朝見神社の皇紀2601年国光碑

2022年10月　大分県別府市を訪ねました。朝見神社に紀元2601年（1941年）に建立された「国光」の碑があります。この碑は国旗を掲揚するための碑だったそうです。前年の1940年は満州事変(1931年)からの日中戦争が泥沼化し、この年には太平洋戦争開戦となる激動の年です。国民（臣民）の士気を高め、戦争に対する意識を高揚させるためこの碑が利用されました。「国光」とは、国の威光のことです。皇紀や紀元は神武天皇の即位を元年とする日本独特の暦によります。