40。天の狭土の神。41。国の狭土の神。言霊ラ、サ
言霊ラ、サ 狭土の狭は耳の中の狭い所、土は椎(つち)で、耳の鼓膜を叩く槌の意。この場合も天の狭土は霊を、国の狭土は音声を受け持ちます。
言霊ラは螺(ら)に示されますように螺旋運動のこと、言霊サは坂(さか)・狭(さ)・差(さす)・指(さす)・咲(さく)・性(さが)・酒(さけ)・裂(さく)・先(さき)・柵(さく)等に用いられます。言霊ラは螺旋状に、言霊サは一定方向に、共に進む動きを示します。
天(あめ)の狭土(さつち)の神・言霊ラ 国(くに)の狭土(さつち)の神・言霊サ
耳孔に言葉が入って行く時の働きを示す言霊です。ラは螺の字が示すように螺旋状に入って行く働き、それに対して国の狭土のサは直線的な働きを示します。また天の狭土は霊を、国の狭土は言を担当していると言えましょう。
言霊サに漢字を当てますと、坂(さか)、狭(さ)、差(さ)す、指(さ)す、咲(さ)く、性(さが)、酒(さけ)、裂(さ)く、先(さき)、柵(さく)……等があります。
メモ--------------------
発声する方の野椎は野の広い範囲に渡って宣べ、多方向不特定多数へ向かうことになる(野)が、聞く方の狭椎はピンポイント(狭)に内容を受け取る様に働く。
受け取る側はぐるぐる廻っている様で自己に集中して行くような様態をとるか、一直線に自己に向かう様子となる。
これは同様に発声側主体側にも言えなくてはならない。
相手対象に向かうに述べることは広く緩慢ではあっても、その内容は意図した方向へ螺旋的にしろ直線的にしろ素早く到達(狭)しようとする。
山の神名は大山津見の神 ハ ・野の神名は鹿屋野比売の神 またの名は野椎の神 ヌ ・この二神山野によりて持ち別けて生みたまふ
主体的物理的条件が整い、先天、イメージ、言葉の形成から言葉の発声へと変態が進化していく。
次に四神続けて「狭」とある。、
「狭」とは○チョンのスが目覚めたもので言霊サのこと。
天の狭土の神 ラ ・先天の意図の霊と心、が後天の事象となって主体が目覚め、
国の狭土の神 サ ・先天の意図の体と音、が後天の事象となって客体が目覚めさせられ、
天の狭霧の神 ロ ・自他、主客、国との霧のかかった曖昧な状況を切り開き、
国の狭霧の神 レ ・自他、主客、天との霧のかかった曖昧な状況を切り開らかれ、
状況を語れば「こんにちは」と声を掛けられ、はっと緊張して相手を確かめようとする始めの時、文章を読んで視覚に焼きつきこれは何だという思いが起ころうとする時等に相当するだろう。
要するに言霊循環の天地の初発の時高天原に成りませる段階に当たる。
『先代旧辞本紀』には天祖として「天譲日天狭霧国禅日国狭霧尊」四神の統合された名称が見える。「譲・禅ゆずる」は揺するの比喩である。天地主客が揺すり揺すられ関係が始まることをいっている。
天の闇戸の神 ノ ・
国の闇戸の神 ネ ・
大戸或子の神 カ ・
大戸或女の神 マ ・
鳥の石楠船の神 ナ ・
大宣都比売の神 コ ・
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言霊サ 国の狭土の神
2011/4/25(月) 午前 5:05言霊ラサロレノネカマナコその他人文科学
ナイス!
