「シェーグレン症候群手記」
42歳女性2011年12月27日
42歳女性2011年12月27日
シェーグレン症候群になって(中間報告)
2011年の2月肺がん検診に引っかかり精密検査を受けましたが、肺の検査をしても異常は見つからず、肺に対しての症状は無し。しかし影はしっかりと映っていて、毎月の病院通いで病名探しが始まりました。半年が経った夏の頃、元々目がドライアイと診断され、(10年程前から)目が乾きやすかったのですが、瞬きをするだけで目に傷がいくほど目の表面がカラカラになって、朝から痛みで目が開けづらくなり、ステロイド入りの点眼やゼリー状の抗生物質など色んな薬を処方してもらいました。最初は、家の中では薄目をあけて寝たり起きたりしながら何とか生活をしていましたが、痛みは全く改善されず、外を見ると曇っているのに眩しくて、車を運転することなんて出来ないし普通の日常生活を過ごすこともままなくなりました。そして、良くなる兆しが全くないことから、以前、眼科の先生から勧められたことのある『涙点プラグ手術』を行うことにしました。『涙点プラグ手術』とは、涙点にプラグを挿入することで、自分の涙(水分)を眼の表面にとどまらせることにより、流れていかない分、眼の表面が潤う。というものでした。
呼吸器の先生は、肺の影の原因が分からなかった中、眼が極端に乾くという点から、「これまでの肺の影は、シェーグレン症候群によるものでしょう」と話されました。シェーグレンは、眼や口が渇く病気、ということを少しは知っていましたが、他の症状に、肺に影が出たり、消えたりすることがあると教わりました。そして、この病気は、膠原病の一種であること。また治る病気ではないこと。今のところ眼に関してはプラグ手術をしたので目はこのまま様子をみて、肺に関しては特に症状もないことから、「今の時点では、(西洋医学で)する治療はありません。」と言われました。「後々、腎臓や心臓に問題が出てくることがあるので、その時に、治療をおこないます。」と。私は、治らない病気であると言われたことで、ショックは相当なものでした。いずれ出てくるであろう腎臓•心臓病に怯えながらこれからの日々を過ごしていくのかと、目の前は真っ暗でした。そんな時、主人がインターネットで松本漢方クリニックを見つけてくれて、私の代わりにHPの内容を読んでくれました。その時は、運命を感じる様な感覚で、ビビビーと電気が走るというか、すぐにでもこの先生の所へ行きたい!!と思いました。運良く、奈良県に住んでいたことで、松本漢方クリニックは同じ近畿圏の大阪にあったことから、早速3日後(2011年8月中旬)、2時間かけて主人に乗せてもらって車で行きました。長い待ち時間の末、診察室に入りました。松本先生のイメージは、ネットから醸し出していたイメージ通り、凄いオーラを放つ先生でした。会った途端に、“これ程の強烈なキャラクターを持つ先生でないと、助けてもらえない。この先生なら、本当に助けてくれるかも!”と思えました。日々患者さんを相手にしていると、先生自身もパワーを取られそうなものだけど、それを跳ね返すだけの強いパワーを持っている先生だと感じました。そして、「シェーグレンは治る。治したるよ!」と言ってもらえ、私が問診票で書いていた困っている症状を「これも治る!これも良くなる」と、長年シェーグレン以外で悩んでいた症状でさえも、マルをつけていってくれました。今までに会ったことのない、医者らしからぬ「治る!」と宣言してくれた松本先生の言葉に、感謝で心は震えていました。今思えば、この時の先生の態度と言葉から、この時点で病気の半分位は治っていたのではないかと?思う程、すでに身体は軽く、良くなる為の第一歩を踏む出すことが出来ていたのではないかと思います。それは、これまで触れていませんでしたが、16年前に、再生不良性貧血という難病にかかってから翌年には、免疫抑制剤によって甲状腺ガンを煩い全摘手術することになり、それ以来、自他ともに認める、病気の問屋的な私は、時に、“えらい厄介な患者が来たな”と言わんばかりに、露骨に嫌そうにする先生や、逆に、私がアレルギーを持つ事で、飲める抗生物質が無くなってきている中、新しい抗生物質を処方するのを怖がって、効かなくなっているにも関わらず無難な薬や治療しかしない先生など出会ったことがありましたが、松本先生は自分の知識と治療に揺るぎない信念をもっていて、とにかく色んな面で自信に溢れていたことから、安心感がそうさせたのだと思います。早速家に帰り、シェーグレンを治すための漢方と、これまでの慢性的なだるさ等を治す為に、ヘルペスの薬を飲むことになりました。そして、週1回の鍼灸に通うこと、自宅でも、もぐさによる、お灸を始めました。(もぐさは、最初、本当に熱かったですが、不思議と熱さには次第に慣れていきました。漢方では、胃のむかつきに悩まされました。)再生不良性貧血で骨髄移植を受けていた私は、大量のステロイド治療や、その他の免疫抑制剤を使っていたことから、体質改善の為に通るであろう苦しいリバウンドを覚悟していました。しかし、最初の方は、身体が楽になる一方で、基礎体力がついたというか、身体が軽くて無理がきく感じでした。そして、2年7ヶ月止まっていた生理が、なんと治療2週間後にしてあっさりと戻ってきてくれまた!!正直、この時はびっくりしました。
生理が戻ると、髪や肌の色艶や体型が変わるのも分かりました。目の潤いの方も、少しずつ潤っていくのが分かりました。プラグをいれている為、水分(涙)が溜まり目が潤んで潤んで困ると言う、有り難い悩みが出る日も増え始めました(治療後1ヶ月後〜)。リバウンドについては、治療を始めて2週間が過ぎたころから症状が出始め、また身体のだるさや目の痙攣、肩こり、頭痛が不定期で起こるようになりました(リバウンドがきた時、ヘルペスの薬を飲むと、不思議なぐらいましになります)。また、自分はリウマチを持っているなんて思っていませんでしたが、シェーグレンであるということはリウマチも持っているということで、「治療を始めるとリウマチ症状が出てくるかもしれない」と言われて、確かに治療3日後あたりから腕が痺れたり、手と足の指の関節が少し痛くなる日が出てきました(3ヶ月後には消える)。さて肺の影についてですが、最近のレントゲン検査で、「少し影が薄くなっている。」と言ってもらえました。私の調子が上がっていることから、主人も悩んでいた症状を先生に話し、彼もまた「治る!」と言ってもらえ。松本患者仲間に加わることになりました♪
(最後に)
とはいっても、私はこれまでの病歴が長かったので一筋縄ではいかず、今もなお風邪がひきやすかったりするし色んな感染がしやすいです。リバウンド(頭痛、肩こり、吐き気、起きれない程のだるさなど)も時々起こり、免疫を上げる為に身体の中で戦っている真最中です。まだまだ先生の力が必要です。しかし、4ヶ月前の自分と違うのは、体調だけでなく何かあれば先生に相談出来るという安心感があり、先生が信じられる今は、精神面が全く違います。
松本先生、本当にありがとうございます!!今こうして、安定した気持ちで日々生活が出来るのは、先生のお陰です。鍼灸の先生、看護婦さん、受付の方々もありがとうございます。これからも、皆さんと同様、私たち夫婦も宜しくお願いいたします。