「メニエール病・筋痛症・湿疹手記」

48歳 女性 2016年1月14日

松本先生、いつも握手をして、「頑張りなさい」と励まして下さり感謝しています。松本先生に診ていただき頭痛や手の湿疹が本当に軽くなりました。まだまだ、油断をするとメニエールの症状や筋痛症が出てきますが、ここ10年程前から続く重い頭痛、そして手の湿疹が楽になってきました。そのことを振り返ってみたいと思います。

私が松本漢方クリニックにお世話になったきっかけはインターネットでした。2年程前でしょうか、繰り返し起こっていたメニエール病の症状や治療に対して疑問を感じてネットを検索したところ、『メニエール病は完治する』という言葉を見つけ、松本漢方クリニックのホームページにたどり着きました。そして、むさぼるように読み進めました。未だ明かされていない真実を目にしたようで大変嬉しかった事を覚えています。その膨大な理論と証拠は理数科系の弱い私にはとても難しいものでしたが、先生の言われる内容は理解できました。

いつの頃からだったか忘れましたが(おそらく10年程前)、頭痛、そして体の節々、関節、脇、脇腹などにズキズキした痛みが出ることに気づきました。この痛みはいったい何なのか、と考えていました。

ある病気の治療目的で続けていた薬を止めてから、手の湿疹が徐々に広がり始め、体の痛みも気になるようになりました。手の湿疹は何をしても治りませんでしたが、 以前主婦湿疹と診断され、何年もステロイド剤に頼った経緯があり、ステロイド剤の怖さを知っていましたので、今回それには頼りませんでした。

体の痛みに関しては、神経痛なのか、帯状疱疹なのか、原因を知りたくて整形外科で血液検査もして調べてもらいましたが、「どれでもない」、「どこかでぶつけませんでしたか」と打撲を疑われ、がっかりしました。

偶然にも近所の幾人かの友人が松本漢方クリニックで治療されており、尚且つ、一人の方が私と同じような体の痛みの症状で通っておられる事を知りました。詳しくお聞きすると「ヘルペスの痛みであちらこちらに症状が出る」とのことでした。

以前話をしていた時に、ご自身の身体に関して、血液検査の数値からよく勉強しておられ、“これだけ詳しい血液検査をされる病院があるんだ”と関心を持っていましたが、今回、帯状疱疹にならずヘルペスの痛みとして体の方々に症状が出ることを知り、“これはすぐに松本漢方クリニックに行かなければ”と、急いで足を運びました。

最初、待合室まで聞こえる松本先生のお声のエネルギッシュさに少々圧倒されましたが、診察でお目にかかり、最後に握手して励ましてくださった時の滲み出る優しい笑顔には本当に勇気が出ました。鍼とお灸で免疫力を上げる治療も毎回受けるようにとのことでした。私は本格的な漢方薬を飲むのが初めてでした。症状からヘルペス性筋痛症と診断され、ヘルペスと戦うために【免疫を上げ、打撲の炎症や痛みを取る煎じ薬】と手の湿疹のために【傷ついた皮膚を早く除去して免疫を高め皮膚の新陳代謝を促進する煎じ薬】、そして、ヘルペスの増殖を抑制する薬【アシクロビル】をいただきました。それと同時にこの症状の原因、そして治せるということが、やっとわかって嬉しかったです。

初めての漢方薬は"良薬口に苦し" の言葉の通りに効く感じでした。抗ヘルペス薬は最初飲みにくかったですが、飲むと目のぼんやり感が一気に取れ、すっきりしました。一週間後、血液検査の結果を聞くため、再び先生とお会いしました。「目がすっきりしました」とお話すると、すごく喜んで下さり、「そういった眼の症状もヘルペスウィルスによる影響だ」と話をして下さりました。先生のおっしゃったことは、身をもって感じることができました。そして、血液検査の項目を見てビックリしました。友人が言われていた通り、本当に沢山の項目でした。リウマチなどの炎症で上昇するCRPには基準値の範囲で、アレルギー体質の強さを数字で見るIgEの値は1221でした。ヘルペスウィルスの抗体価VZVは29.2で陽性でした。この結果を見て、先生に「以前、免疫を抑えるようなことはなかったか?」と聞かれました。大きなストレスを受け続けることで免疫力が抑えられ、その間にヘルペスウィルスが増殖するという事でしたが、何年か前に思い当たる大きな出来事がありましたので、先生の仰っている意味はわかりました。

