回天神社
大分県日出町大神
大分県日出町大神
2022年10月 大分県日出町大神を訪ねました。ここでは人間魚雷「回天」の訓練基地がありました。その敷地内に神社が建てられたのですが、戦後、回天神社として近隣の住吉神社敷地内に移設されました。
回天神社
石段
石碑
回天の模型(1/3大)
戦跡写真部
由緒など
回天
太平洋戦争の末期 堅く神州の不滅と皇国の必勝を信じ 一死国難に殉ぜんとする 弱冠二十の若桜 相競ひ大神突撃隊に参加 水明の海辺に菊水の大旆打樹てゝ 特攻兵器「回天」の訓練に烈々と精根を傾倒せり
こゝに吾等関係者往時を偲び相計つて回天模型を奉納する
昭和五十六年四月二十五日
大神回天隊
回天
太平洋戦争の末期 堅く神州 (*1)の不滅と皇国 (*2)の必勝を信じ 一死 (*3)国難(*4) に殉ぜんとする 弱冠二十の若桜 相競ひ大神突撃隊に参加 水明(*5) の海辺に菊水の大旆(*6)打樹てゝ 特攻兵器「回天」の訓練に烈々(*7) と精根を傾倒せり
こゝに吾等関係者往時を偲び相計つて回天模型を奉納する
昭和五十六年四月二十五日
大神回天隊
(*1)しんしゅう。自国(日本)を誇って言う時の呼称
(*2)こうこく。天皇がおさめる国
(*3)一死は死ぬこと。命をかけて? ※一死報国=命をかけて国の恩に報いる
(*4)国の危難
(*5)澄んだ水が太陽の光などで輝いていること
(*6)菊水の旌旗(せいき)は楠正成の旗のことのようだ
(*7) 勢い激しいさま
【看板①】
平和祈願奉納書
人間魚雪回天機関部
作詩 諸富和之
本一基は第二次世界大戦末期において回天特攻隊員が搭乗され多くの若桜が烈士として捨身殉国の壮挙に参陳戦死者を出しました
人間魚雷の一部回天の機関部と推進器です この人間魚雷回天は九三式魚雷機関部等を平成七年(一九九五年)七月二日杵築市狩宿の漁師大川智安氏が、大分空港一六〇〇メートル沖合地点で漁労中に漁網にかけ引上げました 当時海水浴場のサメ侵入防止網設置の狩宿区三役が協議し亀井保典氏宅に保管していました
ところが平成十三年四月吉日回天神社の改築に際し魚雷の保管中のことを旧人間魚雷特攻隊員の知る処となり大分県在住の元特攻隊員四名が同魚雷を見分しこの魚雷一基は九三式人間魚雷である旨確認をいたしました
〇〇経緯から同人間魚雷回天を回天神社の大祭に銘して本〇神前に奉約して、半世紀有余前に国防の第一線特殊兵器として大海を血に染めたこの回天を自今長く長く続く平和の守り神となりますように祈願し奉納いたします
平成十四年四月二十四日
奉納同士一同
回天機関部第一発見者 大川 智安
同士 三好 道繁
同士 日浦 冨行
同士 琢間 龍男
回天保管者 亀井 保典
〇〇〇
平和祈願奉納書
人間魚雪回天機関部
作詩 諸富和之
本一基は第二次世界大戦末期において回天特攻隊員が搭乗され 多くの若桜が烈士 として捨身殉国の壮挙 に参陳 戦死者を出しました
人間魚雷の一部 回天の機関部と推進器です この人間魚雷回天は九三式魚雷機関部等を 平成七年(一九九五年)七月二日 杵築市狩宿の漁師大川智安氏が、大分空港一六〇〇メートル沖合地点で漁労中に漁網にかけ引上げました 当時海水浴場のサメ侵入防止網設置の狩宿区三役が協議し亀井保典氏宅に保管していました
ところが平成十三年四月吉日回天神社の改築に際し 魚雷の保管中のことを旧人間魚雷特攻隊員の知る処となり 大分県在住の元特攻隊員四名が同魚雷を見分し この魚雷一基は九三式人間魚雷である旨確認をいたしました
〇〇経緯から 同人間魚雷回天を回天神社の大祭に銘して 本〇神前に奉約して、半世紀有余前に国防の第一線特殊兵器として大海を血に染めたこの回天を 自今 長く長く続く平和の守り神となりますように祈願し 奉納いたします
平成十四年四月二十四日
奉納同士一同
回天機関部第一発見者 大川 智安
同士 三好 道繁
同士 日浦 冨行
同士 琢間 龍男
回天保管者 亀井 保典
〇〇書
【看板?②】
回天神社由来
御祭神 天照大神 應神天皇 楠正成
祭祀者 大神突撃隊〇 海軍大佐 山田盛重
御分神 昭和二十年 四月二十日
大神突撃隊 〇舎内に鎮座 同年 四月二十三日
同隊開隊式(〇〇前) 同年 四月二十五日
同隊南西髙地に御遷宮 同年 八月二十五日
同隊解隊に付一時住吉神社境内に御奉遷 同年 月 日
〇隊内に御奉遷
御例祭 毎年四月二十五日
大東亜戦争の末期堅く神州の不滅と皇國乃必勝とを信じ一死國難に殉せんとする弱冠二十の若櫻相競ひて大神突撃隊に入り水明の海邊に菊水の大旆打樹てゝ特攻兵器回天の訓練に烈ゝ精魂を傾倒せり
回天隊歌
一、 悠久不滅神州の 闘〇誰か〇ふべき
若き君忠丈夫の 血潮逆巻く回天隊
二、 其の名も清き大神に 楠八幡精神修得の
戦友は微笑今ぞ征く 無敵の誇り回天隊
三、 七度人と生まれ出で 回〇轟丈必殺の
弱冠二十の若桜 從容散り行く 回天隊
四、 水漬く屍の礎を 天〇〇の〇〇を
訪ふ春を信ず〇・・・〇義烈なり回天隊
(終)
【看板②】
回天神社由来
御祭神 天照大神 應神天皇 楠正成
祭祀者 大神突撃隊〇 海軍大佐 山田盛重
御分神 昭和二十年 四月二十日
大神突撃隊 〇舎内に鎮座 同年 四月二十三日
同隊開隊式(〇〇前) 同年 四月二十五日
同隊南西髙地に御遷宮 同年 八月二十五日
同隊解隊に付一時住吉神社境内に御奉遷 同年 月 日
〇隊内に御奉遷
御例祭 毎年四月二十五日
大東亜戦争の末期 堅く神州の不滅と皇國乃必勝とを信じ 一死國難に殉せんとする弱冠二十の若櫻 相競ひて大神突撃隊に入り 水明の海邊 に菊水の大旆 打樹てゝ 特攻兵器回天の訓練に烈ゝ精魂を傾倒せり
回天隊歌
五、 悠久不滅神州の 闘〇 誰か〇ふべき
若き君忠丈夫の 血潮逆巻く 回天隊
六、 其の名も清き大神に 楠八幡精神修得の
戦友は微笑 今ぞ征く 無敵の誇り 回天隊
七、 七度人と生まれ出で 回〇轟丈必殺の
弱冠二十の若桜 從容 散り行く 回天隊
八、 水漬く屍 の礎を 天〇〇の〇〇を
訪ふ春を信ず 〇・・・〇 義烈なり 回天隊
(終)
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