石土毘古(いはつちひこ)の神、言霊ト。
石巣比売(いはすひめ)の神、言霊ヨ。
石・石は五十葉(いは)で五十音言霊。
土・土は培うで育てる意。即ち八つの父韻の働き。
毘古・主体を表わします。
石・石(いは)は五十音言霊。
巣・巣はその住家の意。現象子音がそこから生まれて来る元の宇宙、即ち母音の事。
比売・比売は姫で客体を指しています。
言霊がタトヨ……と続く過程は島名で津島と教えられています。先天構造が活動を起し、現象が生れて来ますが、津島と呼ばれる過程で先天の活動が実際に何を意図しているかを一つのイメージにまとめる働きをします。
先天構造の十七言霊が活動を起し、その先天宇宙が言霊子音ターと後天現象として姿を現わしました。
けれどそれは先天活動そのものであり、意識の及ばぬ領域のことですから、ターと現われても何の事だか分りません。
父韻はどんな並びになっているか、母音はウオアエ四次元の中の何の次元の活動か、を先ず調べる必要があります。
そのため過去の経験の記憶を呼び覚(さ)ますこととなります。
次元オの宇宙の中から五十音図の横の列の十音の並び即ち言霊トが、また縦の列のイ段を除いた四つの母音の並び即ち言霊ヨが思い起され、参照比較されます。
それによって先天活動の実際の意図は八父韻の如何なる並びか、母音に於いてはどの次元の意図か、が測られます。
以上は引用ですが、分からないところは飛ばしてわたしなりに解していきます。
自己の意識の他者となるもの(ここでは「おはよう」)が目覚めました。
でもどういう積もりで「おはよう」というのでしょうか。すがすがしい朝を共有したいからか、形だけは挨拶しておくだけか、後から続く長話を避けるためか、実際に発せられる挨拶の意図と意識の内容はまだ未定です。そこで自分の発する言葉の内容を特定しなければなりません。
そこでわたしは相手の人との関係を調べ探ります。
双方の結び付きを果たすのに好都合な自身の感情の次元や前回までの経験の次元等が決定されていきます。
ひとたびこの方向で挨拶をしようと全体像が決められていきます。
そこで相手に見合った感情や抑揚が選択され、
それを選択した場合の効果を計り、実があるとなれば、
多くの選択肢の中から最適な言葉の選択をし、
それを自分の意志意図として、
固めていきます。
このように発生する言葉の自分・相手への意図を解きあかす働きが石土毘古(いはつちひこ)の神です。
一方、石巣比売(いはすひめ)の神は、石土毘古の主体が探り出す自己の経験記憶、状態や自己の精神次元、自分のこの世の反映されたものたちを指します。
ひこはひめに働きかけなければ自己を見いだす事は出来ませんが、この段階では両者が培われる場面で、選択が結ばれようとしている段階です。
次の場面では両者が結ばれた状態が出現します。
大戸日別(おおとひわけ)の神です。
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19。石土毘古いはつちひこの神、20。石巣比売(いはすひめ)の神
言霊ト、ヨ 石土毘古の神の石は五十葉(いは)で五十音言霊、土は培うで育てる意、即ち八つの父韻の働きを示します。毘古は主体を表わします。石巣比売の神の石(いは)は五十音言霊、巣はその住家の意で、現象子音がそこから生まれて来る元の宇宙、即ち母音の事、比売は姫で客体を指しています。これだけでは何の事だか明らかではありませんが、言霊がタトヨ……と続く過程は島名で津島と教えられています。先天構造が活動を起し、現象が生れて来ますが、津島と呼ばれる過程で先天の活動が実際に何を意図しているかを一つのイメージにまとめる働きをします。言霊タトヨと続く働きを右の津島という島の意味と重ねてみますと次のような事が考えられて来ます。
先天構造の十七言霊が活動を起し、その先天宇宙が言霊子音ターと後天現象として姿を現わしました。けれどそれは先天活動そのものであり、意識の及ばぬ領域のことですから、ターと現われても何の事だか分りません。父韻はどんな並びになっているか、母音はウオアエ四次元の中の何の次元の活動か、を先ず調べる必要があります。そのため過去の経験の記憶を呼び覚(さ)ますこととなります。次元オの宇宙の中から五十音図の横の列の十音の並び即ち言霊トが、また縦の列のイ段を除いた四つの母音の並び即ち言霊ヨが思い起され、参照比較されます。それによって先天活動の実際の意図は八父韻の如何なる並びか、母音に於いてはどの次元の意図か、が測られます。
