「リウマチ性多発筋痛症経過」 YK
58歳 女性
58歳 女性
松本漢方クリニックでお世話になってちょうど2年がたちました。(初診2014年8月31日)昨年秋頃には体調がとても良くなり、2015年11月に初めての手記を書きました。
しかし、その直後に間抜けな事に筋痛症でさんざん痛めつけられた悪いほうの右股関節を捻挫してしまい、2015年末から2016年3月頃まで身動きがとれずに引きこもりの大変な日々になってしまいました。今回ばかりはもう人工股関節置換手術しかないかと覚悟したり、異物を体に入れることの違和感で悩んだり、松本先生にも電話でいろいろお騒がせしましたが、先生の漢方薬、カイロプラクティックの先生の施術、そして新しく出会った保存療法に力を入れていらっしゃる整形外科の先生の指導により、2016年7月頃よりまた杖なしで歩行ができるようになってきました。
そして筋痛症のヘルペスの症状も落ち着いて、服薬も忘れがちになり、不調がないのに習慣でアシクロビルを飲んでいる感じになってきました。日常生活も何不自由なく、最近では週5回プールを歩き、泳ぐこともできます。そこでしばらく松本漢方クリニックの遠隔治療をお休みしようと思いたちました。いまだに単純ヘルペス値が高く不安はありますが、駄目なときはまた新幹線に乗れば松本漢方クリニックに行けると思えば、今は体の声に従ってみようと思います。
そういう訳で、2015年11月から2016年7月の近況報告をしたいと思います。
2015年
11月25日 電話 アシクロビル6錠 治打撲一方湯 のぼせが治まり加味逍遥散中止 電話直後右股関節捻挫
12月22日 電話 アシクロビル5錠 捻挫のため治打撲一方湯増量
2016年
1月~2月 電話 アシクロビル4錠 治打撲一方湯増量
3月29日 近所の内科で血液検査
単純ヘルペス値 84、MMP-3.41、CRP 0.03
4~5月 電話 アシクロビル3錠 治打撲一方湯元の量になる
5月28日 松本漢方クリニック受診(6回目)
7ヵ月ぶりに杖をついて、1泊して受診。
単純ヘルペス値 130.8 CRP 0.05 リンパ球 29.1
「アシクロビルはヘルペス抗体値ではなく体調に応じて減薬してよい。もし手術になってもアシクロビルは飲んでよいし、漢方薬も医食同源で問題ない。でも杖ついてでも大阪まで来られるなら、手術しなくていいじゃないか。(全くです。)」と松本先生から言っていただきました。
6月~7月 電話 アシクロビル0~2錠 治打撲一方湯
この数ヵ月間どんどん減薬してきましたが、減薬のたびに2週間から1ヵ月は首、肩まわりの張りの症状や両二の腕が痛い感じはありました。病気を経験していなかったらあまり気にならない程度だったので、落ち着くまで様子をみたり、調子が悪ければアシクロビルを増やして体調と相談しながら無理なく減らせたと思います。
股関節痛に関しては、松本先生からアシクロビルの増薬を薦められて試しましたが、筋痛症の症状が強かった時のように症状が治まらず、今回は機能不全からきていることがわかりました。
この2年間病気と股関節の不具合で大変な日々でしたが、松本漢方クリニックに出会ったおかけで原因療法のアシクロビル、漢方薬、お灸で自分の免疫を上げることで本当にあれだけ痛くて動けなかった病気が回復し、大きな病院に行けば間違えなく人工股関節置換手術だったであろう足も気持ちをしっかり持ったことで道が開けて、今自分自身信じられない奇跡のような気持ちです。
いい年をして「人の幸せを喜ぶ」心情には程遠く、勉強不足で不肖の患者でありましたが、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」は少し身についたかなと思います。助けていただいた体を大切にして過ごしていきたいと思います。松本先生、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2017年1月16日
松本先生の遠隔治療を休止して4ヵ月余りがたちました。おかげ様で体調も良好で昨年12月11日に長女の結婚式を無事に終えることが出来ました。痛みもなく、杖をつくこともなく、健やかな体で最良の日を迎えることが出来て、幸せな娘の顔と同じくらいに、写真の中の私は幸せな顔をしており自分自身で驚いたくらいです。本当にありがたいことでした。
このたびの治療休止は、松本先生から完治のお墨付きをいただいたわけではなく自己判断で大変申し訳なく思っておりましたが、この喜びと感謝の気持ちを松本先生とお世話になった看護師さんにお伝えしたくて、結婚式の写真を年賀状にして松本先生に送りましたところ、先日先生からお電話をいただきました。そして現在の状況を手記に書いてほしいというお話しで、早速書かせていただきました。
現在体調は良好で、最後まで残っていた首、肩まわりのこり、痛みの症状もなくなり苦しいと思うことはなくなりました。五十肩で耳につかなかった腕も両側とも耳にぴったりついて、日課のプールでクロールも以前のように長く泳げるようになりました。
ただ2015年11月に捻挫してしまった変形性股関節症で苦労していた右股関節は回復に時間がかかりましたが、現在は杖をつくこともなく、ほとんどビッコをひくこともなく普通に日常生活を送ることができています。状態が悪いときは一時人工股関節手術も考えましたが、松本先生の理論からすると手術することで大量の鎮痛剤や麻酔を使い、免疫が抑制されて筋痛症がぶり返すのではないかとか、人工関節という異物が体に入ることで炎症反応が永遠に続くのかとか、ない頭で考えると恐ろしく、歩けない体なのに決断することが出来ませんでした。
筋痛症になった時に松本漢方クリニックを探し当てたように必死で何か方法はないかとさがしたところ、「ゆうきプログラム」という保存療法を実践されている整形外科の先生にめぐりあい2016年3月からお世話になっています。
なんということはない寝たまま出来る体操ですが、毎日実践することで筋痛症発症以来通っているカイロの施術との相乗効果かどんどん痛みもビッコもなくなってきました。変形した骨が治ったわけではないのに体の整合性を高めることで痛みがなく歩けるようになることはすごいことだと身をもって感じています。事実この保存療法で約8割の変形性膝関節症、股関節症の患者さんが手術を回避しているそうです。遠方からも患者さんが来られるそうで、長年にわたって数千人の統計をとって学会にも発表されているそうですが、学会では反発が多いとのことでした。松本先生もそうですが、患者の立場にたって誠実に真の医療を行う先生が認められないのは本当に残念なことですし、何のための医療かと思います。
今でも時々松本漢方クリニックのHPの手記を見ると連日難病で苦しんでいる百人百様の患者さんがいて、ほとんどすべての方が大きな経済的負担で大変なことと思います。皆の手記が力となって松本医療が標準治療となり、抗ヘルペス薬と漢方薬の全量が健康保険適応となるように願っています。そして発症当時は寝返りも着替えもトイレも不自由な体だった私が元気になって間違いなくここにいますので、「自分の病気は自分の免疫を上げて治す」「自分の体は自分で整える」「望めばかなう」と信じてどうぞあきらめずに闘病されてください。
私もこれからも筋痛症がぶり返さないように、ストレスをためないように自分の体を労わって日々つつがなく生きていきたいと思います。
ここまで導いてくださった松本先生に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。