「子宮癌・卵巣癌手記」
匿名希望45歳2014年10月1日
匿名希望45歳2014年10月1日
松本先生お元気ですか。いつもお世話になっています。昨年の11月に松本漢方クリニックをたずねてから、10ヶ月がたとうとしています。松本先生と出会ってこの数ヶ月少しずつですが、身体にうれしい変化がでています。手記を書きたいなと思いながら自分の文章に自信がなくて遅くなってしまいました。
私は二年前、子宮がんと卵巣がんがみつかり摘出手術を受けました。リンパ節転移はないとのことで少し安心していましたが、仕事に復帰してすぐ再発してしまいました。担当医師からはすぐ抗がん剤治療をすすめられましたが、抗がん剤を身体に入れる怖さと、再発だと信じられなくて再検査をしてもらったり、セカンドオピニオンを受けたりしていました。しかし、抗がん剤治療以外の方法は延命治療や高額のものばかりで、身体はどんどん弱っていくのにどうすることもできなくて、とてもつらかったです。
そのころ、主人が松本先生のHPをみつけすぐ行くことになりました。通っていた病院とはちがう雰囲気にはじめはとまどいましたが、患者さんとのおはなしが聞こえてくると、不安ななかにも何かわくわくするじぶんがいました。診察がはじまると、先生の一言一言がこころにしみて、泣きそうになるのをこらえていました。我慢していた心を慰め認めてくれたことがうれしくて、いままで感じたことない(大丈夫信じられる)という気持ちいっぱいで帰路につきました。それから毎日漢方薬を煎じ、お灸、ヘルペスの薬を続け、松本先生がおっしゃった「身を捨てて浮かぶ瀬もあれ」を思い出しながら、二ヶ月くらいはあまり変化を感じることなく、続けることがしんどいこともありました。くじけそうなとき松本先生の元気な声を聞いて「いかんいかん」とひきもどしてもらい、がんばることができました。
そうこうしている内、自分の体調が安定していることに気がつきました。あれ?私動ける時間増えたな、食欲も出てきたうれしいと腫れて硬くなったお腹を見つめていると、少しやわらかくなっていたんです。それから目に見えてお腹の腫れが小さくなりました。この劇的な変化に驚きながら、ゆっくり自分の身体をいたわり心にも本当の意味で向き合えるようになってきたように思います。
こんなに変われたのは松本先生のおかげです。いつも「病気は医者が治すんではない。あんたが治すんや」と愛のある言葉で諭してくれましたね。松本先生に出会えてなかったら弱っていくじぶんが恐くて想像できません。本当にありがとうございます。感謝の思いを伝えたくて書き始めたのですが、まだ十分ではなくて、身体の変化ももっとお伝えしたいです。これからもよろしくおねがいします。