投稿日: Sep 19, 2016 5:35:50 AM
保育についてのテキスト、ということになるのですが、でも、それから想像されるところを遙かに超えた水準の本です。
河邉さんの実践や観察した保育の記録から保育を読み解き、実践への示唆を得ていくものです。おそらく現在の日本の幼児教育の実践に即したところの最上の解説書ではないでしょうか。このような本が生み出されるところまで保育実践研究は成熟してきたのです。
なお、河邉さんは今は大学教授なわけですが、元々長く幼稚園の先生だった人です。保育の助言ということで一緒になったことがありますが、その実践の細部の微妙かつ重要なところに立ち入った、厳しいが的確なコメントは本当に勉強になります。
(紹介:無藤 隆,2015年2月22日)