「松本漢方クリニックの漢方薬治療(B型慢性肝炎・突発性難聴) 」
65歳 男性 2017年5月8日
65歳 男性 2017年5月8日
私が松本先生と最初に出会ったのは、1990年頃だったと記憶しています。当時、私は難治性のB型慢性肝炎に罹患し、入退院を繰り返していました。しかも、根本的な治療法はなく将来を悲観していました。たまたま通勤途中で松本漢方クリニックの看板を見て、漢方治療と書いてあったので診察を受けたところ、先生と波長が合ったというか、直感的にこれは何とかなると思い、漢方煎じ薬での治療を開始しました。(時には先生に教えて頂いた、肝炎に効果の高い動物生薬の、牛黄、麝香(じゃこう)を配合した漢方薬も併用)。その結果、徐々に体調が良くなり免疫が上がり、7年後にHBs抗原、HBe抗原とも陰性になり、肝臓の画像診断も全く問題なく完全治癒に至りました。(治療期間は長かったですが、漢方煎じ薬の効果は絶大で本当にうれしかったのを覚えております。)会社の産業医もこれはレアケースだと驚いておりました。
その後、2010年と今年の4月に右耳にヘルペスウイルスによる突発性難聴が発生しました。いずれもアシクロビルと漢方煎じ薬を3日ほど服用して症状がなくなりました。(今回は、アシクロビル1日4.800mgと半夏白朮天麻湯の併用で、私の場合はとてもシャープに効きます。)それと同時に右肩の慢性の痛みが半減しました。ただ、左足の股関節変形症に伴う痛みは、今のところほとんど変化はありません。
松本先生の免疫論は、凡庸な私などは理解したつもりでいるだけなので、ここで先生の理論の受け売りの話をしても意味がありません。ただ、ものごとの真理はほとんどの場合シンプルです。私の治療経験上、先生の理論はシンプルで真理をついておられると思います。(「そんなこと当たり前やろ」と怒られそうですがね)
追記
松本先生はご存じだと思うのですが、他の開業医の先生が抗ヘルペス薬でめまい、難聴の治療をされている事例があります。これに対し学会のトップが科学的根拠がないと批判的な見解を述べています。(著作権の問題でガタガタ言われるのがいやなので、その見解は貼り付けません。)有効な治療法を見つけられないくせに、やれダブルブラインドテストでその効果を検証していない等、いろいろ難癖をつけております。そんなことは開業医がやるのではなく、学会自ら主導して検証するのが本筋であります。これなど既得権の塊のような環境に安住している人間の典型的な見解です。
前述の開業医の方々がどんな理論でめまいの抗ヘルペス薬治療をされているか判りませんが、松本先生のホームページを見られたら、さらに次元の高い治療ができるのではないかと思います。