2022年10月、宇佐市安心院町に戦争関連碑の探訪に出かけました。古川地区の三嶌神社に「結成紀念 消防組」の碑があります。昭和13年3月の建立です。消防組とは、地域(地区の集まり)で消火活動にあたる組織です。江戸時代からの「火消し」の役割を引き継いだものです。ところが、太平洋戦争末期からの空襲で、消火作業は防空業務と切り離せぬものとなります。各地で防空消火訓練なども行われます。時代は、本土空襲に備えて、動き出すのです。そのような経緯で、昭和14年から「消防組」は「警護団」となっていくのです。戦争により消えていった「消防組」は、そんな時代の語り部です。
関連資料
碑
碑
鳥居
手水鉢
防空防火ポスター
消火弾
防火用砂袋
防火チラシ
関連地図(google)