「混合性結合組織病(MCTD)手記 」
匿名希望46歳2013年10月21日
匿名希望46歳2013年10月21日
「混合性結合組織病(MCTD)手記」匿名希望46歳2013年10月21日
はじめに
私は松本漢方クリニックを選択し、その真実の理論に基き治療を行うことで、ステロイド薬を使用せず検査データーに基き「MCTD」を完治目の前まで症状の改善がみられました。松本漢方クリニックの深い洞察力と愛情あふれる熱意に感動し、病気を通して「真実の医療とは何か」を知る機会を得る事が出来ました。また「病は気から」と先人が教えてくれた「心を知ることの大切さ」をあらためて再確認する機会でもありました。
混合性結合組織病について
混合と言う名前の通り、強皮症・多発性筋炎全身性エリテマトーデス(SLE)と言う膠原病が混合した症状を起こします。またその症状は同時に起きることも又経過中に別々に症状が出てきたりします。また膠原病同士合併する事があるのですが混合性結合組織病はこの3つの膠原病と血液検査で自己抗体である抗RNP抗体が陽性になることから、他の膠原病と区別して別の病気として考えられています。
「MCTD」の症状について
強皮症・多発症筋炎(SLE)の症状がありますが共通してみられる症状として
イ)手足の指が白色になり冷たくなるレイノー現象また指と手が腫れる等々
ロ)全身性エリテマト―デス(SLE)のような症状
ハ)多数の関節の痛みと腫れ
二)全身のリンパ節の腫れ強皮症のような症状で
イ)手の指の限られた皮膚が堅くなる皮膚硬化
ロ) 肺が堅くなる肺線維症による胸痛呼吸困難
ハ) 食道の動きが悪くなって食事が取りにくくなること
ニ) 多発性筋炎のような症状(筋力低下)などです。
「MCTD」混合性結合組織病の検査について
上記の症状から疑われる場合は血液検査を行います。
イ)白血球や血小板の減少
ロ)炎症で産生されるタンパク質であるCRPの上昇、抗RNP抗体が陽性であることが特徴です
「MCTD」の治療について
現在混合性結合組織病の治療の中心は炎症を抑えることになる、ステロイド投与によるものが中心であり作用を含め完全に解明されていないのが実情と思います。以上「MCTD」一般的な症状について申し上げましたが次に私の発病からMCTD診断、松本漢方クリニックの受診、治療開始、治療経過の状況、治療の過程現状について申し上げます。
私の「MCTD」の発症について
私は乳児期アレルギー性鼻炎の症状があり時々診察の機会がありましたが、成長期に向かってその症状も見られなくなり健康な状態のまま婚期を迎え現在に至っています。その間子育て、医院の開業と多忙な日々の中で、実家とのトラブルに巻き込まれ毎日頭痛や精神的ストレスがあり約10年間症状をやわらげるために痛み止め(ロキソニン)を飲み続けていました。
「MCTD」発症の兆候
2011年1月上旬頃、近くのショッピングセンターで買い物中、膝に軽い違和
感があり、少し痛みもありましたのでシップ(貼り薬)をして様子を見ましたが数日過ぎても良くならないので近くの整形外科を受診し、レントゲン検査、血液検査、リウマチ系検査をして頂きましたが何ら異常はなく筋力トレーニング、リハビリの日々がしばらく続きました。しかし数カ月経過するも症状は一向に良くならないばかりか、全身的痛み特に関節痛は悪化の一途でした。暫くして突然38度~40度の高熱が数週間続きました。再度、大学病院、市民病院等大手病院の診察を受診しましたが診断結果(血液検査を含み)特別異常は見られずとの所見で抗生剤(フロモックス)痛み止め・解熱剤(ロキソニン)の処方による結果の様子を見るとの所見の診断でした。結局病気の原因が確定できず、その処方も不透明のまま、ただただ対処療法のみで熱を下げる痛みを緩和することのみの不安の日々が過ぎました。3~4週間がたった頃家族の協力を得て熱もようやく下がりました。熱が下がった数日後、突然MCTD膠原病特有な現象であるレイノー現象(指の先が白色になって冷たくなり指と手が腫れる)が現れ足の腫れもひどく靴が履けない状態となりました。
「MCTD」膠原病の発症と処方
