投稿日: Sep 19, 2016 5:33:29 AM
幼保連携型認定こども園教育・保育要領の基本の策定に関わった委員が受け持って執筆したもの。要点別になっており、どれも見開きの解説となっていて、簡潔で分かりやすい。
(紹介:無藤 隆,2015年2月12日)
目次
はじめに( 秋田喜代美)
第1章 幼保連携型認定こども園と教育・保育要領新制度誕生の時代背景
子ども・子育て支援新制度と幼保連携型認定こども園(無藤 隆)
教育要領、保育指針との関係性 なぜ、新たに教育・保育要領が誕生したのか(無藤 隆)
教育要領、保育指針との整合性 教育・保育内容の同一性と小学校との円滑な接続が求められた(秋田喜代美)
小学校との円滑な接続 育ちと学びの連続性をどのように保障していくか(秋田喜代美)
第2章 教育・保育要領 理解のポイント
◎総則に関連して
0 歳から就学前までの一貫した教育を保障する 育ちや生活時間の差を包み込む全体計画の立案(秋田喜代美)
生活の連続性を確保し、一日の生活リズムを整える 無理なく自然な生活の流れを実現させるための配慮(神長美津子)
保育教諭に求められるもの 多岐にわたる高い資質が必要(矢藤誠慈郎)
家庭との連携、協力がますます重要に 園と家庭との生活の連続性を常に意識する(網野武博)
養護の理解は必須 教育の基盤として、総則の最初に養護が位置づけられた意味(増田まゆみ)
3 歳未満児が健康支援の新たな課題 生理的メカニズムを理解し、子どもと保護者への援助(帆足英一)
衛生・安全管理の意識をもつ 全職員が適切な判断と行動を取れるシステムを作る(吉川由基子)
食育にどのように取り組んでいくか 教育・保育活動の一環として「食にかかわる体験」を計画する(酒井治子)
子育て支援は認定こども園の本来業務 子どもや保護者の実情・気持ちを受け止める姿勢が大切(柏女霊峰)
◎ねらい及び内容並びに配慮事項に関連して
教育要領、保育指針との整合性 保育内容は教育要領から、養護的な部分は保育指針から(柴崎正行)
◎指導計画作成に当たって配慮すべき事項に関連して
長期の指導計画を作成する際の留意点 多様な視点から長期の見通しを持った計画を捉え直す(岡上直子)
短期(週・日)の指導計画を作成する際のポイント 長時間と短時間の担当同士が申し送りできる手順や形式の工夫を(渡邊郁美)
第3章 幼保連携型認定こども園 教育・保育要領 全文
これからのカリキュラムに必要な視点(岡村 宣)
生活の連続性を保障する手だて(渡辺英則)