2023年11月 福岡県久留米市を訪ねました。戦時下の久留米市には、陸軍墓地がありました。現在は久留米競輪の競技場となっています。その場所にドイツ人俘虜慰霊碑が建てられています。1914年、第一次世界大戦での対ドイツ戦で、捕虜としたドイツ兵の収容所が久留米に置かれたのです。久留米は日本最大(1300名以上)の収容所がありました。なんと収容期間は5年3か月もの長きにわたりました。その間に、11名が亡くなりました。当時は別の地にあったのですが、この陸軍墓地の建設とともに移設されました。捕虜たちはドイツさんとも呼ばれ地元の人たちとの交流などもありました。彼らはゴム産業やハム産業に技術革新を起こした人材ともなりました。解放後も久留米に残り、生涯を終えた人もいます。
案内柱
碑
私と碑
氏名の刻字
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