石筒(いはつつ)の男の神。古事記の言霊学による「はじめ」論。
石筒は五葉筒(いはつつ)または五十葉筒の意です。
五十音図は縦に五母音、五半母音または五つの子音が並び、これが順序よく人の心の変化・進展の相を示しています。
また五十葉筒と解釈すれば、五十音図が縦に横に同様に変化・進展する相を知ることが出来ます。
筒とはその変化・進展の相が一つのチャンネルの如く続いて連なっている様子を表わします。
石筒の男の神の男(を)の字が附いているのは、その変化・進展の相が確認出来る働きを示すの意であります
メモ---------------------------------
いはさく・人間精神の五次元
ねさく・次元宇宙の根源である父韻。
いはつつ・の男・いはのつつの中を動き廻り働く男(父韻)
筒、入り口と出口がある。主体から客体へ行く。
誰が行くか、男。男とは父韻。時間の経過が考慮される。場所の移動が考慮される。しかし、次元間の移動は存在しない。
男は主張する存在で自分を現す客体をもたない。食事がしたい大臣になりたいといった欲望次元を現すには一連の筒の中を通過して意図した客体と結合しなくてはならない。食事をした充足感と大臣になった充足感とは同じ欲望の充足感の場面の違いに過ぎなく、芸術的とか道徳的にも一切関係ない。
ではなぜ一見別に感じる充足感を得るのかといえば、選択された父韻の相違から来るのだろう。
「はじめ」というとき、様々な次元の違いの「はじめ」は容易に設定できその違いは分かりやすい。しかし同じ次元にあるものの相違を見出すのは結構大変なようだ。
そこで「男」は動き廻り働く。といっても父韻は八つしかないので八つの顔しか見せない。
ここまでは対象の大枠を分析した。
つづいて検討が進む。
次に石筒(いはつつ)の男の神
石筒は五葉筒(いはつつ)または五十葉筒の意です。
五十音図は縦に五母音、五半母音または五つの子音が並び、これが順序よく人の心の変化・進展の相を示しています。
また五十葉筒と解釈すれば、五十音図が縦に横に同様に変化・進展する相を知ることが出来ます。筒とはその変化・進展の相が一つのチャンネルの如く続いて連なっている様子を表わします。
石筒の男の神の男(を)の字が附いているのは、その変化・進展の相が確認出来る働きを示すの意であります。