中津綿津見の神。『「身禊」』24。
中に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、中津綿津見の神。
中つ瀬の水の中と言うと言霊ウ段の事です。言霊ウの宇宙から現われ出る人間性能は五官感覚に基づく欲望性能であり、その性能が社会現象となったものが産業経済活動です。この性能次元で禊祓をすると、外国の経済産業活動から生産・流通して来る物質は極めて速やかに世界人類の生活に円滑に奉仕される事が明らかになったという事です。
中津綿津見の神の最初の津とは言霊ウの働きがそこから始まる港のこと。
次の津は言霊ウの働きがそこに於て終わって結果を出す港の意。
中津綿津見の神の全部で、言霊ウの欲望性能で禊祓をすると、外国の産業経済活動が世界の経済機構に吸収され、その結果世界経済の中で所を得しめる働きがあることが証明された、の意となります。
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「身禊」まとめ
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・伊耶那岐の大神<主客を包含した唯一の立場>
「吾(あ)はいな醜(しこ)め醜めき穢(きた)なき<気田無き>国に到りてありけり。
吾は御身(おほみま)<l宇宙神いわば御中主の神として>の禊(はらへ)せむ」とのりたまひて、
竺紫(つくし)<心を尽くし>の日向(ひむか)<生命の光りに向かい>の橘(たちばな)<性質を表す言葉の名前>の小門(おど)<音、言霊を持って>の阿波岐原(あはぎはら)<アワイヰに囲まれた場である五十音言霊音図>
に到りまして<則って>、禊ぎ祓へ<文明創造活動の根本となる行動>たまひき。
●タカマハラナヤサの『タ』の内容
かれ投げ棄(う)つる御杖<判断を投入>に成りませる神の名は、
・衝き立つ船戸(つきたつふなど)の神。<建御雷の男の神の精神構造図を鏡として>
る御帯(みおび)<関連連続性のオからヲ>に成りませる神の名は、
・道の長乳歯(みちのながちは)の神。<道理が長く連続している、母、半>
次に投げ棄つる御嚢裳(みも)<百の衣を投入>に成りませる神の名は、
・時量師(ときおかし)の神。<時間変化のリズム、処、位、父>
ウ次元キシチニヒミイリ天津金木音図
オ次元キチミヒシニイリ赤珠音図
ア次元チキリヒシニイミ宝音図
エ次元チキミヒリニイシ天津太祝詞音図
イ次元チキシヒミリイニ天津すがそ音図
次に投げ棄つる御衣(みけし)<心の衣、五十音図>に成りませる神の名は、
・煩累の大人(わずらひのうし)の神。<不明瞭曖昧さの整理>
次に投げ棄つる御褌(みはかま)<分岐点>に成りませる神の名は、
・道俣(ちまた)の神。<表裏、陰陽、主客、前後、左右、上下等の分岐点を明かす>
次に投げ棄つる御冠(みかかぶり)<五十音図の一番上のア段>に成りませる神の名は、
・飽咋の大人(あきぐひのうし)の神。<明らかに組むその当人となる働き>
●『カ・マ』の内容
次に投げ棄つる左<アオウエイ>の御手の手纏(たまき)<判断にまといつくもの>に成りませる神の名は、
・奥疎(おきさかる)の神。<何かを他の何かから始まりの処に遠ざける働き>
・奥津那芸佐毘古(なぎさびこ)の神。<始めにある何かを或る処に渡すすべての芸を助ける働きの力>
・奥津甲斐弁羅(かいべら)の神。<始めにあるものを渡して或るものとの間の距離を減らす働き>
次に投げ棄つる右<ワヲウ江ヰ>の御手の手纏に成りませる神の名は、
・辺疎(へさかる)の神。<何かを他の何かから終結する処に遠ざける働き>
・辺津那芸佐毘古(へつなぎさびこ)の神。<終結点に向って何ものかを渡すすべての芸を助ける働きの力>
・辺津甲斐弁羅(へつかいべら)の神。<終結点にあるものを渡して、あるものとの間の距離を減らす働き>
●『ハラ』の内容
上(かみ)つ瀬は瀬速し、<ア-ワ>
下(しも)つ瀬は弱し、<イ-ヰ>
中つ瀬<エ、ウ、オ>に堕(い)り潜(かづ)きて、滌(すす)ぎたまふ時に、成りませる神の名は、
・八十禍津日(やそまがつひ)の神。<百音図の母音十音との半母音の十音は現象とはならない音でありますので、これを除きますと、残り八十音を得ます。この八十音が現象である実相、虚相を示す八十音、麻音図のア段(感情性能)の意義・内容の確認>次に
・大禍津日(おほまがつひ)の神。<イ段(意志性能)の意義・内容の確認、基礎原理>
この二神(ふたはしら)は、かの穢(きたな)き<気田無き>繁(し)き<>国に到りたまひし時の汚垢(けがれ)<気枯れ>によりて成りませる神なり。
●『ナ』の内容
次にその禍を直さむとして成りませる神の名は、
神直毘(かむなほひ)の神。<言霊オの宇宙>次に
大直毘(おほなほひ)の神。<言霊ウの宇宙>次に
伊豆能売(いずのめ)。<言霊エの宇宙>
●『ヤ』の内容
次に水底(みなそこ)<言霊エ段、>に滌(すすぎ)ぎたまふ時に成りませる神の名は、
底津綿津見(そこつわたつみ)の神。<言霊エから始まり、言霊ヱに終る働きによって外国の文化は世界文明に摂取される>次に
底筒(そこつつ)の男(を)の命。<言霊エから始まり、言霊ヱまでにどんな現象が実際に起るのか、が検討され、明らかに現象子音の八つの言霊によって示される事が分ります、エ・テケメヘレネエセ・ヱの八つの子音の連続>
中<言霊ウ段、>に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、
中津綿津見の神。<言霊ウの欲望性能で禊祓をすると、外国の産業経済活動が世界の経済機構に吸収され、その結果世界経済の中で所を得しめる働きがある>次に
中筒の男の命。<言霊ウ段に於ける禊祓がどういう経過を踏んで達成されるか、の言霊子音での表現が明らかとなった、ウ・ツクムフルヌユス・ウの八子音で表わす>
水の上<言霊オ段>に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、
上津綿津見の神。<言霊オから言霊ヲまでの働きによって外国で生れて来る各種の学問や思想等が人類の知的財産として摂取され、人類全体の知的財産の向上のためにその所を得しめることが可能であると確認された>次に
上筒の男の命。<外国の学問・思想等知的産物が世界人類の知的財産として所を得しめられるまでに、八つの現象を経過して行なわれる事が分りました。その経路はオ・トコモホロノヨソ・ヲの八つの子音であります>
●『サ』の内容
・天照らす大御神
・月読の命
・建速須佐の男の命