ治療は続くと思いますが、これからもよろしくお願いします。