0
先天十七言霊(天名)(あな)の活動の内容が津島と呼ばれる区分に属す十言霊(未鳴)(まな)の現象を経て一つのイメージにまとめられ、
次に佐渡島という区分の八言霊(真名)(まな)の現象で言葉と結ばれ、
口腔にて発声され(神名)空中を飛びます。
空中を飛んでいる音声も心を乗せています。その音声の心はフモハヌ(神名)(かな)の四言霊であり、やがて人の耳に達します。
この空中を飛び、人の耳に入り、聞いた人が復誦、検討して終に発言した人の言葉の内容を了解して、言葉の循環は終り(真名)、記憶として遺り、元の先天に帰ります。
発声されて空中を飛ぶ内容の四言霊、それが耳で聞かれ、了解されるまでの十言霊ラサロレノネカマナコを加えた計十四言霊の宇宙区分を大倭豊秋津(おおやまととよあきつ)島、またの名は天つ虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)と呼びます。
この区分の現象で言霊子音が出揃い、調和して(大倭)豊かに明らかに(豊秋)現われる(津)区分(島)の意です。十四言霊の中で初めの四言霊フモハヌ、志那都比古(しなつひこ)の神より鹿屋野比売の神までの四神は前号で説明を終えましたので、今号は言霊ラ、天の狭土(さづち)の神以下の十言霊、十神の説明より始めることといたします。
この大山津見の神、野槌(のづち)の神の二柱(ふたはしら)、山野によりて持ち別けて生みたまふ神の名は、
天の狭土(さづち)の神。次に
国の狭土の神。次に
天の狭霧(さぎり)の神。次に
国の狭霧の神。次に
天の闇戸(くらど)の神。次に
国の闇戸の神。次に
大戸惑子(おおとまどひこ)の神。次に
大戸惑女(め)の神。次に生みたまふ神の名は、
鳥の石楠船(いわくすふね)の神、またの名は天(あめ)の鳥船(とりふね)といふ。次に
大宜都比売(おほげつひめ)の神を生みたまひ、……
以上の古事記の文章に出て来る十神(十言霊)が、前の志那都比古の神以下の四神と合わせて大倭豊秋津島に属す十四神、十四言霊であります。
この大山津見の神、野槌の神の二柱、山野によりて持ち別けて……
発声された神名が大山津見の神で山を越え、鹿屋野比売の神で野に下って来て人の耳に入ります。
耳に入った言葉は次々に十の言霊、ラサロレノネカマナコの現象によって検討されて行きます。
天の狭土の神。次に国の狭土の神。
言霊ラ、サ
狭土の狭は耳の中の狭い所、土は椎(つち)で、耳の鼓膜を叩く槌の意。
この場合も天の狭土は霊を、国の狭土は音声を受け持ちます。
言霊ラは螺(ら)に示されますように螺旋運動のこと、
言霊サは坂(さか)・狭(さ)・差(さす)・指(さす)・咲(さく)・性(さが)・酒(さけ)・裂(さく)・先(さき)・柵(さく)等に用いられます。
言霊ラは螺旋状に、言霊サは一定方向に、共に進む動きを示します。
先天十七言霊(天名)(あな)の活動の内容が津島と呼ばれる区分に属す十言霊(未鳴)(まな)の現象を経て一つのイメージにまとめられ、
次に佐渡島という区分の八言霊(真名)(まな)の現象で言葉と結ばれ、
口腔にて発声され(神名)空中を飛びます。
空中を飛んでいる音声も心を乗せています。その音声の心はフモハヌ(神名)(かな)の四言霊であり、やがて人の耳に達します。
この空中を飛び、人の耳に入り、聞いた人が復誦、検討して終に発言した人の言葉の内容を了解して、言葉の循環は終り(真名)、記憶として遺り、元の先天に帰ります。
発声されて空中を飛ぶ内容の四言霊、それが耳で聞かれ、了解されるまでの十言霊ラサロレノネカマナコを加えた計十四言霊の宇宙区分を大倭豊秋津(おおやまととよあきつ)島、またの名は天つ虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)と呼びます。
この区分の現象で言霊子音が出揃い、調和して(大倭)豊かに明らかに(豊秋)現われる(津)区分(島)の意です。
十四言霊の中で初めの四言霊フモハヌ、志那都比古(しなつひこ)の神より鹿屋野比売の神までの四神は前号で説明を終えましたので、今号は言霊ラ、天の狭土(さづち)の神以下の十言霊、十神の説明より始めることといたします。
この大山津見の神、野槌(のづち)の神の二柱(ふたはしら)、山野によりて持ち別けて生みたまふ神の名は、
天の狭土(さづち)の神。次に
国の狭土の神。次に
天の狭霧(さぎり)の神。次に
国の狭霧の神。次に
天の闇戸(くらど)の神。次に
国の闇戸の神。次に
大戸惑子(おおとまどひこ)の神。次に
大戸惑女(め)の神。次に生みたまふ神の名は、
鳥の石楠船(いわくすふね)の神、またの名は天(あめ)の鳥船(とりふね)といふ。次に
大宜都比売(おほげつひめ)の神を生みたまひ、……
以上の古事記の文章に出て来る十神(十言霊)が、前の志那都比古の神以下の四神と合わせて大倭豊秋津島に属す十四神、十四言霊であります。
この大山津見の神、野槌の神の二柱、山野によりて持ち別けて……
発声された神名が大山津見の神で山を越え、鹿屋野比売の神で野に下って来て人の耳に入ります。耳に入った言葉は次々に十の言霊、ラサロレノネカマナコの現象によって検討されて行きます。
天の狭土の神。次に国の狭土の神。
言霊ラ、サ 狭土の狭は耳の中の狭い所、土は椎(つち)で、耳の鼓膜を叩く槌の意。
この場合も天の狭土は霊を、国の狭土は音声を受け持ちます。
言霊ラは螺(ら)に示されますように螺旋運動のこと、
言霊サは坂(さか)・狭(さ)・差(さす)・指(さす)・咲(さく)・性(さが)・酒(さけ)・裂(さく)・先(さき)・柵(さく)等に用いられます。
言霊ラは螺旋状に、言霊サは一定方向に、共に進む動きを示します。
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