言霊トは十(と)・戸(と)・解(とく)・時(とき)・富(とみ)・年(とし)・説(とく)等に使われ、言霊ヨは四・世(よ)・欲(よく)・夜(よる)・嫁(よめ)・横(よこ)・酔(よう)等に用いられます。
石土毘古(いはつきひこ)の神・言霊ト、石巣比売(いはすひめ)の神・言霊ヨ
始めに大事忍男の神以下の十神(十言霊)は先天構造内に起こったものが如何なる事を意図したのかを一つのイメージにまとめる一連の作業だと申しました。ですから大事忍男の神・言霊タに続いて生れて来る神・言霊の解説もその一連の意図に沿った立場からお話をして行くことになります。石土毘古の石(いは)は五十葉(いは)で五十音言霊のことです。土は土壌で育てる働きを表わします。毘古はその原動力である八つの父韻の働きで、チイキミシリヒニ。五十音図は八父韻の両端にイ、ヰが付いて十音となり十を形成します。十(と)の言霊は横に並び、物事を創造して行く時間的な経緯を表わします。先天構造内に起こったものが実際どの様なものなのか、を時の経過に従って調べられる事を示しています。それは先天の意図が言霊の十個の戸を通過するようにして調べられる、ということが出来ましょう。
言霊トの単音に漢字を付して言葉とすると、次のように書くことが出来ましょう。十(と)、戸(と)、時(とき)、止(とまる)、解(とく)、鳥(とり)、通(とおる)、床(とこ)、樋(とひ)、問(とふ)、遠(とお)、……
石巣比売の神・言霊ヨの石は五十音言霊。巣は五十音を以って作られた巣の如きもので五十音言霊図。比売は「秘め」で言霊図の中に秘められたもの、この場合は言霊ヨで、世の中を構成している四つの母音性能を指します。世の中は言霊ウ(五官感覚に基づく欲望性能、その根本性能が人間社会に築くものは物質的産業・経済機構)、言霊オ(人間の経験知、その性能が社会化したものが広くは学問、物質的精神的科学)、言霊ア(人間の感情性能、その社会化現象は宗教、芸術)、そして最後の四番目の性能、言霊エ(人間の実践智性、その社会に於ける活動は政治、道徳)。以上の四性能によって築かれた四種類の社会を総合して世(四)の中と言います。
先天構造の活動によって生れて来た現象の意図は何であるのか、は先ず第一に大事忍男の神・言霊タが全人格として現われ、その実像が次に石土毘古の神・言霊トの現象によるイ・チイキミシリヒニ・ヰの十の言霊によって時間的位置が定められ、次の石巣比売の神・言霊ヨによって現世の人間性能の中のどの性能の働きに属すものなのか、四つの社会の中のどれに入るべき事なのか、が確められます。人間の全人格は五十音言霊図によって表示されます。それ故に先天から姿を現わした現象は先ず言霊図の横の十音(父韻)の時間的変化の法則の網を通り、次に縦四個の次元の篩(母音)を通ってそのイメージ化が進んで行きます。
言霊ヨの音ヨに漢字を当てますと、四(よ)、世(よ)、代(よ)、節(よ)、夜(よ)、宵(よひ)、酔(よう)、過(よぎる)、欲(よく)、横(よこ)、汚(よごれ)、……等が思い出されます。
「石」は「いは」とも「いし」とも訓まれるので、ここでは「いは」と訓め、という「訓注」 がついている。「いは」は大地に根を生やしたような大きな岩石のことをいい、したがって「頑丈堅固な」の意にも用いられる。それに 対して「いし」は持ち運びが出来る程度の大きさのものをいう。
紀では、前者の意の場合は「磐」、後者の意の場合は「石」 と書き分けているが、記ではすべて「石」の字を用いているので訓注が必要になったのである。岐・美二神の神生みの住居関係神の 第一に生れた神。住居の土台になる岩石と土で、敷地の神格化である。
メモ--------------------
タ--ア。下タ。全体がある。。剖判-統合結び。全体現象の押し出し。大事忍男。計画、プラン。
ト--オ。父、横、構造がある。主体側。石いわ、五葉。骨組み、時系。
ヨ--オ。母、縦、構造化ある。客体側。石いわ、五十葉。骨組みの設定。
