丹賀砲台爆発犠牲者の忠魂碑

大分県佐伯市

2024年4月、佐伯市を訪ねました。ここには、豊予要塞の丹賀砲台が置かれていました。豊予要塞とは敵の戦艦の瀬戸内海への侵入を防ぐものです。戦時下、瀬戸内地方には軍艦を製造する拠点があったのです。丹賀砲台は、山頂に巡洋艦「伊吹」に搭載されていた30cm「カノン砲」が二門設置されました。昭和17年1月11日、戦闘に備えて実射訓練を開始。8発を発射し最初の4発は射程距離1万メートル(10km)、後の4発は射程距離2万メートル(20km)を発射。最後の1発が砲身の中で暴発し、砲塔井の根元から吹き飛ばされました。この爆発事故により、16名の犠牲者が出ました。その慰霊碑が忠魂の碑として建立されています。

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碑文

砲台入口

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