永石温泉の国威宣揚の碑
大分県別府市の戦跡
2022年2月 大分県別府市を訪ねました。別府市の永石温泉の浴後休憩広場に紀元2601年(1941年)に建立された「国威宣揚」の碑があります。書は古賀峯一中将(佐賀県出身)によるものです。地域の方の話によると国旗を掲揚していたのだとのことです。前年の皇紀2600年行事が続く中、建設されたのです。満州事変(1931年)からの日中戦争が泥沼化し、太平洋戦争開戦となる激動の年です。国民(臣民)の士気を高め、戦争に対する意識を高揚させるため「国威宣揚」という明治天皇の言葉を利用したのだと思われます。紀元は神武天皇の即位を元年とする日本独特の暦によります。
関連資料
永石温泉
国威宣揚碑
国威宣揚碑
古賀峯一中将
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