豊予要塞・鶴御崎砲台

大分県佐伯市鶴見町

2024年4月、佐伯市を訪ねました。ここには、陸軍豊予要塞の鶴御崎(鶴見崎)砲台が置かれていました。豊予要塞とは敵の戦艦の瀬戸内海への侵入を防ぐもので、豊後水道を囲むように設置された砲台です。戦時下、瀬戸内地方には軍艦を製造する拠点があったのです。いわば、軍部にとっての生命線ともいえる海だったのです。実は、この砲台は、先行した丹賀砲台の爆発事故により、代替として設置されたものでした。山中、崖面に4か所の砲台跡を確認しました。この壕で、若者たちが海を見張る、そんな時代があったのです。

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