2022年10月、宇佐市安心院を訪ねました。三女神社には太平洋戦争(大東亜戦争)の戦没者のための英霊社があります。その拝殿は、もともと安心院小学校の奉安殿だったのです。奉安殿とは戦時下の学校に置かれたもので、御真影(天皇皇后の写真)や教育勅語が安置されたものです。戦後、多くは取り壊されたのですが、ここに残されたのです。現在は平和を願う、地域の拠点でもある神社が、戦時下においては軍部の思惑もあり、戦意高揚に利用された時代があったのです。
関連資料
案内板
本殿
鳥居
拝殿(奉安殿)
案内板
英霊社
大東亜戦爭により安心院町でも多くの戦死者をだしたが、終戦直後の昭和二十年十月この犠牲者の霊を慰めたいと当時の山田吉太宮司の発案にて、安心院小学校の奉安殿を町よりゆずり受け安心院地区二百二十余柱の英霊をこの聖地に奉安鎮座ましますこととした。 爾後毎年春分の日に慰霊祭を執行し現在に至っており町民の厚き信仰を得ている。
戦跡写真部
関連地図(googlemap)
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