「膝のリウマチとめまいが改善した感謝の手記(ヘルペス手記)」

56歳 女性 2015年12月13日

私は56歳の女性です。35年間看護師として働いてきました。看護師になろうと思ったのは、今から50年程前の事、当時42歳だった父が府立病院で悪性リンパ腫(ホジキン病)との診断でコバルト治療(放射線療法)を受けていた時、優しくキビキビと働いておられた看護師さんに憧れたからです。

コバルト治療の後、自宅療養となった父は、梅の木にできるさるのこしかけが癌に効くと聞き、毎日植木鋏で刻んでは煎じて飲んでいました。父は神経痛にも悩まされていました。父もヘルペスだったのでしょう。父は、「男が倒れても子供を育てていけるように女も手に職をつけなあかん」と私に言い、そして父の代わりに働く母に感謝していました。

学校から帰って来るといつも漢方薬の匂いがしていました。さるのこしかけは13年程飲んでいました。喉にあったカチカチのグリグリもいつの間にか消えていましたが、飲むのをやめて6年後に食道癌で亡くなりました。61歳の生涯でした。リンパ腫と診断されてから20年近く生きて来られたのは漢方薬が効いていたのです。続けて飲んでくれていたらもっと長生きできていたと思います。戦時中、父は飛行機乗りでした。もっと話を聞いておきたかったと今更ながら思います。

さて、私の話に戻りますが、今から7年前、更年期障害の症状(ホットフラッシュ、不眠、イライラ、めまい、耳鳴り)が出ました。仕事と介護と家事で忙しかったものの、いつも頑張って乗り越えてきたので、今回も「もう少し頑張ろう、もう少し頑張ったらなんとかなる」と思い、市立病院を受診してホルモン療法を選択しました。今思えば何故漢方にしておかなかったのかと残念でなりません。

エストロゲンとプロゲステロンを1錠ずつ、毎朝飲み始めて2~3日で今までの症状が消えてしまい、生まれ変わった様に元気になりました。あとで松本院長から聞いてわかった事ですが、プロゲステロンがステロイドと同じような働きをしていたのだそうです。体調が良かったので飲み続けたかったのですが、ホルモン療法を始めて5年経った時「もうホルモン剤はやめた方がいい」と市立病院の先生から言われて、そこから半年は1日置きに飲み続けて計5年半ホルモン剤を飲むことになりました。やめる様に言われなかったらまだまだ飲んでいたでしょう。「やめなさい」と言ってくださった先生には感謝しています。もう飲まなくても大丈夫ですよ。と。

ところが、ホルモン療法をやめて半年位経ったある日の夜中に猛烈なめまいが出現しました。ホルモン剤をやめたことによるリバウンドでした。その時は何が原因なのかは解らず、ただ、ただ不安でした。冷汗、吐き気、耳鳴り、座っていられない程の回転性のめまいで、今まで経験した事の無い症状に強い不安を感じました。

家から近いM病院へタクシーで行き、非ステロイド系の点滴を受け、メリスロン等の鎮暈剤をもらって帰りましたが、効果がありませんでした。その日を含めた3日間は水分を摂るのもやっとで、家で寝たきりになっていました。そして眩暈を発症してから1週間ほどすると逆回転のめまいが起こりしました。すっきり治るのに1ヶ月かかりました。この間、耳鳴りはずっと続いていました。

その後4ヶ月程経った頃、今度は右膝にキリキリした痛みが出現しました。正座が出来なくなり、時にはザクザクと痛みました。私は、お年寄りの介護を中心とした病院に勤めていて患者様を毎日担いでいたため、筋肉痛には慣れていましたが、「これは普段の筋肉痛とは違う」と感じました。朝の手の強張りもあったため、「もしかして私もリウマチなのでは?」と思いました。(私の母はリウマチだったのです。)ネットでリウマチを検索してみると、“漢方薬で免疫を上げて治療する松本漢方クリニック”が見つかりました。

実は私の母は父の介護の後、尋常性乾癬を患い、ステロイドを塗ったりやめたり繰返しているうちに20年程してリウマチの症状が出てしまいました。今も免疫を抑える薬を飲んでいます。両手の指も少し変形しており、痛み止めも飲んでいます。自己免疫性肝炎や糖尿病とも診断されています。

