「花粉症の抗アレルギー点眼剤からシェーグレン症候群に。

そして自分の免疫で治す松本漢方クリニックへ。 」

58歳 女性 2017年2月23日

私は子供の頃から、めったに風邪もひかず健康だけには自信がありました。ただ春と秋に花粉症で目が痒くて仕方なくなることを除いては・・・ですが。しかし花粉症による目の痒みなど、どうという事はありません。眼科に行けばすぐに痒みを抑える点眼剤をいただけますし、忙しくて眼科に行けない時には近所のドラッグストアーに行けば様々な種類の抗アレルギー点眼剤が売っています。「こんなのは病気にうちに入らない。」ずっとそう思っていました。こんな苦しい状態になる前までは・・・。

数年前からとても口が渇くようになりました。朝起きると喉から舌先まで砂漠になったような感じです。友人とのおしゃべりが30分以上続けられなくなりました。口の中が全く水分を失いカチカチです。大好きだったベーカリーのパンがうまく食べられないようになりました。噛めば噛むほど口の中で丸く固まってしまいます。「口の中でパンが溶けていかない。今これを飲み込めばきっと気管を詰まらせ窒息するだろう。」と思いました。一体これは何なのか?1人悩みながら近所のクリニックを受診しました。

「難病と言われている病気にそのような症状のものがあります。血液検査をしてみましょう。」と言われ血液検査をしました。そこで初めて膠原病の1つであるシェーグレン症候群という名前を告げられ聞き慣れない名前に目の前が真っ暗になる思いでした。このクリニックからさらに総合病院を紹介されました。そこでは眼科でドライアイと診断を受け、内科では再度の検査が行われシェーグレン症候群であると改めて宣告されました。「この病気は原因が分かっていません。ですので治療するという事もできません。ですから対処療法になります。」と言われ唾を出す薬とドライアイの点眼剤を頂き帰宅しました。唾を出す薬は2、3ヵ月試しましたが私には合わないのか効果がなく、結局やめてしまいました。

行き詰まり、インターネットでシェーグレン症候群の情報を集めてみました。「本来は外敵を攻撃するはずの抗体が自分の成分や組織を外敵だと勘違いして攻撃してしまう事で起こる病気。」「シェーグレン症候群は自己免疫疾患といって免疫細胞(白血球)が不適切に活動してしまう事が原因の病気です。効果的な治療は残念ながら見つかっていません。」など、調べても調べても絶望感だけが広がっていく情報の中で1つだけ目から鱗、というか心にまっすぐに入ってくるサイトがありました。それが松本漢方クリニックのホームページでした。私がその時、読んだページには次のように書いてありました。

「花粉症に見られる涙目と痒みを抑えるためにリンデロンの点眼剤や抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を授与することによってアレルギーの症状は一時的に消失しますがその結果ドライアイが生まれます。同時に免疫の働きを抑えること、つまりIgEを作る遺伝子の働きを変えることによりIgEが作られない代わりにIgGにクラススイッチしたのです。この結果アレルギー性結膜炎がドライアイとなりかつシェーグレン症候群という膠原病が生まれたのです。近頃シェーグレン症候群も加速度的に増えだしたのは、まさに眼科医がリンデロン点眼剤などを安易に出し続けていることによって生まれたものなのです。従ってシェーグレンを完治させるのもアレルギーにクラススイッチさせ最後は自然後天的免疫寛容を起こせばよいだけなのです。」

原因が分からないという情報だけの中、松本漢方クリニックのホームページだけは、はっきりとシェーグレンになった理由が述べられていました。さらに完治させる方法まで述べられていました。そして花粉症の痒みを和らげるために私はリンデロン、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を長年使用していました。ここに書かれている内容は全て納得しうるものでした。

初めて松本漢方クリニックのドアを開けるとそこには「病気を治すのはあなたの免疫です。」と書いたものが貼られてあり、待合室には多くの人が順番を待っていました。松本先生に初めてお会いするとシェーグレンの説明をしてくださり、それはヘルペスだと言われました。そして最後に「大丈夫、必ず治る。」と言って握手をしてくださいました。この時大きな安堵感を覚え、ここに来て本当に良かったと思いました。

