「アトピー・喘息手記」
匿名希望 5歳 平成19年9月28日
4歳になる息子が気管支喘息で初めて入院したのが1年前の9月です。5日間の入院で退院できましたが、(入院中はステロイドの点滴が行われました。)その1ヶ月後に再び発作がでて深夜病院に行き吸入で治まりました。病院では発作が出ないように予防目的で治療していきましょうという話になりました。退院後はしばらくテオドールの内服を処方されました。
息子は喘息になる前は生後4ヶ月ごろからアトピーになり、最初は小児科にいってワセリンを処方していただきました、1日に何回でもぬるようにと。ベタベタ塗っていました。が皮膚呼吸できないせいか蒸れて余計に湿疹が増えたような感じでした。これでいいのか?と思っていたら、たまたまその病院にきていた患者さんが、いい皮膚科があって、うちの子も良くなったよといって(確かにその子をみたら顔もすべすべの肌でした)薦めてくれました。
早速、紹介してもらった皮膚科に行きました。(たしかに患者さんが20人以上いて待ってる)よほど、腕のいい先生なのだと思っていました。
すぐにステロイド(リドネックスコーワ軟膏)が処方されました。(このときはステロイドに関して、まるっきり無知でした)1年8ヶ月の間、毎日、朝、晩と塗り続けたものでした。
ステロイドの他に、ザジテン、フラビタミンシロップ、そうして、そんな長い期間ぬりつづけてようやく気がつきました。治るどころか、ますます炎症が広がっていると、急いで、今まで使ってきた薬がどんなものなのか調べました。アメリカでは2歳以下には2週間までと、決められたとても強いお薬だということがわかりました。(それを2年近くも・・・!!)そして、ステロイドの副作用について調べていきました。
もっとも恐ろしいのが、リバウンド!です。失明して医療裁判までなったケースもありました。なんと、アトピーの炎症を対症療法で抑えているだけなので、いくらステロイドを塗っても治るはずがないのです。
医者に差し出された薬を塗っていれば治るものと信じていた自分にも腹がたったけど、 薬の説明もろくにせずに、ただ塗るようにしか指示しなかった医者にも本当に腹が立ちました。しかも、薬が効かなくなるので炎症が広がるどころか薬も、もっと強いものにしないと、炎症が抑えられなくなります。
いろんな脱ステロイドの話を読んだりして、今やめなければこの子はもっと後で苦しむことになるとおもい、薬をやめることにしました。皮膚科の先生に「もっと弱い薬にかえていくことはできませんか?」と相談はしてみたところ「こんなことは電話で話せることじゃない」と激怒していました。
とはいっても、病院にいけば相変わらず淡々と薬を処方するだけなのです。
だから前もって電話しただけなのに。もうすぐプロトピックという小児向けの治療薬の認可がおりるからとその薬を薦められました。結局なおらないじゃなか!とおもい病院を去りました。やめて3日後には、全身に湿疹で、顔は腫れ、まぶたも一重になり腫れ上がりました。
これには動揺して、ほかの皮膚科にいき一番弱いステロイドをもらいしのぎました。少しはいったん炎症が見かけではありますが治まりました。
気休めで10日間ほど塗りこれでほんとにステロイドを絶ちました。半年くらいは痒みで夜も2時間おきに起きては泣いている状態でした。
私のほうも免疫がさがって口内炎がなかなか治らなくて大変でした。
そしてヨモギ風呂にいれていましたところいったんはひどかった炎症は治まってきました。が、その3ヵ月後に顔は完熟トマトでからだは浸出液が出る状態が3~4ヶ月はつづきました。
シーツやパジャマは血だらけで毎日洗濯。パジャマは浸出液でびしょびしょで一夜で2~3回交換。お風呂に入れないくらいのすさまじさでした。
この間はまったくお風呂には入れなかったです。リバウンドのピークを過ぎて、徐々に顔も白い部分がでてきて一進一退で1年間は顔の炎症が続きました。
