「息子の蕁麻疹」(お母様記述)

匿名希望13歳2016年1月9日

平成22年の6月初旬、7歳の息子の首の辺りに、所々赤くなっている箇所があることに気づきましたが、気にはしていませんでした。その日は暑くて、息子がアイスクリームを食べたいと言うので購入し、食べて帰宅しました。一時すると息子が体を掻いていて、首の辺り、背中、お腹に赤く膨らみがあるものが沢山出ていました。これは蕁麻疹だと思い、小児科へ駆けつけました。初めてのことで少し動揺しました。

小児科の先生からは「今まで食品アレルギーがなかったのなら、蕁麻疹の原因は色々あるため特定するのは難しい」と言われ帰宅しました。痒くなるたびに体を掻き、膨らみをもった赤いものが足や手にまで広がっていました。2、3日は、出たり出なかったりの繰り返しでした。本人も辛そうでした。私自身が松本先生にお世話になっていて治療中だったという事と、漢方なら安心だという思いから、思い切って息子を診てもらおうと大阪へ向かいました。

先生に事情をお話し、蕁麻疹の出る2、3日前から少し風邪ぎみで鼻がつまり、花粉などのアレルギーがある事をお話すると「そこからくる蕁麻疹だ」とおっしゃいました。原因がわからず心配していた私は、その話を聞いて心が晴れました。幼い頃から鼻を上手くかめずに、いつも吸い込んで鼻水を出す事に苦労していました。その日は血液検査と漢方薬の粉薬をもらい帰宅しました。

粉の漢方薬は8歳の息子には苦くて飲みづらいものでした。その後、血液検査の結果を聞くと、やはりIgE抗体の数値が高く出ていました。鼻づまりが解消されると、煎じた漢方薬をスムーズに飲めるようになりました。この何年間かは、風邪もひかず、インフルエンザにもかからず今日まできました。数値は随分と落ち、あれから一度も蕁麻疹も出ずに暮らしております。親子共々長い間お世話になり、ありがとうございました。