「リウマチ性多発筋痛症手記」
匿名希望57 歳2017 年 2 月 21 日
匿名希望57 歳2017 年 2 月 21 日
平成28年8月下旬より左股関節が痛み出し、調子悪いなぁと思いながら日々過ごしていましたが、9月15日夕方とうとう痛くて痛くて足を引きずりながらしか歩けなくなりました。これはヤバイ!!と思い、次の日、整形外科を受診しました。診断は「股関節が炎症をおこしている」ということで、痛み止めのロキソニンと胃薬を処方されました。
朝・夕に薬を飲んでいれば、なんとか痛みが治まり、日常生活は送れました。
それからしばらく経ち、10月の初めに右肩・腕の痛み、4日後くらいに今度は右股関節の痛み、1週間後には左肩・腕の痛み、10日後くらいに右首の痛みへと、どんどん痛みの箇所が増えていきました。整形外科の先生が血液検査の結果を見て、「リウマチの数値が高いから、リウマチになったかもしれない。」と病院を紹介してくれました。
早速紹介されたリウマチ科で、レントゲン・MRI・血液検査などいろんな検査をしました。結果は「リウマチかリウマチ性多発筋痛症か診断がつきかねるが、リウマチ性多発筋痛症で治療していきましょう。」ということになりました。治療は「痛みを取るために、ステロイド剤を飲むこと。即効性が有り、よく効きます。薬は長期間飲むようになるかも・・・。」と説明を受けました。
ステロイド剤は副作用がきついと聞くので飲む気にはなれず断ると、リウマトレックス治療を勧められました。“抗がん剤”と聞き、「ガンでもないのに飲んで大丈夫なのだろうか・・・?」と思いながらも治療を受けることにしました。「痛みへの即効性はないが、ゆっくり効きます。副作用は口内炎がでるかも。」と言われました。言われた通り口内炎ができ、不安になり服用を止めました。
そんな時、友達から大阪に漢方治療をする病院があるからと松本漢方クリニックを教えてもらいました。ステロイドを使わないということで、受診しました。病院に入ると漢方の臭いがして独特な雰囲気でした。松本先生が「自分の免疫で病気を治すんや。」と握手して励まして下さいました。
次の日からアシクロビル、漢方薬、お灸、漢方風呂の治療を始めました。お灸は娘に頼み、出来る日はやってもらいました。3日目頃より、両肩・背中・腰・両足・右首の痛みが強くなり、日中は少しマシなのですが、夜は痛くて寝返りもうてず、1~2回のトイレに起きるのがとても苦痛でした。トイレの便座に座ったり立ち上がる時、下着の上げ下げをする時、椅子に座っている時は歩きだすのに強張りが強く、なかなか一歩が出せませんでした。お風呂の入浴や脱衣も大変でした。
毎日家でもんもんとしていると、本当に治るのだろうかと不安で仕方ありませんでしたが、気が付くと2ヵ月半過ぎた頃から足の痛み・強張りが少しマシになってきました。寝返りも足はなんとか動かせると嬉しかったです。治療を始めて4ヵ月くらいになりますが、お腹が緩く、下痢気味がずっと続いています。よく白っぽい便がでます。(アシクロビル24錠/日 漢方薬の影響でしょうか?)最初先生にお聞きしたら、ヘルペスだと説明して頂いたのかちょっと忘れましたが・・・。
今は左肩・腕はまだ少々痛み・強張りはありますが、なんとか日々の家事は出来るようになりました。(お灸のあとが痒くなったり、体のいろいろな所が痒くなりますが、すぐに治まってしまいます。)あとは、右肩・腕の可動域が横までしか上がらず、痛み・だるさがあります。車の運転も首・腕の痛みが不安だったので止めていたのですが、買い物くらいは自分で行けるように少しずつ始めてみようと思います。ストレスをうまく受け流して溜め込まないような生活をするよう心掛けていけたらなと思っています。家事のほとんども娘にやってもらい、娘がいなかったら家の中は酷い状態になっていたと思います。時々気分転換にと外に連れ出してくれたことも嬉しかったです。本当に娘には感謝の気持ちでいっぱいです。松本先生に怒られながらも、なんとか今まで治療を続けてこられたことは本当によかったと思っています。
先生、お薬を送って下さった医院の皆様、本当にありがとうございました。
まだしばらくは治療が続くと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。