ホーム・目次3
000≪言霊運用。≫
。
----吉く備(吉備)わった初期(児)の締まり(島)と言った意 五十個の言霊を集めて形だけは五十音図としてまとめたけれど、その内容はまだ詳細には確認されていない段階ということです 。
初歩的では有りますが豊宇気として先天の性質を受け持っているこの五十音の枠結びを天津菅麻(音図)と呼びます 菅曽(すがそ)は菅麻とも書き先天・大自然そのままの性質の音図(すがすがしい衣の意)のことです 例えばこの世に生れたままの赤ちゃんの心の性能の構造といえるでしょう。
== 言霊の、心の、運用領域 ==
001【 この子を生みたまひしによりて、御陰炙(みほどや)かえて病(や)み臥(こや)せり。
002【 たぐりに生(な)りませる神の名は
002 [運用 01] 金山毘古(かなやまびこ)の神 (五十音神名文字の音。整理内容。)
002 [運用 02] 金山毘売(びめ)の神 (五十音神名文字の文字。整理材料。)
003【 次に屎(くそ)に成りませる神の名は
[運用 03] 波邇夜須毘古(はにやすひこ)の神 (正確で安定している音。分類組み合わせ内容。)
[運用 04] 波邇夜須毘売(ひめ)の神 (正確で安定している文字。分類組み合わせ材料)
004 【 次に尿(ゆまり)に成りませる神の名は
[運用 05] 弥都波能売(みつはのめ)の神 (実在母音オウエの定在。次元立場の確定)
005 [運用 06] 和久産巣日(わくむすび)の神 (五十音全部の定在・惑い状態。提起する問題の全体像)
006 【 この神の子は豊宇気毘売(とようけひめ)の神といふ。
[運用 -0-] この神の子豊宇気毘売(とようけひめ)の神 (和久産巣日の先天性は受容する。及び全関連事項)
007 【 かれ伊耶那美の神は、火の神を生みたまひしに由りて、遂に神避(かむさ)りたまひき。』
008 天津スガソ音図
----------------------------------------
小豆島。
----泣沢女(なきさわめ)とは人間の創造知性の根本の響きのことです 音波、光波の大自然の無音の音(梵音)が視覚、聴覚のリズムとシンクロナイズする時、初めて現象が現われます 泣き沢め(なきさわめ)ぐのは父韻であり人間の創造知性の側の働きであり、その刺激により宇宙である五母音から現象が出て来るという意味であります。
別名の大野手比売(おほのでひめ)とは大いなる横(野・貫)に並んだ働き(手)を秘めている(比売)の意 音図においては八父韻は横に一列に展開しています。
009 【 かれここに伊耶那岐の命の詔(の)りたまはく、「愛(うつく)しき我が汝妹(なにも)の命を、子の一木(ひとつき)に易(か)えつるかも」とのりたまひて、
010 【御枕方(みまくらへ)に葡匐(はらび)ひ御足方(みあとへ)に葡匐ひて哭(な)きたまふ時に、
011【 御涙に成りませる神は、香山(かぐやま)の畝尾(うねを)の木のもとにます、名は
[運用 07]泣沢女(なきさわめ)(大野手比売)の神。 (父韻の確認。こころの主体側から検討。)
012 【 かれその神避(かむさ)りたまひし伊耶那美の神は、出雲(いずも)の国と伯伎(ははき)の国との堺なる比婆(ひば)の山に葬(をさ)めまつりき。
013 父韻の働き
--------------------------------------------
大島 (大多麻流別)。
----大きな価値・権威を持った心の締まりという意 別名の大多麻流別は大いなる(大)言霊(多麻)が流露・発揚(流)する心の区分、ということです 。
伊耶那岐の命(言霊の原理・法則)が活用する十拳の剣の力(物事を十段階に分けて判断する)を明らかにする作業区分であります 。
014 【 ここに伊耶那岐の命、御佩(みはか)せる十拳の剣を抜きて、その子迦具土の神の頚(くび)を斬りたまひき。
015 【 ここにその御刀(みはかし)の前(さき)に著(つ)ける血、湯津石村に走(たばし)りつきて成りませる神の名は、
016 [運用 08]石拆(いはさく)の神 。(次元宇宙の設定、組織構成) (アオウエイの五段階に分割)
017 [運用 09] 根拆(ねさく)の神 。(意志の検討確認) (父韻配列の検討)
