「大動脈炎症候群手記」

匿名希望71歳2014年4月1日

H23年11月中旬から食欲がなくなり、肩、背中に痛みが出てきました。

肩こりかと思い、鍼灸医院でお灸、針の治療を受けるも治まらず、考えてみると、9月に家の工事が始まり、いろいろトラブルも有って(近所との関係、業者どうしのトラブル)でかなりのダメージを受けました。それに介護5の夫の介護が5年間続いていましたので疲れとストレスだと思っていました。12月になると頭痛も伴い、かかりつけ医での受診では異常は無いが、CRPの値が高いと言われましたが、検査するでもなく、他所へ紹介するでもなく、何回か通院するも鎮痛剤のロキソニンだけでした。


H24年2月頃に頭痛は徐々になくなってきましたが、12月になるとそのうちに体全体、12、13ヶ所に痛みが出て(首、肩、背部、上腕、腕、臀部、大腿、下腿、耳)その後も次々耳鼻科、脳神経外科、神経内科、心療内科、整体、整形外科と受診するも異常は見つからず腕を伸ばしても、歩いたら臀部、上腿、下腿が痛み、家の中の移動にも不自由しました。寝返り、頭を動かすことにもひと苦労でした。首が痛く自由に動かせず、最後に受診したのが整形外科でしたがここでも異常はないと、そこでは電気治療とマッサージをするようにとのことでしたので3ヶ月間程通院しましたが、いっこうに回復の兆しなく、いつまでもこんなことを続けていてはだめだと思い、自分でなんとかしなくてはと強く思い、友達の助言もあって電気治療のヘルストロンで調子の良くなった人の話を聞くので貴女も、人がいいと言う事は試してみてはとの言葉に決心し続けていると痛みが和らいできたように思いましたが、病名、原因もわからない不安は募る一方で、いろいろ見、聞きするうちに、繊維筋痛症と一致するに思っていましたがステロイド治療しかないと知り、受診、治療を受ける気にはどうしてもなれませんでした。と言うのも友達が、シエーグレン症候群で10年間、ステロイドの服用で大変な副作用に苦しんでいるのを見ているのでステロイドの服用は絶対にしないと決めていましたが、はっきりとした病名を知りたいとも思い、

今までのかかりつけ医とは別の内科を受診しました。先生も症状から繊維筋痛症ではないかと、地域では大きい淀川キリスト教病院を紹介して頂き、受診、検査と続きやはりCRPの値だけが高く、MRI、PET検査の結果、大動脈炎症候群(高安病)の病名がつけられました。入院するようにとのことでしたが、夫の介護がある上に受け入れてくれる施設もなかなかありません。そうこうしている内に通院でもいいとも言われましたが、やはりステロイド治療で、副作用は必ずある、勝手に服用を止めたりしないようにとか、いろいろ制約があり、それに一生服用しなければと言われましたので、少し考える時間が欲しいと言って即答はしませんでしたが、私の気持ちは決まっていました。

後日やはりステロイド治療は嫌いだし、漢方治療をするとお断りしたら漢方なんかでは絶対に治ることはないと言われました。そこで友達、知人にも漢方医を調べてもらい辿り着いたのが松本先生だったです。受診前でしたが、これで目標に向かって治療出来ると確信しました。


H25年6月22日初診

いろいろな面でびっくり、想像外でしたが院長先生、若先生に絶対に治る、治してあげると言って下さってどれだけ心強く思ったことか、

今でも耳に残っていますし、私も大丈夫、絶対に治ると確信しました。

血液検査ではやはりヘルペスウィルス値高く

漢方、べルクスロン、漢方風呂、お灸に努めCRPは正常以下になってきましたが、

ヘルペスウィルス値は高い状態です。リバウンドもいろいろありました。

下痢に始まり、発熱、体のだるさ、発汗、肩こり、アレルギー、手足のだるさ(特に手足の痒み、背中の痒み)があり痒みは10月からまだ少し続いています。松本先生は夫の介護が原因だから、施設に預けるようなことをしない限り治りは遅くなると、何度か言われましたが、なかなかその気にはなれないのです。(まつたくボケてしまったら別ですが)昨年9月中頃より痛みはなくなり、食欲も増して、体調良くなってきましたが、寒い時期は体のこわばり(特に手足)家事をしていてもだるくなってきますが、昨年、一昨年に比べると嘘のようです。ヘルストロンの電気治療は続けています。私の選択は間違っていなかったと思っています。先生の忠告には反するかも知れませんが夫の介護もしつつ完治を目指しています。