それからヘルペスの薬と漢方を煎じて飲むという日々が始まりました。1日3回と就寝前に飲むというのは慣れるまでは大変でしたが明らかに口内が少しずつ潤ってきました。まだ常に水分を携帯しながらではあるものの、友達とのおしゃべりも復活してきました。美味しいベーカリーのパンも種類にもよりますがほとんど以前と同じようにいただけるようになりました。これはまだ中間報告ですがこれからもシェーグレンの根本原因であるヘルペスとの戦い、いつか完治報告が出来る日を目指して頑張っていきたいと思います。

ヘルペスについて:私が理解したこと

シェーグレンという病名がついていますが、口の乾き、ドライアイの根本的な原因はヘルペス感染症です。つまり私のシェーグレン症候群はストレスと花粉症による目の痒みを抑えるために長期に渡り使用したリンデロン、抗ヒスタミン、抗アレルギーなどの点眼剤にあるという事です。これが以下のように進行していきました。

1 まずストレスがかかると副腎皮質からコンチゾールというステロイド系ホルモンが出てストレスに耐えさせようとします。ストレスに耐え、戦い続けるために副腎皮質から多量にステロイドホルモンを出し続け、自分のステロイドで免疫を抑えている間にヘルペスウイルスがあらゆる感覚神経に増殖していきます。

2 次にストレスが去り免疫が回復してくると神経に巣食っているヘルペスを見つけ出し戦いを始めます。この時に症状が出ます。

問題ポイント①:しかしながら医者は「免疫が落ちたから症状が出た。」と言います。実際は免疫が戦った結果が症状なのです。

3 免疫がヘルペスと戦っているのにも関わらず医者は免疫を抑える薬を出し続け患者は使い続けます。

問題ポイント②:医者は「免疫が落ちたから症状が出た」と言っているにも関わらず免疫を抑える薬を患者に出します。ヘルペスと戦う免疫を抑えてしまうのだから最初から勝負はついています。当然ヘルペスが勝ち、病気が治る訳もないです。症状が出ないから治ったと勘違いを起こしているだけなのです。私の場合はリンデロン、抗ヒスタミンなどの抗アレルギー点眼剤です。長期間使用したことにより最近は春秋になっても目の痒みがなくなってきたと思っていましたが、目の痒みが消えたのと入れ違いにアレルギーよりもずっと苦しいシェーグレン症候群になってしまったのです。

4 本来免疫はIgEで戦うのですが免疫を抑える薬を使用する事で免疫の戦いをIgGに変えてしまいました。IgEで戦うとアレルギーになり、IgGで戦うと膠原病になります。この時に外分泌腺から組織に出される粘液は非常に粘着性が高く様々な異物をくっつけてしまいます。そしてIgGは化学物質などと結びつき炎症を起こし、さらに外分泌腺で作られた粘液が作られても結合組織に出せなくなります。このことからドライアイや口の渇きなどの炎症として現れてきます。これがシェーグレン症候群です。私は今このあたりから少しだけベクトルが動いた所にいるのかも知れません。

5 そして松本漢方クリニックではこれを漢方薬、鍼、灸により免疫をあげ、IgGをアレルギーのIgEにクラススイッチさせアレルギーまで戻し次に自然後天的免疫寛容を起こしアレルゲンと共存するようにして完治させます。これが未来の私の姿です。原因不明と言われている病気は全て免疫とヘルペスの戦いにすぎないのです。免疫という名医の働きを妨害しない限り免疫が感染症も膠原病もアレルギーも全て治してくれます。

最後に:

アレルギーと膠原病に関しては絶対に免疫を抑えてはならないです。免疫を抑える事はかえって病気を悪くすることなのです。しかしながら現代医療では製薬会社が大きな利権を持ちそれに逆らって治療をすることは出来ないのだそうです。どうか一人でも多くの方がこの現実に気が付き「原因不明の免疫疾患」と言われる人がいなくなることを願ってやみません。

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