天の吹男(ふきを)の神
数千年前に古代人たちが解決したかった問題は意識が何故物となるかでした。
意識はある過程を経過して思考認識となり、言葉の音声として(物質として)表現され、行為を促し、物質世界を創造していく、古代の日本人はこの原理を解明したかった。
古代には哲学心理学用語がなく、頭脳内のことは全て「天」としました。実体化されれば「神」となり、作用機能とされれば「命」等としました。
「天」の内容を解明したかった古代人たちは、「天」の一語では説明しきれないため、「天」のそれぞれの場面、作用の現れでそれらを示す実体としての名を「神」の名をもって命名していきました。
それが古事記を始め古代文献に残っている神々たちで、現実やその威力や作用を神格化したものではありません。
現代の知性人たちのいう「意識」は「意識(いしき、Consciousness)とは自分の今ある状態や、周囲の状況などが正確に認識できている状態のことを指す。」(wiki)というだけで、意識とは認識だというだけのものです。
古代大和の人たちはそれに満足せず、数百年をかけて意識の内容を解明していきそれに成功しました。その記録が古事記であり、多くの古代文献です。意識は「成る」ものという概念を中心にして御中主の神から火の夜芸速男の神へ、潜在意識から文字の発生までを五十の過程で分析記述しています。古事記の五十の神はアイウエオ五十音図の五十と一致しています。
このブログでも少しずつ真似しています。
天の吹男(ふきを)の神。 言霊テ。
『 大戸日別の神として五十音図の横の並びが確かめられ「ツー」と現われ出たものが、縦の並びであるアオウエの四母音のどれかに結び付こうとして、人が手(て)を差延べるが如く近づく様であります。
天の吹男の神の神名は、先天の意図が大戸日別で判別された父韻の並びが息を吹きかける如く特定された母音に吹き付けられる様とも表現されます。』( HP 言霊百神からの引用)
男は主体側働きかける側にいることを示していますが、天のとある通り主体側の自由意志百パーセントというよりも見かけだけは主体性が確立していった様子でしょう。「おはよう」の声をかける相手と自分の状況を考慮してイザ発声の段階にあっても、突如予期せぬことが出現して、「おはよう」が「さようなら」にならないとも限りません。
吹きは主体の動きの始まり吹きかけようかどうしようかから始まって、自分に吹きかけ相手を選択して吹きかけ結び付けるように吹きかけ、結果を出すように吹きかけるまでの全過程を締めています。
それは自分の表現内容が自分の心の内では決まってはいても、選択された相手にはまだ手が届いていない状態です。この手がけようとする、手をさしのべる状態が天の吹き男です。
意識がイメージとして提出される一歩手前まで来て、後は相手さえ掴み手の内に入れればイメージが完成される段階です。
「おはよう」の挨拶をすることは決まっているが、相手を実際に手中にしていないので「お、おすっ」か「おは」か「おはよ」「おはよう」か「おはようござょます」か「おはようございます。ありがとうございます」かの実際の選択まで手が届いていない、従って条件次第ではまだまだ別のものに変化し、次元が変わることもあります。
従って次段は、【ヤ】 大屋毘古の神(おほやひこのかみ)のイメージの家屋、その構造の完成になります。
==========================================================
22。天の吹男(ふきを)の神
言霊テ 大戸日別の神として五十音図の横の並びが確かめられ「ツー」と現われ出たものが、縦の並びであるアオウエの四母音のどれかに結び付こうとして、人が手(て)を差延べるが如く近づく様であります。天の吹男の神の神名は、先天の意図が大戸日別で判別された父韻の並びが息を吹きかける如く特定された母音に吹き付けられる様とも表現されます。
言霊テは手(て)・寺(てら)・照(てる)等に用いられます。
天の吹の神・言霊テ
天の吹男の神の天は先天のこと。吹男とは四である四つの母音の女性に向って男である父韻を吹き付けるように発射する様子です。言霊テは手に通じます。吹き出された父韻はどの母音に着くか、手さぐりするように進みます。
言霊テに漢字を当てますと、手(て)、照(て)る、寺(てら)、衒(てら)う、……等が挙げられます。
メモ---------------
先天の意図のイメージを植え込む下地が出来たところに先天に肩を押されて父韻が降りてくる。
何も無いところから現象が産まれるのではない。
先天という何者か--(大事忍男の限界は先天にある)--
しかし、常に何者かが加わる--
(岩土にあるア-ワ--石巣にあるア-ワ)--後に現象となるア-ワ--
天の吹男(先天が吹くのではない、小(子)太りした吹男、
『常に引っ込むイザナミ』
『火の神を生みたまひしに因りて遂に神避りたまひき』
『しかし』
『イザナミの神は、出雲の国(父韻)と伯杖の国(母音)との境なる比婆の山(霊の葉、言霊達)に葬おさめまつりき』
『生み出し言霊子音に鎮座しています』
『これが常に何かが加わる謎。』
先天に押されてタ(言霊タ)が立った時、
先天→タ
でなく、
先天→先天+タ+イザナミ( この場合はイザナミがタを立たした結果、タを立たすという生産行為をしたというプラスα )
夢のような何者か--
現象になろうとしている何もの者か--イメージとなる何者か--
大戸日別の具体的な現実に適応すると八父韻→母音の構図は他のもので置き換えられるか。
お--主体、働き
大事忍男
天の吹男
火の夜芸速男
石筒の男
建御雷の男
底筒の男
中筒の男
上筒の男
建速須佐の男
ひこ---働き
石土毘古
大屋毘古
速秋津日子
志那都比古
大戸惑子
火のかがや毘古
金山毘古
波に夜須毘古
奥津那芸佐毘古
辺津那芸佐毘古
ひめ--秘めている
石巣比売
妹速秋津比売
鹿屋野比売
大戸惑女
大宣都比売
金山毘売
波に夜須毘売
豊宇気毘売
===========================================================
天の吹男(ふきを)の神
言霊テ 大戸日別の神として五十音図の横の並びが確かめられ「ツー」と現われ出たものが、縦の並びであるアオウエの四母音のどれかに結び付こうとして、人が手(て)を差延べるが如く近づく様であります。天の吹男の神の神名は、先天の意図が大戸日別で判別された父韻の並びが息を吹きかける如く特定された母音に吹き付けられる様とも表現されます。
言霊テは手(て)・寺(てら)・照(てる)等に用いられます。
天の吹男の神・言霊テ
天の吹男の神の天は先天のこと。吹男とは四である四つの母音の女性に向って男である父韻を吹き付けるように発射する様子です。言霊テは手に通じます。吹き出された父韻はどの母音に着くか、手さぐりするように進みます。
言霊テに漢字を当てますと、手(て)、照(て)る、寺(てら)、衒(てら)う、……等が挙げられます。
=============================================================