梨本宮陸軍大将の松林
大分県別府市の戦跡
戦跡の声を聴くシリーズ
2022年8月 大分県別府市の別府公園を訪ねました。ここに巨大な松の林があります。これは梨本宮守正王陸軍大将が日露戦争後に療養で、西園寺公望とともに別府を訪れ、70日間の滞在後に下賜したお金を元に植樹したものです。3万800坪の土地に、3万800本の松を植えました。梨本宮陸軍大将は皇族、西園寺公望は後の内閣総理大臣です。皇族、軍、政治が密接に関わりあっていた時代、そして、別府が兵士の温泉治療の役割を担っていく時代をこの松林は語っています。なお、この一帯は終戦後に米軍のチッカマウガキャンプとして、使用されました。
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