入植記念碑と火の見やぐら
大分県豊後高田市桂区
大分県豊後高田市桂区
2022年10月 大分県豊後高田市を訪ねました。呉崎砲台付近に桂区の集会所があり、そこに「入植記念碑」があります。戦争は多大な被害を、戦闘終了後ももたらしました。飢餓に苦しむ人々もたくさんいました。そんな中、復興の意欲に燃え、この地に入植してきた人たちがいたのです。火の見やぐらは当時からあるシンボルだそうです。
関連資料
碑
碑文
消防団
火の見やぐら
碑文
戦後の食糧増産と農家の二三男対策事業として県は西国東干拓地に入植を前提に大分県郷土開発青年実践班を県内外より募集 昭和二十八年二十九年三十年の三年間に六十三名が第一工区に入植した
二十九年五月西国東干拓地開拓農業協同組合を設立し 五十二年に解散する迄政府資金の借入返済農産物の共同販売をし村作りの基盤を作る
入植時は水道電気はなく道路もない干陸地を日夜除塩作業の傍ら住宅の建設にあたった時に平均年令二十三才年であった
当干拓地は海抜零米にして雨期に入るや畑宅地共冠水し作物の被害は云い知れぬものがあった
三十六年水害対策として干拓土地改良区を設立し県営に依る排水ポンプの新設により水害から多少はまぬがれたものの充分ならず 五十三年より道排水路の整備を現在も着々と進められ念願の排水も容易になる事と思考する
入植三十五周年を記念し入植者の氏名を後世に称へこの碑を建立する
昭和六十三年十月吉日
関連地図(googlemap)
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