満州佐伯村の碑

大分県佐伯市本匠

20226月、佐伯市本匠を訪ねました。番匠川の風戸大橋付近の河川公園に満州佐伯村の碑があります。日本の陸軍部隊による満州事変から、1932年に日本の傀儡ともいわれる「満州国」の建国されます。満州の支配を強固にしたい、また不況にあえぐ日本は国策として満州移民計画をかかげます。満州農業移民100万戸計画、いわゆる満蒙開拓です。広大な未開地を持つ満州には夢があると信じ、渡りますが、そこには、当然、現地の住民がいます。両者で戦闘もおきます。それで、1938年、満蒙開拓青少年義勇軍(満14~18歳までの青少年で組織)を募集。さらに多くの犠牲を出します。太平洋戦争の末期、日本が劣勢になると、ソ連の侵攻や現地民の反撃が始まり、開拓民たちは逃げまどいます。そんな中「中国残留孤児」などの問題も生まれてくるのです。27万人が満州にわたり、8万人が犠牲になったと言われます。ここ佐伯村からもたくさんの人が犠牲となりました。

関連資料

番匠川

風戸大橋

碑文

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