松本院長のホームページを読んで、母の病気の経過がまさに免疫を抑えこんできた結果そのものであった事が解りました。今まで原因不明とされていたことがスッキリ解き明かされていました。まさに目からウロコとはこの事でした。看護師であるにもかかわらず、今までの母に対する治療を正しい治療だと信じてきた自分自身の不勉強にショックを受けました。もっと早く、本当に正しい治療を教えてあげられていたらと思うと、母には申し訳ない事をしたと思います。母は87歳ですが幸いなことに、今のところ、何とか家事も出来ております。

嬉しいことに、松本漢方クリニックは京都から通院出来る高槻にありました。今年の2月18日初めて松本漢方クリニックを受診しました。漢方薬の匂いがして、何故か懐かしいような気分がしました。初めてお会いした院長先生は凄くエネルギッシュでした。私の症状やリウマチの母の話をすると、松本先生は「何でここに来たんや。京都やったら京大や府立病院もあるやろ。」と言われました。私が「普通の病院は免疫を抑えて症状を消す治療しかしないから」というような事を言うと「看護師としてさんざん医者の金儲けに協力しておきながら、自分だけは免疫を上げる治療を受けたいやと?おまえはエゴイストか~!」とボロクソに言われました。(その通りでした。でも、それが正しいと思っていたのです。松本理論に出会うまでは。)

しかし、「膝のザクザクした痛みもヘルペスや。ホルモン剤を5年半飲んで来たリバウンドがどれくらい出るのかは僕にもわからん。だけど、この病気で死ぬ事は無いから頑張ろう。病気は君が治すんやで。僕は助けるだけや。」と温かい笑顔で握手してくださいました。診察の最中にも先生を頼って電話が次々と掛かってきました。その都度真剣に怒ったり、優しく励ましたりして対応しておられ、「なんて活気のある診察風景や」と思いました。(私は、3年程内科の外来で働いた経験がありますが、静かなものでした。)血液検査と鍼灸を受け、アシクロビルと漢方薬をもらいました。看護師さんは優しく話を聞いてくださいました。漢方薬の煎じ方も教えて頂きました。鍼灸師さんからはお灸の仕方を教わりました。

その日から私の漢方ライフが始まりました。アシクロビルは1日8錠を4回に分けて服用しました。漢方薬は一度に4日分ずつ煎じて1日3回飲みます。お灸も毎晩しました。最初は慣れなくて時間が掛かり大変でしたが自分が選んだ治療ですから、結果を楽しみに頑張りました。次回の診察で採血結果を知らされ、リウマチではなくヘルペスだった事がわかりました。

治療が始まって半月くらいすると、私の免疫が活発になったからか、右膝の痛みが強くなりました。特に夜中にはキリキリ、ザクザクとして、眠れなくなりました。寝返りをうつのも至難の業でした。階段の昇り降りも両手で手摺にすがる状態でした。

日中は比較的楽だったので、入浴介助の業務を免除してもらいながら、看護の仕事を続けました。3ヶ月するとずいぶんと楽になり、右膝の痛みもキリキリという程度に治まりました。朝の手の強張りも気にならなくなりました。

しかし、忙しさと気苦労があった後の明日から4連休になるという日に、めまいと吐き気の症状が出て、職場を早退することになりました。早速松本院長に電話で指示を仰ぐと、「自分の免疫が内耳に潜んでいたヘルペスを見つけ出して戦っている証拠や」と言われ、アシクロビルを増量して飲むように指示を受けました。その通りにすると、症状は1日で治まり、ちょっとしたふらつきが2~3日続く程度で済みました。

楽しみにしていた4連休は病気療養となりましたが、軽い症状で済んだ事が嬉しく、病気に対する不安が消えて少し自信がつきました。ほっとした時に(免疫が上がりヘルペスを見つけ出し戦う時に)不快な症状が出るという事を自分の身体でもって理解しました。

その後症状はだんだんと落ち着いてきました。耳鳴りも気にならなくなりましたし、膝は全くと言っていいほど痛まないし、階段を走って上がれるし、速く歩けます。今はアシクロビル1日6錠と、漢方薬(治打撲一方湯)を飲んでいます。漢方薬は腸も喜んでいるようで、毎日良いお通じがあり、少し痩せて体もすっきりしてきました。「おっ、スッキリした顔になってきたな。」と先生から言われた時は、凄く嬉しくて、快方に向かっている手応えを感じました。

まだ治療途中ですが、症状が出てもそれは自分の免疫が戦っている証拠だということが解ったので今は不安がありません。松本先生、これからもどうぞよろしくお願いします。

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