「仕事復帰までの経過報告(シェーグレン症候群手記)」
匿名希望44歳2016年2月6日
匿名希望44歳2016年2月6日
2011年。夏。転職。
その冬に職場の先輩に指先が白いと指摘されました。その前から歯頸部の虫歯は気になっていました。
2014年12月。
子どもが受験の為、インフルの予防接種を受けようとしましたが、自分はシェーグレン症候群かもしれないと思っていたので、「シェーグレン症候群でも予防接種を受けては大丈夫ですか?」とそのとき受診した街の内科医に相談しました。すると、「心配なら、血液検査を」と言われ、受けました。結果、陽性の可能性があると言われ、専門科のあるキッコーマン病院を紹介されました。
2015年1月21日。
キッコーマン病院にて血液検査、エックス線検査を受けました。
2月18日。
検査結果陽性となり、追加の血液検査を受けました。
3月25日。
全ての検査を受けた結果、陽性となりましたが、骨折もしてないし、今の所大丈夫と言われました。治らないので、うまく付き合っていかなければならないと言われ、3ヶ月後の受診予約をして帰りました。この時は、体全体に痛みがあり、車の運転や歩くのも大変でした。指先の痛みを伝えると「痛み止めを出すならボルタレンかな。でも、他の患者さんも言うけど、たいして効かないんだよね。」とボルタレンを勧められましたが、飲んでも痛みがひかないならと思い、断りました。
痛みは増していきました。キッコーマン病院に再度行こうと思いましたが、動くのが辛く無理でした。仕事が春休みで、時間があり、体は動かないけど考える事は出来たので、“本当に治らない病気なのか?”と疑問になり、スマホで病気の事を沢山調べました。そして、運良く松本漢方クリニックさんのサイトを見つけました。
手記を読んで何度も泣きました。この病気と一生涯付き合って高額な医療費払うなら、一気に治して、また働けば良いと考え、主人に相談し理解をもらいました。我が家にはパソコンが無かったため、仕事場の人に問診票のダウンロードと印刷をしてもらい、記入しました。そして、私が良くなったら、苦しむ人に紹介しようと、それを5部コピーしました。
4月5日
主人と二人で来院しました。4月7日の入学式に出たいという思いで、初の鍼、灸治療を受けました。(結局、入学式参加は無理でした)診察では、松本先生から「千葉から朝早くから良く来たね」、「絶対治るからね」等の言葉をかけられ、涙しました。家族の前では、なるべく普通に家事をしているふりをしていたけど、目の前のトイレに行くのも間に合うかどうかというくらい歩くのも大変だったので、“わかってくれる人に会えた"、"また、普通に生活出来る"、"家族に迷惑かけないですむ"、等々という気持ちで、少し泣いてしまったのです。仕事は朝起き上がれなかったので、有休をとっていました。
4月8日
全身が痛く、口も開けられませんでした。足も浮腫んでいました。
4月15日。
朝の手指の強ばりが和らぎました。右肩の疼きで夜眠れませんでした。
4月23日。
痛みは続いていましたが、体全体が楽になったような気がしました。
5月6日。
階段が普通に降りられるようになりました。(それまでは後ろ向きか、1段1段でした)
5月17日。
膝の痛みも和らぎ床に座れるようになりました。
6月7日。
二度目の来院。炎症の値が1/3に減りました。
7月1日
辞めた仕事場に復帰しました。
7月12日。
口唇が赤く腫れ上がりました。
8月18日。
6月頃から痒かった股の症状のピークは7月でした。夜も起きてしまう程でした。ずーっとナプキンのカブレだと思っていましたが、手前の方に水玉のように傷があり、白いオデキが1ミリから2ミリくらい数ヵ所にできているのを発見しました。ついつい掻きむしってしまいました。少しずつ後ろの方に移りながら2016年2月現在もまだ痒みが残っています。
2016年2月現在
右口角が赤く、薄皮がむけ、痒いです。顎から耳たぶにかけて発疹があります。1月下旬から右の二の腕に痛みがあります。冷さないようにタオルを肩に当て寝ると楽になります。耳の中が痒いです。股も耳の中も掻きむしりすぎて、液が出てきます。
最後に
生活出来る体にして頂き、有難うございます。