投稿日: Oct 13, 2016 9:12:18 AM
園庭やお家の庭に出たときに,あるいはお散歩に出かけたときに,ちょっとしたカゴや空き箱を用意して,いろいろな葉っぱを集めてきましょう。大きな葉っぱ,小さな葉っぱ,変わった形の葉っぱ,おもしろい形の葉っぱ。形も違えば色も違います。
持ち帰った葉っぱを並べて分類してみるだけでも楽しい活動ですね。さらに,この葉っぱに絵の具を塗って,葉っぱのプリントをしてみましょう。これまたとっても楽しい活動になります。
葉っぱのプリントは一度で終わらず,何回かやってみるといいようです。2回目からは,今度はどんな葉っぱで作ろうかなと創造力がふくらみ,葉っぱ選びのときもじっくり観察してみようと思う気持ちがわいてきます。
いろいろな葉
絵の具
画用紙
新聞紙
紙ナプキン
新聞紙を敷き,その上に摘んできた葉っぱを載せ,水で溶いた絵の具を塗ります。色をべったり塗りすぎると,葉の周囲に絵の具がはみ出たりするので,絵の具はちょっと薄めに溶いて塗るのがいいようです。
画用紙の上に,葉の絵の具を塗った面を下にして置き,紙ナプキンで押えます。そうすると葉が紙に貼り付きますので,紙ナプキンですみずみまでしっかりと押えます。
画用紙の上の葉を取り除きます。
乾燥してパリパリになっている落ち葉は使いにくいので,できれば生の葉をちぎってくるか,落ちて間もない葉を使う方が失敗がありません。
アクリル絵の具を使うときには,絵の具が服に付かないように気をつけましょう。服に絵の具が付いたら,すぐに台所用洗剤とクレンザーを付けてもみ洗いし,絵の具を落としましょう。
葉っぱのプリントに入る前に,集めてきた葉っぱを使って・・・。
葉っぱの大きさ,形,葉脈の付き方,色などで種類分けをしてみましょう。図鑑で植物の種類を調べたり,組み合わせて見立て遊びをしても楽しいでしょう。
葉っぱの表と裏を見比べてみましょう。その違いに気づきますか。表と裏では,絵の具の付き方も,模様のつき方も違うことに目を向けてみましょう。
絵の具の代わりに,大きめのスタンプ台を使うこともできます。ローラーを使って葉に色を付けると,効率的にたくさんの葉に色を付けられます。
薄く絵の具をつけて葉脈を写し取るのではなく,べったり絵の具を塗って,葉の跡の形を楽しむこともできます。
白い画用紙の代わりに,別のものにスタンプできないか考えてみましょう。例えば紙袋,布,ウチワ,ハガキなどはどうでしょうか。黒い色画用紙に,白い絵の具を塗った葉の跡をつけても変わった効果が生まれ楽しいでしょう。
葉っぱのプリントができあがったあとで・・・。
マーカーや鉛筆で絵を描き入れたり,目玉シールを貼ったりしても楽しいでしょう。
葉と葉の隙間を,絵の具で塗ってもきれいです。
子ども・アート・サイエンスのページ
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子ども・アート・サイエンスのページ(黒画用紙)
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子供と一緒に楽しもう!葉っぱスタンプで作る夏小物
https://www.ebook5.net/blog/leafstamp/
葉拓を作ってみよう!
http://allabout.co.jp/gm/gc/72925/
葉っぱの代わりに,さまざまな素材を使ってプリントすることもできます。プチプチ,ダンボール,トイレットペーパー芯,ペットボトルのフタ,プリンカップ,スポンジなどを使っても楽しい模様ができます。もちろん,手や指でもスタンプできます。葉っぱ以外の素材でスタンプの材料になるものが無いか考えてみましょう。
(執筆:深田昭三,2016年10月11日)