投稿日: Jan 24, 2017 8:5:19 PM
手作りコマの作り方は数々あるのですが,簡単に作ることができてよく回るのがペットボトルのフタで作るコマです。長く回り続けるコマを作るには,フタの真ん中に軸を通したり,軸をまっすぐに立てたりする必要があります。ペットボトルのフタだと,何度も作り直したり,簡単に調整したりできますので,工夫しやすいでしょう。
自慢のコマができたら,どれだけ長く回るのか記録を測ってもたのしいでしょう。うまく作れば30秒ぐらい回り続けるコマができます。
ペットボトルのフタ
爪楊枝(竹串,竹ひごでもかまいません)
目打ち(千枚通しやキリなどでもかまいません)
グルーガン(使わなくてもかまいません)
ペットボトルのフタの中心に穴を開けます。
爪楊枝のとがっていない方を下(接地面の方)にして差し込みます。竹串や竹ひごをカットして軸にするときには,接地面になる端を紙やすりでこすり丸めておくとよいでしょう。
(オプション)うまく回るコマができたら,グルーガンで爪楊枝とフタを固定します。
ペットボトルのフタに穴を開ける工程は少々危ないので,小さい子ならあらかじめ大人が穴を開けたものを用意しておいてもよいでしょう。ペットボトルのフタには固い素材のものと柔らかい素材のものがあります。固いフタ,滑りやすいフタに穴をあけるときには,ケガをしないように気をつけてください。
真ん中に穴を開けるのは意外に難しいので,先にマーカーなどで中心点に目印を付けてから穴開けをすると,うまく穴を開けることができます。
軸の長さや太さは,回り方と関係するでしょうか。軸の長さを変えてみたり,フタを取り付ける位置を軸の上の方・下の方に変えたりして,コマの回り方の違いを試してみましょう。太い軸と細い軸でコマを作り,回り方の違いを試してみましょう。
コマをどんな場所で回すのかも回り方に影響します。プラスチックなどのつるつるした面の上では長く回り,ざらざらした面の上では少し早く止まってしまいます。
フタにペンで色を付けたりして,回すときれいに見えるコマを作ってみましょう。
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ペットボトルに限らず,いろいろな種類のフタがあります。大きなフタ/小さなフタ,重いフタ/軽いフタなど,様々なフタに穴を開けて,軸をグルーガンで固定してみましょう。どんなフタがコマにふさわしいでしょうか。
ドングリごま,CDごまも有名です。ドングリごまは爪楊枝を差し込む穴を開けるのが少しむずかしいところがあります。CDごまは簡単でよく回りますが,工夫の余地がやや少ないかもしれません。
(執筆:深田昭三,2017年1月15日)