018 [運用 10] 石筒(いはつつ)の男の神。(各次元通過の検討) (五十音縦横の変化連続)
【 次に御刀の本に著ける血も、湯津石村(ゆずいはむら)に走(たばし)りつきて成りませる神の名は、
019 [運用 11] 甕速日(みかはやひ)の神 。(内容とその形態の働きの明瞭化) (客体物象の連続状態が一目で分かる)
020 [運用 12] 樋速日(ひはやひ)の神 。(連続動態傾向性の明瞭化) (客体内容霊の連続状態が一目で分かる)
021[運用 13] 建御雷(たけみかづち)の男の神 。またの名は建布都(たけふつ)の神、またの名は豊(とよ)布都の神。(主体のこころの設定、確立)。 (主体規範の現れ)
022 【 次に御刀の手上に集まる血、手俣(たなまた)より漏(く)き出(いで)て成りませる神の名は、
[運用 14]闇淤加美(くらおかみ)の神 。(手を握りしめる主体の心方向へ検討) (握って噛み合わせる)
023 [運用 15] 闇御津羽(くらみつは)の神。(主体の心から手を広げる方向へ確認) (みいずを起こし括る)
024 主観的に確立された言霊原理
025 世界の思想
026 いままで、これまでのことたち
----------------------------------------
神々の宝座。姫島 (天一根)。
----八つの神代表音神名文字(八種の文字原理)が心の宇宙の中に占める位置・区分 。
言葉を文字で表したものを比礼(ひれ)または霊顯(ひら)といいます 枚(ひら)の字を当てることもあります 大山津見の神(言霊ハ)は言葉のことです 山津見の山は八間でこの間に言霊父韻が入り、それが津見(渡して現れる)で言葉が出来ます。
女(おんな)は音名で、文字のこと 文字には言葉が秘め(女)られています 人によって文字を読むと直ちに心の中に言葉となって甦ります また神代文字は全部 火の迦具土の神(言霊ン)から現われますから、別名、天の一根と言われます
027 【 殺さえたまひし迦具土の神の
[運用 16] 頭に成りませる神の名は 正鹿山津見(まさかやまつみ)の神 (原理本性通りの表現。大山津見神から出た真性の表現)
[運用 17] 胸に成りませる神の名は 淤滕(おど)山津見の神 (言葉の発声に沿った表現。発声発音法に基づいた表現)
[運用 18]腹に成りませる神の名は 奥(おく)山津見の神 (言霊オの経験を全体に調和させる表現。音図から出た表現)
[運用 19] 陰に成りませる神の名は 闇(くら)山津見の神 (産出の原理が良く分かる表現)
[運用 20] 左の手に成りませる神の名は 志芸(しぎ)山津見の神 (全体が調和するような表現。全体的な調和を強調する)
[運用 21] 右の手に成りませる神の名は 羽(は)山津見の神 (一つ一つの内容を強調する表現。部分的な強調で表現)
[運用 22] 左の足に成りませる神の名は 原(はら)山津見の神 (全体の運用に基づいた表現。運用を強調する表現)
[運用 23]右の足に成りませる神の名は 戸山津見の神 』 (縦の列の区別がよく出るような表現。行、段、分類を強調する表現)
028 【 かれ斬りたまへる刀の名は、天の尾羽張(おはばり)といひ、またの名は伊都(いつ)の尾羽張といふ。
029 表現論
030 八種の文字原理
-------------------------------------------
◎◎
031 黄泉国 (よもつくに)。
神々の宝座。(●) 黄泉の国。
≪ 客観世界自身の動態 ≫
≪ 黄泉の国。主体内自証から他証へ、客観世界での伊耶那岐の仕事。≫
≪ 共同創造の終り。客観世界への愛着、禍作り ≫・・相見まくおもほして。
≪ 主体規範の試し斬り。主体側の執着と他証。≫・・高天原精神世界から出る。
≪ 客観世界からの返事 ≫・・黄泉へぐいしつ。
≪ 客観世界の在り方 ≫・・いかつち(雷、五十神土)
≪ 客観世界の研究取り込み ≫・・高天原精神世界に戻る為に。
≪ 客観世界の最後の砦 ≫・・八くさの雷神、千五百の黄泉軍。
≪ 主客の決定的な相違点 ≫・・桃の子三つ。
≪ 高天原精神世界からの借りものの威力 ≫・・おほかむづみ(みいず)