約1ヶ月半後、再度血液検査が行われ、違う項目も調べて下さりました。アトピー性皮膚炎の重症度がわかるTARCは573でした。それから、以前頭痛が我慢しきれず鎮痛剤を常用していたことがあったので、その間に増えたヘルペスウィルスと高まってきた免疫力との闘いが始まりました。頭にキーンとした痛みが増し、頭全体に広がっていき、吐き気をともない、目の奥も痛みました。間もなく時期的にインフルエンザの症状が出ました。薬は症状を抑えるだけだから飲まないと決めていたので、先生のヘルプを得ながら乗り越えました。自分の免疫力がインフルエンザと闘ってくれた事で自信につながりました。同時に免疫力が上がってヘルペスウィルスとも闘ってくれたのだと思います。

ただ、目の奥の痛みだけは、しつこく取れませんでした。先生にお話すると、「目の奥がヘルペスウィルスに好かれている」との事でした。「ヘルペスの薬を1日10錠飲みなさい」と指示して下さいました。1ヶ月殆ど寝て過ごしました。頭痛は酷さを増す一方で、あまりにも辛いので【慢性頭痛の為の煎じ薬】を処方していただきました。この煎じ薬は本当に苦く、飲むのが苦痛でしたが、治す為に頑張って煎じて飲みました。

松本漢方クリニックで治療を始めて5ヶ月が過ぎた頃、血液検査を受けると、IgEは926、TARCは252と、かなり下がってきていました。結果が示す通り、症状も落ち着き、ようやく自身のライフワークであるボランティア活動に、(できる範囲までですが)参加できるようになりました。

6ヶ月目に入ってからは、(運動も良いとの事だったので)フィットネスジムにも通い始めました。ですが、加減が分からず、いきなりやり過ぎてしまい、39度の熱が出る始末でした。筋肉痛に引き続き、頭痛に耐える日々を過ごしました。ですが常に喜びを持ち、自分に出来る事を行うようにしました。『喜びに満ちた心は、治療薬として良く効く』という言葉が聖書にあるからです。

7ヶ月目の少し無理をしたある日、タブレットを見ているうちに、めまいがして気分が悪くなりました。今度は、メニエールの症状が出てきたので【ヘルペスウィルスに効き、脳血流をよくして、めまいや耳鳴りを改善する煎じ薬】を処方してもらいました。ジムも体調を見ながら不定期で通いましたが、帰りの車の運転の際に気分が悪い時が多々ありました。

9ヶ月目は、無理をして風邪を引き、酷く痰が絡まり、咳が取れなかったので、【気管支喘息の煎じ薬】を処方してもらいました。すると、すぐに効果が現れ、2週間分飲み切る前に症状は引いていきました。診察の時、先生は「風邪を引いた後は免疫力が上がる」とおっしゃいました。その後、「目の奥が痛くなるのは上がった免疫と目の奥のヘルペスウィルスが闘っているからだ。痛みは快方に向かっている良い証拠だ。体の遺伝子が治そうとしているのに、それを薬で抑え込んでいるのが今の医療だ」と説明して下さいました。

10ヶ月目、血液検査の結果はIgE571、TARC247でした。手の湿疹は、以前に比べるとかなり良くなっていましたが、まだ痒みは取れなくてジュクジュクした時がありました。ひび割れにもよくなりました。

おおよそ一年程経過すると、「ヘルペスのお薬は症状が出た時だけ、毎食後3錠ずつ飲むように」と言われました。この頃でしょうか、私の顔色が良くなったという事を仰っていただきました。“そういえば・・・“と、鏡を除きこむと、青白い顔ではなく本当に明るくなった自分の顔に気が付き、感動しました。

しかし、今度は胃腸の調子が思わしくなくなりました。なんとか自力で頑張ろうと思いましたが、ヘルプが必要になりました。先生からは「胃潰瘍になったことはないか?」と聞かれました。「どうしても、取りきれなかったヘルペスウィルスが残ることがある」と教えて下さいました。そして【慢性胃炎などの症状を改善する混合薬】とヘルペスのお薬を処方していただきました。すると、徐々に改善していき、不快な症状が本当に楽になっていきました。私は、何事も流行には敏感な方で !! 、風邪も乗り遅れずにすぐに取り入れてしまう体質ですから、ウィルスと闘うための強い体を作るためにたんぱく質を摂ったり、運動を定期的に行ったり、免疫力を高める生活を心がけています。

現在は、手の湿疹には紫雲膏を塗り、めまいには煎じ薬を飲めば、症状は治まっていきます。やはり、ヘルペスウィルスと関係があるからでしょうか。このような状態で、まだまだ油断できないと思いますので、これからもよろしくお願い致します。

今回、体験記を書かせていただく事で、自分の症状を顧みることができました。本当に感謝しております。ありがとうございます。

PDF形式で読む