「ヘルペス・リウマチ性多発筋痛症で体験した事」
匿名希望 67 歳2016 年 1 月 14 日
匿名希望 67 歳2016 年 1 月 14 日
はじめに
私は昨年、手記を提出しましたが、先日、松本先生より、20数年前より感じていた体調不良の原因・治療法・免疫の大切さ、心のあり方について手記を書いて欲しいとの依頼がありましたので、再度手記を書かせていただきました。
体調不良について
思い起こせば、私には20代の頃より、頭痛・下痢・全身のコリなど、ヘルペスの症状がありました。看護師であり、身近に薬がある環境でもあったことから、すぐに薬を服用して症状のみを取り除いておりました。
結婚・転勤(大阪から富山へ)・子育て・再就職など、慣れない土地で頑張り続けました。富山という土地柄もあって、置き薬を常に服用しながら、体のSOS、心のSOSに気づかないふりをしていました。
そして、2014年3月中旬、とうとうリウマチ性多発筋痛症の症状が出てしまいましたが、私はこの時でさえ「大丈夫。受診して薬を飲めば落ち着くはず」と思っていました。しかし、主治医から副作用の説明があり、やっと薬の恐ろしさに気づきました。職場の先輩に相談したところ、松本漢方クリニックを教えていただき、受診することにしました。
原因・治療について
職場の先輩からは「必ずホームページを読んで学習するように」とアドバイスをもらい、私なりに理解したつもりで受診しました。松本先生と初めてお会いした際、「これで今までの体調不良から解放される」と思う一方で、「漢方薬で大丈夫なの?」という西洋医学どっぷりの看護師の心がありました。治療法は抗ヘルペス剤、二種類の漢方薬、漢方風呂、鍼、お灸でした。私はどこかで西洋医学を捨てきれない気持ちのまま治療を開始しました。
漢方薬を飲み始めて3日目、あれだけ痛かった関節が楽になってきました。「漢方薬ってすごい」と感じました。その後、関節の痛みは減り続け、ヘルペスの症状だけが残りました。少し楽になった時に、漢方薬を飲み忘れたり、漢方風呂をさぼったりすると、体(=免疫)は正直なもので、元の状態に戻ってしまいました。何度かこのような事を繰り返してしまいましたが、きちんと治療に取り組むと、私にもリバウンドが起こりました。リバウンドは腕や股関節の痛み、背中・首筋のコリなどでした。リバウンド中、「つらいな。なんとかならないかな」と思う時は、ホームページの手記を読みました。松本先生の優しい言葉や、時々ある叱咤激励に支えて頂きながら過ごしてきました。
現在は、ヘルペスの症状や蕁麻疹が出ているという段階です。まだまだ治療が必要です。自分のために、真面目に、真剣に取り組んでいきます。
免疫の大切さについて
今までは、“不快な症状=薬で治すもの”という事を当たり前に思っておりました。しかし、松本漢方クリニックを受診してからは、全ての薬を捨てました。風邪をひいても「自分の免疫で治す」という気持ちで対応していると、きちんと治ります。日々免疫を高めるため、漢方風呂などに取り組んでいれば、感染症から身を守れる事も体験できました。皆様の手記にもあるように、種々の病気が治癒できる事もわかりました。私の体でも体験できるはずです。
心のあり方について私は幼い頃から気の強い、曲がった事が大嫌い、でも本当は周りの反応が気になる神経質なところがある性格でした。そのため、ほんの小さなトラブルも私の心の中では大問題になってしまいました。「どうすれば皆が納得できるのか?」、「私が解決しなければいけない」とじレンマを起こしていました。表面上は「何にもない。平気」という態度を取りながら、段々とストレスを溜めてきました。
松本先生から、「現実を受け入れる。諦めるという考えが大切だ」と教えて頂き、少しずつ実行しているところです、そうしていると心の中のジレンマは、徐々に減っていくことがわかりました。自分の気持ちに正面から向き合うと心がすっきりし、本当の笑顔が出てきます。これからも“受け入れる”、“諦める”という心のゆとりを持ち続けられるよう、意識していこうと思います。そして、今回手記を書くにあたり、以前、松本先生にお話していただいた“身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ”という言葉について考え直しました。
松本先生より「自分だけ良くなれば、それで良いのか!」というお話がありました。私は、何度も何度もホームページの手記から勇気をもらったり、受診の際、皆様が病気と戦っている姿を参考にさせて頂いたりしている。それなのに、自分は何もしていないという事に気づきました。手記を書いて少しでも力になれればと思いました。自分の免疫や先生の理論を信じて、治療に取り組めば道は開けます。この手記を読んで下さっている患者の皆様、一緒に頑張っていきましょう!
最後に
松本先生の電話診察を受けると、私の症状のみならず精神状態、治療への取り組み方など全てわかっておられ、毎回すごいなと思います。これからもよろしくお願いします。職員の皆様、家族、職場の方々、いつも見守って下さり、ありがとうございます。“感謝”の気持ちを忘れずに、日々過ごしていきたいと思います。