陸軍歩兵「七難八苦」戦没碑
大分市熊野神社
大分市熊野神社
2025年08月、大分県大分市を訪ねました。熊野神社には陸軍歩兵戦没碑が残されています。1904年に始まった日露戦争。第47連隊第4中隊の地域出兵。戦没者の碑です。そこに「七難八苦」の文字が刻まれています。これは、戦国武将・山中鹿之介の「我に七難八苦を与えよ」と言う言葉からです。この言葉は、忠君の証として、戦前戦中の教科書に掲載されてもいました。戦士という苦しさに耐えて、忠君を貫け、という意味につながります。日露戦争で、日本は勝利します。この勝利により、世界の強国になったとの自覚が生まれ、また、世界も、そう考えました。しかしながら、この勝利は、さらなる大きな戦争への道となり、最終的には、核爆弾を被爆するまで、進んでしまったのです。
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碑
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山中鹿之介
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