「片頭痛、突発性難聴、ラムゼイ・ハント症候群は治る 」
匿名希望 41歳女性 2014年9月8日
私は片頭痛で、20年ほど市販薬や片頭痛薬を飲んでた、40代の女性です。私が突発性難聴になったのは、7月のことです。私は、重度の難聴で回復が難しく、ステロイドの点滴を10日間受けましたが、一向に回復は見られませんでした。ネットなどを調べて治らないことを知り、あきらめて難聴であることを、受け入れようとしてました。突発性難聴になってから20日ほどたったころ、首に発疹とも言えないくらいの、小さなプツプツが出来てることに気づきました。そういえば、プツプツが出来てた辺りが、突発性難聴になりたてのころ腫れて、痛んでいたことを思いだしました。そのとき耳鼻咽喉科で、風邪と診断され薬をもらいました。
ロ唇ヘルペスも帯状庖疹も経験してた私は、痛みの後の発疹なら、もしかしてヘルペスだったのかな?と、過ぎたこととして考えてました。そんな私に、その10日後(突発性難聴になってから30日後)思いもよらない事態が起こりました。夜中、右目の奥に、今までにない強烈な痛みが起こりました。眠れずにいると朝方近くなり、今度は頬の辺りに、麻酔にかかったようなシビレがあることに、気づきました。この時、ステロイドの点滴を受けてた時にも、左目の奥が痛み、いつもの片頭痛だと思って、片頭痛の薬を飲んだことを思い出しました。私は、今回の痛みと頬のシビレは突発性難聴になったことと無関係ではなく、ただ事ではないと感じました。
ネットでラムゼイ・ハント症候群を知り、皮膚科を受診して首の小さなポツポツを見せて、なかば無理やり抗ヘルペス剤をもらいました。皮膚科の医師からは、再診には来ないようにと言われました。皮膚科を受診してから2日後に、顔以外にも痛みの有った耳の斜め後ろに、赤く痛痒い庖疹が2つ現れ、これでヘルペスだということを認めてもらえると思いました。耳鼻科では、「ヘルペスなら、いくつか密集して現れるはずだ」「ハント症候群だとあなたは言うが、難聴になった左耳と違う右側の顔に、麻痺が起こることは有り得ない」と言われました。それでも私が食い下がると、両耳を見て「耳介・外耳道に庖疹がないから、庖疹が出てから来なさい」と言われました。
大阪医科大学感覚器機能形態医学耳鼻咽喉科学萩森伸一RamsayHunt症候群一重症例を減らすためには何が必要か一RamsayHunt症候群(以下、Hunt症候群)は、水痘帯状庖疹ウイルス(VZV)によって生ずる顔面神経麻痺を主徴とする疾患であり、呼称はJamesRamsayHuntが1907年に自験例をまとめて報告したことに由来する。
Hunt症候群は顔面神経麻痺から始まる例、耳痛や耳介発赤、水庖形成が先行する例、難聴やめまいが先行する例など、その発症形式は様々であり、患者は症状に応じて脳外科、耳鼻科、皮膚科、内科などを受診する。その際、診察医がHunt症候群の可能性を念頭に適切に投薬を行えばよいが、残念ながらそうではなかった患者に遭遇することも決して少なくない。すべての症状が揃ってから耳鼻科を紹介され受診するころには、神経変性はすでに進行・完成してしまっている。患者の顔面神経の運命は、発症後10日以内の治療が大きく左右することを、より多くの医療関係者に啓発する必要があろう。
この文章のコピーを見せて医師に抗議しましたが、「ハント症候群の予防はしていない。発病してから来なさい」と言い切られました。つまり、回復が困難になってからではないと、治療はしてくれないのです。
日に日に顔面痛は、頬からロ元、顎から奥歯へと移動して行きました。そして痛みがあった場所は、必ず後からシビレが襲ってきました。舌の奥に、痛くて突起したロ内炎のようなものも出来ました。顔面神経麻痺になるのではないかと、不安でしたが、ありがたいことに見た目で分かる顔の変化は、出ませんでした。皮膚科からもらった抗ヘルペス剤が、間に合ったのだと思います。それでも、毎晩襲ってくる顔面痛と顔のシビレに、不安でなりませんでした。抗ヘルペス剤は、もう無くなろうとしてるのに、一向に痛みが収まる気配がないのです。抗ヘルペス剤をネット通販で買うにしても、届くまで1週間かかります。私は必死でネットを調べました。すると、ある鍼灸院のホームページに松本漢方クリニックのホームページが紹介されており、松本漢方クリニックの存在を知ることが出来ました。
医院長に診断してもらうと、拍子抜けするほど簡単に「ヘルペスだね」と言われました。今まで必死で、ヘルペスの症状を訴えても(ヘルペスではないと思われるが、原因不明)という、訳の分からない診断を下されてたのが、嘘みたいでした。今、私は松本院長に処方していただいた、抗ヘルペス剤と漢方薬で治療してます。正直私は、漢方の頭痛薬がこんなに効くなんて、思ってもいませんでした。けれど、今はパソコンに向かい、この手記を打てるほど楽になってます。
松本院長がいてくださって、本当に良かったです。ありがとうございます。
(医学会と製薬会社の圧力により、マニュアル通りの症状が出るまで、放置されるラムゼイ・ハント症候群の患者がいなくなることを心から願います。)