投稿日: Feb 13, 2021 11:45:23 PM
令和元年9月10日に第1回目が開催された「子ども家庭福祉に関し専門的な知識・技術を必要とする支援を行う者の資格の在り方その他資質の向上策に関するワーキンググループ」(山縣文治座長)の、第10回が令和3年1月26日に開かれ、2月2日付で「とりまとめ」が出ました。
このワーキンググループは、厚生労働省社会保障審議会児童部会社会的養育専門委員会の下に、次の趣旨で設置されたものです。
「令和元年6月19日に成立した児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律(令和元年法律第46号)附則第7条第3項において、政府は、この法律の施行後1年を目途として、この法律の施行の状況等を勘案し、児童の福祉に関し専門的な知識及び技術を必要とする支援を行う者についての資格の在り方その他当該者についての必要な資質の向上を図るための方策について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとするとされている。これを受け、子ども家庭福祉に関し専門的な知識・技術を必要とする支援を行う者の資格の在り方その他資質の向上策についての検討を行うため、「社会的養育専門委員会」の下にワーキンググループを設置する。」
議論の過程では、専門資格の創設よりも研修等により資質向上を図ることを優先するような考え方も見られましたが、取りまとめ案では新たな資格創設の方針を打ち出し、そのあり方についての論点を整理しています。
制度設計はこれからですが、今後の動向を注視したいと思います。
◆同ワーキンググループのページ
子ども家庭福祉に関し専門的な知識・技術を必要とする支援を行う者の資格の在り方その他資質の向上策に関するワーキンググループ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
◆同ワーキンググループとりまとめ
(執筆:矢藤誠慈郎,2021年2月3日)