ツ--ウ。主体が客体へ往く。働き。大戸(複数とびら)日別(次元分け)。
テ--エ。選択する(母を)。手を出す。天の吹き男。選定。
ヤ--ア。上タ。父のイメージ化。大屋。設計図。
下タ
風--霊、主体。。ト-ヨ
木--体、客体。。ト-ヨ
津--渡す、まとまる。ツ
別--剖判と結び。。テ
忍男--上タ。。。ヤ
風木津別忍男言霊ユ、、、ウ。(欲の湧出)
言霊タのじてんで後に現われる全てが包含されている。
考え、イメージ、言葉、発音、表現、了解等の全ては言霊タとして、コになるまで全て、大事が忍男押し出される。
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石土毘古(いはつちひこ)の神、石巣比売(いはすひめ)の神
言霊ト、ヨ 石土毘古の神の石は五十葉(いは)で五十音言霊、土は培うで育てる意、即ち八つの父韻の働きを示します。毘古は主体を表わします。石巣比売の神の石(いは)は五十音言霊、巣はその住家の意で、現象子音がそこから生まれて来る元の宇宙、即ち母音の事、比売は姫で客体を指しています。これだけでは何の事だか明らかではありませんが、言霊がタトヨ……と続く過程は島名で津島と教えられています。先天構造が活動を起し、現象が生れて来ますが、津島と呼ばれる過程で先天の活動が実際に何を意図しているかを一つのイメージにまとめる働きをします。言霊タトヨと続く働きを右の津島という島の意味と重ねてみますと次のような事が考えられて来ます。
先天構造の十七言霊が活動を起し、その先天宇宙が言霊子音ターと後天現象として姿を現わしました。けれどそれは先天活動そのものであり、意識の及ばぬ領域のことですから、ターと現われても何の事だか分りません。父韻はどんな並びになっているか、母音はウオアエ四次元の中の何の次元の活動か、を先ず調べる必要があります。そのため過去の経験の記憶を呼び覚(さ)ますこととなります。次元オの宇宙の中から五十音図の横の列の十音の並び即ち言霊トが、また縦の列のイ段を除いた四つの母音の並び即ち言霊ヨが思い起され、参照比較されます。それによって先天活動の実際の意図は八父韻の如何なる並びか、母音に於いてはどの次元の意図か、が測られます。
言霊トは十(と)・戸(と)・解(とく)・時(とき)・富(とみ)・年(とし)・説(とく)等に使われ、言霊ヨは四・世(よ)・欲(よく)・夜(よる)・嫁(よめ)・横(よこ)・酔(よう)等に用いられます。
石巣比売の神・言霊ヨの石は五十音言霊。
巣は五十音を以って作られた巣の如きもので五十音言霊図。比売は「秘め」で言霊図の中に秘められたもの、この場合は言霊ヨで、世の中を構成している四つの母音性能を指します。世の中は言霊ウ(五官感覚に基づく欲望性能、その根本性能が人間社会に築くものは物質的産業・経済機構)、言霊オ(人間の経験知、その性能が社会化したものが広くは学問、物質的精神的科学)、言霊ア(人間の感情性能、その社会化現象は宗教、芸術)、そして最後の四番目の性能、言霊エ(人間の実践智性、その社会に於ける活動は政治、道徳)。以上の四性能によって築かれた四種類の社会を総合して世(四)の中と言います。
先天構造の活動によって生れて来た現象の意図は何であるのか、は先ず第一に大事忍男の神・言霊タが全人格として現われ、その実像が次に石土毘古の神・言霊トの現象によるイ・チイキミシリヒニ・ヰの十の言霊によって時間的位置が定められ、次の石巣比売の神・言霊ヨによって現世の人間性能の中のどの性能の働きに属すものなのか、四つの社会の中のどれに入るべき事なのか、が確められます。人間の全人格は五十音言霊図によって表示されます。それ故に先天から姿を現わした現象は先ず言霊図の横の十音(父韻)の時間的変化の法則の網を通り、次に縦四個の次元の篩(母音)を通ってそのイメージ化が進んで行きます。
言霊ヨの音ヨに漢字を当てますと、四(よ)、世(よ)、代(よ)、節(よ)、夜(よ)、宵(よひ)、酔(よう)、過(よぎる)、欲(よく)、横(よこ)、汚(よごれ)、……等が思い出されます。
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