豊予要塞地帯の捕虜収容所

大分市佐賀関

銅の生産で知られた佐賀関。日本鉱業(現JX金属)がその中心的存在でした。ここには、関の大煙突と呼ばれる、高さ167m 、1916年当時世界一の煙突がありました(現在は解体されています)。この一帯は豊予要塞地帯とされ、陸軍の管轄下でした。軍需品として銅が増産されます。そんな中、工場の敷地内に捕虜収容所が造られたのです。これは、福岡俘虜収容所の派遣所として造られたものです。オーストラリア兵203人、英兵6人が収容されましたが、工場での労働を課せられます。しかしながら、一方で、捕虜の方と監視員の方の心の交流もあったようです。

関の大煙突・日本鉱業

現在の日本鉱業

当時の様子

当時の様子

関連地図

関連動画