日本海大海戦30周年記念

大分県国東市櫻神社

2024年2月 大分県国東市(くにさきし)を訪ねました。国東町に櫻八幡葉神社があります。ここに日本海大海戦30周年記念碑があります。この碑は国旗掲揚の支柱の基礎碑です。日本海大海戦とは日露戦争(1904-1905)でのロシア・バルチック艦隊との戦闘のことです。日本が一等国の仲間入りをしたと自覚する戦争となった日露戦争から30年が経って、建てられた碑です。それは、1935年(昭和10年)、つまり、満州事変が起き、本格的な日中戦争へ進もうとしていたころです。戦時下、神社は公民館的な役割も持っていて、地域の人々が集まる場所でした。軍部は、神社を管理下に置き、戦意高揚をはかる場としました。この碑に国旗が掲揚され、地域の子ども達も奮い立ったことでしょう。そんな時代を語ってくれます。

関連資料

支柱

地図

googlemapより