032 【 ここにその妹伊耶那美の命を相見まくおもほして、黄泉国(よもつくに)に追ひ往(い)でましき。
033 【ここに殿の縢戸(くみど)より出で向へたまふ時に、
034 【伊耶那岐の命語らひて詔りたまひしく、「愛(うつく)しき我が汝妹(なにも)の命、吾と我と作れる国、いまだ作り竟(を)へずあれば、還りまさね」と詔りたまひき。
035 【 ここに伊耶那美の命の答へたまはく、「悔(くや)しかも、速(と)く来まさず。吾は黄泉戸喫(へぐひ)しつ。
036 【然れども愛しき我が汝兄(なせ)の命、入り来ませること恐(かしこ)し。かれ還りなむを。しまらく黄泉神(よもつかみ)と論(あげつら)はむ。我をな視たまひそ」と、
037 【かく白(もお)して、その殿内(とのぬち)に還り入りませるほど、いと久しくて待ちかねたまひき。
038 【 かれ左の御髻(みみづら)に刺させる湯津爪櫛(ゆつつまくし)の男柱一箇(をはしらひとつ)取り闕(か)きて、一(ひと)つ火燭(びとも)して入り見たまふ時に、
039 【蛆(うじ)たかれころろぎて、
040 【 頭(かしら)には大雷(おほいかづち)居り、
【 胸には火(ほ)の雷居り、
【 腹には黒雷居り、
【 陰(ほと)には柝(さく)雷居り、
【 左の手には若(わき)雷居り、
【 右の手には土雷居り、
【 左の足には鳴(なる)雷居り、
【 右の足には伏(ふし)雷居り、
041 【 并せて八くさの雷神成り居りき。
042 【 ここに伊耶那岐の命、見畏(みかしこ)みて逃げ還りたまふ時に、その妹伊耶那美の命、「吾に辱(はじ)見せつ」と言ひて、すなはち黄泉醜女(よもつしこめ)を遺(つかわ)して追はしめき。
043 【 ここに伊耶那岐の命、黒御縵(くろみかづら)を投げ棄(う)てたまひしかば、すなはち蒲子生(えびかづらな)りき。
044 【こをひりひ食(は)む間に逃げ行でますを、なほ追ひしかば、 【 またその右の御髻(みみづら)に刺させる湯津爪櫛を引き闕きて投げ棄(う)てたまへば、すなはち笋(たかむな)生りき。
045 【こを抜き食(は)む間に、逃げ行でましき。 【 また後にはかの八くさの雷神に、千五百(ちいほ)の黄泉軍(よもついくさ)を副(たぐ)へて追はしめき。
046 【ここに御佩(みはかし)の十拳の剣を抜きて、後手(しりで)に振(ふ)きつつ逃げませるを、
047 【 なほ追ひて黄泉比良坂(よもつひらさか)の坂本に到る時に、
048 その坂本なる桃の子(み)三つをとりて持ち撃ちたまひしかば、悉に引き返りき。
049 【 ここに伊耶那岐の命、桃の子に告(の)りたまはく、「汝(いまし)、吾を助けしがごと、葦原の中つ国にあらゆる現しき青人草の、苦(う)き瀬に落ちて、患惚(たしな)まむ時に助けてよ」とのりたまひて、意富加牟豆美(おほかむづみ)の命といふ名を賜ひき。
050 【 最後(いやはて)にその妹伊耶那美の命、身みづから追ひ来ましき。
051 【ここに千引(ちびき)の石(いは)をその黄泉比良坂に引き塞(さ)へて、その石を中に置きて、その石を中に置きて、おのもおのも対(む)き立たして、
052 【 事戸(ことど)を度(わた)す時に、
053 【伊耶那美の命のりたまはく、「愛(うつく)しき我が汝兄(なせ)の命、かくしたまはば、汝の国の人草、一日(ひとひ)に千頭絞(ちかしらくび)り殺さむ」とのりたまひき。
【 ここに伊耶那岐の命、詔りたまはく、「愛しき我が汝妹の命、汝(みまし)然したまはば、吾(あ)は一日に千五百の産屋を立てむ」とのりたまひき。ここを以(も)ちて一日にかならず千人(ちたり)死に、一日にかならず千五百人(ちいほたり)なも生まるる。
054 【 かれその伊耶那美の命に号(なづ)けて黄泉津(よもつ)大神といふ。
055 【またその追ひ及(し)きしをもちて、道敷(ちしき)の大神といへり。
056 【またその黄泉の坂に塞れる石は、道反(ちかへし)の大神ともいひ、塞へます黄泉戸(よみど)の大神ともいふ。
057 【 かれそのいはゆる黄泉比良坂(よもつひらさか)は、今、出雲の国の伊織夜(いふや)坂といふ。
058 死と死後
059 あの世
060 客観世界
061 事戸
062 逸脱論
----------------------------------------------