「転んだの?」と周りからよく言われていましが本当にかさぶただらけでした。買い物行くにもジロジロ見られました。こんな状態ですので通りがかりの人に親切心で何度いろいろな病院を薦められたか知れません。
という長い前置きになりましたが、ステロイドの怖さを身をもって経験したことが、今回松本漢方クリニックにくるきっかけになりました。
アトピーの二の舞にはなりたくないので、喘息になって入院してしまったときは、どんな治療なのか調べましたが、いまどきは、発作が出ないように薬でコントロールしていくということがわかりました。発作のレベルではステロイド吸入があるということもわかりました。
アトピーでステロイドを使ってきて、あれだけの炎症が出たのだから、それがもしステロイドのリバウンドで、気管支にリバウンドがきたときはどうなってしまうのだろうと考えただけで恐ろしいと思いました。
我が子は、中程度のレベルでステロイド吸入までには、至っていませんでしたが、メプチンなどのB2刺激剤は、だんだん効かなくなると知りましたし、治療がランクアップしていった時の不安もありました。
喘息で絶対にステロイドは使いたくないと思い、漢方で治してあげたくて
インターネットで片っ端から病院をさがしてみました。それで松本漢方クリニックにたどり着いたわけです。
早速、平成18年10月15日に新幹線にのって松本漢方クリニックを訪れました。
駅の近くですぐにわかりました。中に入ってみると、たくさんの人が待っていました。診察室から怒鳴り声がきこえてきてびっくりしました。
「え?患者さんが何を怒っているのだろう」とひやひやしました。
自分たちの番になり、いざ診察室へ入ってみるとそれは先生の声でした!!
またまたびっくり。喘息の煎じ薬、風邪の煎じ薬、お風呂用の漢方煎剤、アトピーのネオヨジンや抗生剤などいろいろもらって帰ってきました。息子は病院に着いたときには熱が39度近くもありお薬を受け取って、急いで家に帰りました。次の日も、熱がなかなか下がらず、漢方は風邪が治ってからはじめようなんてのんきに考えていました。
先生に電話してきいてみたら「アホカ~!何ですぐ飲ませない」とあきれられました。 すぐ飲ませたところ熱も下がってきました。
3日後には、喘息様の咳もほとんどおさまってしまいました。その2日後にほっぺが、赤くなってきました。1週間くらいつづきましたが顔の赤みはとれました。喘息の煎じ薬は2週間くらい飲ませました。咳はまったくでなくなりました。風邪をひいては咳がでるということがたびたびありましたが、漢方ですぐになおり発作は出ませんでした。
もうこのまま喘息は治ったように思っていましたが、今年平成19年9月に入り、風邪がきっかけで久しぶりの発作がでました。
救急で病院行って、吸入(インタールとメプチン)していただきました、3時間後にもう一度病院にいって吸入してもらいようやく治まりました。が、去年のように入院はしないで済んでいます。
その2週間後の夜に突然咳き込んで、漢方を飲ませているので発作には至っていません。(この時は、ホコリが原因で咳き込んでたかもしれません。)
次の日、シーツを洗い掛け布団のシーツも取替えベツト周りを雑巾がけしたら
次の日から咳も出なくなりました。9月は気管支が敏感に反応するのでしょうか・・・?
まだまだ気圧の変化が激しいのでしばらくは気を抜かないで様子をみていこうと思います。アトピーのほうもだいぶ落ち着いてきていて今では寝つきもよく8~9時間はねています。
アトピーに関しては夏にトビヒになりましたが、ネオヨジンで消毒すればすぐに治りましたし、相変わらず腕や足をかいていますが良くなってきています。顔もきれいで幼稚園の先生にも「ほんとにきれいになったね~」と言われます!!
まだまだ松本先生にはお世話になるかと思います。これからもよろしくどうぞお願い致します。