早速知人の紹介で血液内科を受診した所、血液検査の結果から膠原病の疑いを指摘され国立病院膠原病内科を受診しその診断結果は初めて貴方の病気は膠原病ですと診断され、不安ととまどいに陥りました。又その治療の処方はステロイド投薬量の増減によるもののみの処方であり、膠原病のステロイド投薬の治療効果及副作用との関係病状完治の見通しと実体例等の説明もなく一沫の不安とその信頼を疑いました。ステロイドによる服用は断り別の方法を検討することにしました。
漢方薬治療 松本漢方クリニックとの出会い
現代医学一辺倒ではなく化学療法に替わる、自然治療力による免疫抗体の正常化を考える「身体にやさしい理にかなった治療法は無いか必ずあるはずだ」とインターネットの検索ボードをたたきました。その時漢方治療松本漢方クリニックの強烈なメッセージに出会い早速、2011年9月下旬松本漢方クリニックを受診しました。
松本院長の自信に基づく洞察力と深い愛情に満ちた力強い言動「君の病気は必ず治してあげる」は絶大な信頼と必ず治るとの確信と勇気を持つことが出来ました。勿論その裏には看護師様の適切な助言とやさしいご指導があったことは勿論のことです。
漢方薬治療の開始と経過
漢方薬治療開始直後、足に発疹が出始め首や手に少し赤ら顔になってきた時、国立病院の予約がそのままになっていたので受診をして漢方治療の事を話すと、漢方治療を否定され「ステロイドしか治らない。誰が何を言ったのかは知らないが、酷くなってから忙しい僕の所へ駆け込んでこないでよ」と言われた時は、医者として最悪で患者さんの気持ちを無視した言葉でした。必ず漢方治療で治し、漢方治療を否定した事を謝罪してもらおうと心に決め漢方治療を開始しました。それからは身体全身に発疹がみられ、この現象は序の口で日時の経過と共に発疹は強烈な痒さと分泌物を伴い耐えがたい日々が続きました。
漢方薬治療は漢方を煎じ一日3回飲み、漢方風呂、漢方塗り薬を必要に応じて処方し約3カ月が経過しました。その時点で膝下ふくらはぎ部分が像の足の様に腫れあがり歩行困難の状態が約2カ月程度続きました。
MCTD症状の改善の兆候
2012年2月頃漢方治療開始5カ月が過ぎた頃からその症状が少しずつ改善の兆候が見え初め、階段の昇り降り、座った状態からの自立、痛みは感じるも外出可能等々その症状に改善が見られる様になりました。
その間症状の悪化に伴い、ややもすれば負けそうになる事も再々ありました。
また友達に膠原病に効くSODと言う薬を作った土佐清水病院の丹羽先生に会い、はじめに言われた言葉が「膠原病は治らないけど僕の病院に入院すれば良くなるから」と言われ、入院費の話や断らなければ自動的に薬が送られて来るシステムに疑問を感じ、ここでは膠原病が治るとは思いませんでした。こうして医療の道理を逸脱した営利目的のための誘惑も多々ありましたが、松本院長の力強いご指導と看護師様はじめ多くの方々の温かい助言を頂き一つの大きな山を乗り越えることが出来ました。
この御恩に答えるためにも今後一層の精進を心掛け末永く健康を取り戻し多くの膠原病と闘っている人達に勇気と希望を与えるものと確信してる次第です。
MCTD治療と予後
MCTD治療の一つの大きな山を越えた、2012年6月頃突然38.5度の発熱がでて、ちょうど松本漢方クリニックを受診した日だったので血液検査の結果膵炎の疑いがあった為、松本先生から直ぐに的確な指示を頂くも異常はなく、その後高熱40度が3日、38度が7日間続きその頃から手足の裏部分にピリピリした異常な痛みと歩行困難な状態が続き、また頭痛、耳鳴り、耳下腺炎、身体全体の痛み関節痛もありますが日常生活が自立出来る範囲のため今は漢方薬投与とバトルレックス(抗ウイルス剤)の服用で対応しています。今後免疫機能の正常化の過程で色々な症状が現れてくると思いますが、自分自身の自然治療力を信じ、病は薬で治すものではなく自分の免疫と心で治すものだと言う事を認識し、気安くさりとて油断せず忍耐強く膠原病と向き合ってゆく覚悟であります。
今後共一層の御指導を賜ります様お願い申し上げます。
と共に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。