投稿日: Sep 17, 2016 5:21:23 PM
ユン ソクチュン文
イ ヨンギュン絵
かみやにじ訳
福音館書店
2007年5月初版
お隣の国、韓国の絵本。ユン ソクチュン(尹石重)がこの詩を書いたのはまだ韓国が日本の植民地だった時代(1940年)です。その60年以上を経てイ ヨンギュン(李昤庚)が2004年に絵を描き、絵本になりました。
普通の家には時計がまだ無かった時代です。ある女の子は、お母さんから隣のお店へ行って、時刻をきいてくるように頼まれました。しかし帰りに、興味を引かれる物に出遭い、次々と寄り道を重ね、家に着いたときは何時間も経っていた、というお話です。柔らかいタッチの水彩画が、懐かしい雰囲気を醸し出しています。
(紹介:清流祐昭,2016年8月4日)