陸軍石垣原分院跡

いしがきばるぶんいん

大分県別府市荘園町石垣原

温泉の町 別府市。戦前から保養地としてにぎわいました。太平洋戦争後には米軍が進駐し、チッカマウガキャンプと名付けもしました。1912年、この別府(田の湯地区)に田の湯の陸軍病院(小倉分院)が建てられました。また1937年に日中戦争がはじまると戦病患者増加し、さらに分院が必要となったのです。田の湯の陸軍病院から北西2.5kmの石垣原地区に、さらなる分院が建てられました。これが陸軍石垣原分院と呼ばれるものです。ベッド数230床で、将校病棟もありました。戦後は国立療養所西別府病院となり、付属看護学校も造られました。石垣原の名の通り、古代からの鶴見岳の噴火による石が点在しています。その石(別府石とよばれる)を利用した石垣は現在も残っています。

関連資料

現在の姿

付属看護学校の碑

将校病棟に置かれた石灯篭

別府石を配した日本庭園跡

石垣と排水口

石垣と私

別府市

田の湯陸軍病院の門柱

関連地図

関連動画