「免疫力(自己免疫性肝炎手記)」
44歳 女性 2015年12月13日
44歳 女性 2015年12月13日
約1年前(平成26年10月)、職場の健康診断で肝機能の数値が基準値を超えているという結果が出ました。すぐに近所の病院で再検査を受けたところ、抗核抗体の数値が高い事が分かり、また別の大きな病院で検査を受けました。その時に生まれて初めて「自己免疫性肝炎」という病名も知りました。
不安でネット検索した結果は、さらに不安になる物ばかりで大変ショックでした。「膠原病!」難治性で難病。SNSの情報では治療方法はステロイドを内服。闘病中の方々のブログを読み漁って得た情報は、気の重くなるような副作用との闘いが記されていました。副作用は、ムーンフェイス、肥満、糖尿病、脂質異常症、骨粗霧症等でした。憂欝な気分のまま最後に受診した大きな病院で肝生検を受け、とうとう「自己免疫性肝炎」の病名が確定。でもすぐに内服薬は出ず、同時に分かったNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の治療もかねて食事と運動療法のみで様子を見る事になります。
ステロイドは飲みたくない。でもいずれは飲まなければいけのかな・・・辛い辛い堂々巡りの日々でした。そして程なくして私の救世主、神様以上の存在である松本先生との出会いがありました。あの当時不安に押しつぶされそうだった私は、病名は違えど松本漢方クリニックのHPに記されたいろんな患者さんの喜びに満ち溢れた報告を、涙を流しながら何度も読み返しました。自己免疫性肝炎の手記はネットでは見つけられませんでしたが、電話で治療して頂けるか問い合わせて、診て頂けるとお返事を頂戴し、祈るような気持ちで松本漢方クリニックの玄関をくぐりました。
入った瞬間に嗅いだ独特の漢方薬の香りが、懐かしいような心地良さを感じてリラックス出来た事を覚えています。院内で「自己免疫性肝炎」の治療を受けた患者さんの手記を二件見つける事が出来、拝見でき嬉しかったです。その後の診察では、今までの検査結果や、松本漢方クリニックのHPで免疫力についはまだ勉強中である事などを夢中で説明しました。松本先生は、パワフルでとても温かく、拙い私たち(家族)の話を優しい笑顔で聞いてくださいました。そして「僕が治してあげる」と握手してくださいました。恥ずかしながら涙がこぼれてしまうほど、本当に嬉しかったです。
漢方薬を処方して頂き、鍼灸治療、糖質制限の食事と運動を心掛けて肝機能の数値は全く問題がなくなりました。先生のおかげだと感謝申し上げていますが、先生は「僕じゃないよ、あなたの免疫力が治したんだよ」と繰り返しおっしゃってくださいます。
あいにく先月(平成27年12月)の血液検査の結果では、抗核抗体の数値は改善されておらず、このまま漢方薬での治療を続行予定です。でも免疫力を上げれば治ると信じています。そして治ったら是非とも今まさにステロイド漬けで辛い副作用と闘う同病の方々に、この素晴らしい免疫力の力を広めたいです。